Safeology研究所

「安心をデザインする」をキャッチフレーズに活動する団体です。 Webページは http…

Safeology研究所

「安心をデザインする」をキャッチフレーズに活動する団体です。 Webページは https://safeology.org/wp/ 連絡先は safeology.lab@gmail.com

最近の記事

締め切りが過ぎた夜に

こんにちは、研究員の冨永です。 このnoteへの投稿は 研究所メンバー間の当番制になっています。 締め切りは毎週月曜日です。 そう、昨日です。 そして、昨日の当番は、僕でした。 前日まで覚えていたのに 当日になってすっかり忘れてしまいました。 というわけで、締め切りが過ぎた夜に これを慌てて書いています。 先週の山川さんの投稿によれば 安心は創造性の母かもしれない、というわけで 僕は今、アタフタ焦っていて安心しておらず 創造性が期待できない状態にあるようです。 しかし、書

    • 安心は創造性の母かもしれない

      今回は、良い発想をするためには安心さが重要ではないか、というお話です。Safeology研究所の山川です。 前回、谷内さんが「発想のベースにリラックスやほっとする感覚がある」という話をされていました。この文章に刺激をうけて自分の中で出てきたものがいくつかあるので、それを書いてみたいと思います。 一つ目は、瞑想をしていると突然良いアイデアが降ってくることがあるという点。以前、毎朝30~40分の瞑想をしていた際、最初のうちはいろいろと雑念が浮かんだり消えたりしてますが、そのう

      • 饂飩(うどん)から焼き鳥と串カツにほっとする安らぎ

        この暫くの蕎麦や饂飩などが話題に続いて今回は小学校時代の些細な思い出から....研究員の谷内です。 小学校時の友達には歯医者に酒屋、電気屋、牛乳屋、花屋、饂飩屋などの商店の息子が結構いました。彼らと遊んでいると酒屋ではバヤリースオレンジや三ツ矢サイダーを出してもらい、とても嬉しかったものです。いまだに忘れられないのは、遊んでいた数人に饂飩屋の親父さんが「お腹空いただろう」と店に招き入れてくれた時のことです。なんと皆んなに、きつねうどんを作ってくれたのです。味わいながら、お店

        • 翻訳と星、そしてビール半ダース

          Safeology研究所の田中です。 前回のnoteにて、山川さんは「かんじんなことは、目には見えない」というタイトルをサン=テグジュペリ著『星の王子さま』から引用しています。久しぶりに読んでみようと思い、本棚を探したのですが、フランス語のペーパーバックしか見つかりません。これは、確かフランス語を学習してみようかなと思い、大学生時代に気まぐれで購入したけど、読まずに放置された一冊です。 そこで、AmazonのオーディオブックAudibleで無料だった内藤濯(ないとう あろ

        締め切りが過ぎた夜に

          かんじんなことは、目には見えない

          Safeology研究所の山川です。 前回の藤平さんのお話は蕎麦でした。 私が住んでいる福井は実は蕎麦処です。そのことは私も福井に住むようになてから始めて知りました。 大学時代は山岳部に所属していたので北アルプスには良くいきました。そのせいで、蕎麦処といえば信州というのが焼き付いていましたが、福井に来て蕎麦を食べてみると信州で食べる蕎麦よりおいしいではありませんか。(個人の感想です) そのせいかどうかわかりませんが、福井に来てしばらくしてから蕎麦打ちをはじめました。最初

          かんじんなことは、目には見えない

          吸うも吸わずも推し次第

          今回も冨永さんから心を射貫かれるテーマが流れてきました。 蕎麦・・・想像するだけで香りと食感が脳裏に浮かびます。 研究員のふじひらです。 昔、高校生や大学生の頃は圧倒的うどん派でした。 高校時代に鉄道研究部に籍を置くぐらいの鉄ちゃん(今では鉄オタでしょうか)だった私は、昔の鉄道旅の合間に、まだ各地に点在していた立ち食い蕎麦屋でうどんの食べ比べをするといった感じでした。 代謝の多い年頃でしたので、蕎麦では物足りないという印象でした ところが、30代にも入っていくと、蕎麦の

          吸うも吸わずも推し次第

          お手軽さが積み重なる間に。。

          こんにちは、Safeology研究所研究員の冨永です。 唐突ですが、蕎麦が好きです。 手打ちの十割蕎麦が特に好きです。 蕎麦の風味が強く、色味がマダラの野趣に満ちた感じの蕎麦。 スーパーでは売っていなくて、蕎麦屋さんじゃないと食べられない。 手間暇かかった蕎麦。 そいういう蕎麦が好きです。 もし、自分で蕎麦が打てたら プロのように美味しくできなくても もしかして、とても美味しく食べられるのではないか とも思います。 それを食べた人がどう思うかは別として。。。 僕は今、

          お手軽さが積み重なる間に。。

          自給自足と安心

          昔から自給自足に憧れていました。Safeology研究所の山川です。 前回のnoteでは森田さんが「暮らし」と安心について書かれていました。それを読みながら私の中で連想されたのが、このコトです。 私が子供の頃、野菜は家に続く畑でつくっていました。米も中学校までは田んぼがあったので食べていたのは自家製でした。また、庭に鶏小屋があり卵は毎日そこから取ってきていましたし、たまに隣にある肉屋さんに鶏を持っていき、それが鶏肉になって戻ってきていました。 お風呂は五右衛門風呂で、父

