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『インターステラー』を今ごろ見る。(AIと恐怖の話再び)

たった今、クリストファー・ノーラン『インターステラー』を見たのですが (やっと今ごろかよ) 、はぁ~面白かった。こんなヒューマンなラストだったんですね。

以前自分で書いた、AIと恐怖の話がやっぱり出て、(過去記事『AIに心はあるのでしょうか』)

考えてみるとそりゃそうですね。
「愛か恐怖か」とは、文明─ “迷える子羊” である私たち、にとって、命題なのではないでしょうか。

「ロボットには恐怖がないからダメだ!」とかって言ってますね。それからロボットTars (あのフォルムとても興味深い!) を「ロボットに感情はない、同情するな!」とかって言ってますね。

面白いのは、この映画では人工知能がそれをすんなり受け入れているところ。どうも感情面で人間を超えようとしない。ラストシーンでも、人間とAIは、再び宇宙へ向かう良き相棒のような振る舞いでした。人工知能を時代がどう捉えていくか、が表れているのかも。2014年公開の映画です。

それと、これは私の誤読かもしれないですが、『2001年宇宙の旅』『2010』へのオマージュ、アンサーと読めるところがちゃんとあって (恐怖についてもそうですが) 、なんとも嬉しい気持ち。

それにしても、

5次元、
重力、
どうやって愛を認識するのか……

面白かったです。
そして世界が何百年経っていようと、人類のクォンタムジャンプの鍵は「愛と感謝」なんだな。

なんでもっと早く見なかったんだ。
ですが、もし当時見ていたとしても、単なるSFとしてしか認識できなかったかもしれないので、そしてすぐ忘れたかもしれないので、
やっぱり今ごろ見てよかったなと。

しかし160分はちょっと長いな……。

『インターステラー』予告

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