          自給自足と安心

          「暮らし」を優先してみたら ー健康と安心感の考察ー

          Safeology研究所の森田です。 研究員の田中さんに倣い、今回は私も好きな小説を引用してみます。 「虫ケラのように負けまくる」というのは、小説の中では愛する妻をガンで失い、女性へとトランスジェンダーしてひとり息子を育て上げたえり子(元の名は雄司)さんが、人生の中でこっちの都合なんかお構いなしに襲いかかってくるひどい悲しみや苦しみに打ちのめされることを指しているのですが、「死」ほど深刻ではないにせよ、自分に失意をもたらすような、あるいは強制的に動けなくさせるような何かとい

          「暮らし」を優先してみたら ー健康と安心感の考察ー

          科学と反芻

          Safeology研究所の田中です。 大学に入学して、いくつかの季節を経た二十歳のとき、初めての彼女が私にできました。彼女は聡明で美しく大変モテたので、私と付き合い出す過程にも色々なことがありました。高校でデザインを学び専門性を活かした仕事に就く社会人の彼女、田舎の進学校を卒業して国立大学の物理学科に身を置く女性恐怖症だった私。 ケンカをするたび、「悪い点を挙げてもらえば、議論して改善するよ。」という私と、「嫌なことを言うなんて恥ずかしくて出来ない。」という彼女。よくある

          「そくざ」と「じっくり」

          「お前は大上段から切り込んでくる」とかつて言われたことがあります。先輩や友人との話し合い や議論を行っていた時のことです。研究員の谷内です。 いつも話題に興味を持ち素直に発言していたのですが、友人に「よく言えば確信をついてくる、逆に痛いことや言って欲しくないところををついてくる」と言 われたこともありました。こんなことがきっかけで、対話や発言を意識し始めたのを覚えていますが、いまだに「口が悪い」とか「毒舌を吐く」などと友人に言われています。このことは藤平さんの「即興」からま

          「そくざ」と「じっくり」

          当意即妙でライブにダイブな人生

          「即興」。私のように音楽や対話をする人間にとっては、非常に大切なコミュニケーションスキルだと思います。 当意即妙な人物だね、なんて云われるような人間になってみたいものです。 研究員のふじひらです。 前回の冨永さんの即興、ゾーン、共鳴といった言葉は、云わば「ライブ」で感じられるモノなのかなと思います。ここでいうライブとは音楽だけではなく、対話や体験、読書といったさまざまな「場」を表しています。没入できるライブとは恐らく、自分がプレイヤーでもあり、オーディエンスでもあって、そ

          当意即妙でライブにダイブな人生

          その場限り、一回限り

          こんにちは、Safeology研究所の冨永です。 前回の山川さんの記事に「即興」という言葉が出てきました。 僕がとても大切にしていることであり その感覚を掴みかけては逃げられて ということを繰り返していることでもあります。 即興で乗り切ろう!と覚悟を決めて ファシリテーションの現場に臨むと あっちにふらふらこっちにふらふら 焦点が定まらないファシリテーションになることもあれば その場に集った人たちが発する空気とうまく共鳴して その場だからこそできた、もう2度と再現できないで

          その場限り、一回限り

          教育、即興、身体

          Safeology研究所の山川です。先週に続いての投稿です。 私は大学時代に、当時、宮城教育大学の学長であった林竹二の著書を読み、小学校の先生になりたいと思ったことがありました。しかし、理学部所属だったので、中学校と高校の教員免許は所得できましたが、小学校の教員免許は取得できず、結局、研究の道に進みました。 当時読んで衝撃を受けたのは、『学ぶこと変わること 写真集・教育の再生をもとめて』という本です。林は神戸にある定時制の湊川高校で「人間について」というテーマの授業を行い

          教育、即興、身体

          自分の弱みが、自分の強み

          Safeology研究所の山川です。 私は大学と大学院で物理を学んでいました。そのころ、世界がどう成り立っているのかという描像と理屈、それに論理の世界に遊んでいました。そのころは自分の感情にあまり興味がなく、むしろ論理を進めるのにじゃまになると考えていたふしがあります。 前の投稿で田中さんが、自分や他者の感情を推測するゲームやワークを授業に取り入れていると書かれていましたが、私も現在担当している授業や講座の多くでは、感情を探究したり推測したりするワークを取り入れています。

          自分の弱みが、自分の強み

          ゲームを通して自分ごと化する多様性と共感

          Safeology研究所の田中です。 前回のnoteにて、谷内さんは「対話」の語呂合わせを紹介しました。福井県の大学が連携して行う地域協働学習プロジェクトの事前学習にて、私は谷内さんから発想法を学んだのですが、その一つが語呂合わせでした。 私は、勤務校の1回生前期にデザイン思考を学ぶ科目「情報デザイン論」を担当しており、この発想法を1回目に取り入れています。たとえば、「遠隔」から、円書く、○描く、¥欠く、(ToT)確、円角など、新たなイメージを創造します。 今日4/30

          ゲームを通して自分ごと化する多様性と共感