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当意即妙でライブにダイブな人生

「即興」。私のように音楽や対話をする人間にとっては、非常に大切なコミュニケーションスキルだと思います。
当意即妙な人物だね、なんて云われるような人間になってみたいものです。

研究員のふじひらです。

前回の冨永さんの即興、ゾーン、共鳴といった言葉は、云わば「ライブ」で感じられるモノなのかなと思います。ここでいうライブとは音楽だけではなく、対話や体験、読書といったさまざまな「場」を表しています。没入できるライブとは恐らく、自分がプレイヤーでもあり、オーディエンスでもあって、その境目がシームレスになっていく感覚なのかもしれません。

実は先日、都内で「Riverdance」というパフォーマンスステージを観覧してきました。タップやダンス、楽器や歌、照明や映像なども駆使して、あたかも自分がその場に混ざっているかのような感覚にも陥ります。まさにライブにダイブです。

もちろん演者らは、決められた台本や内容に沿って、毎回一定のクオリティを保っていくものですが、当然、観客は毎回変わり、そのテンションも様々でしょう。
過日の観覧は、東京公演最終だったこともあってか、恐らく追っかけだろうと思われるファンも見受けられたので、たぶん、盛り上がりも大きかったのだと予想できました。演者も後半のクライマックスに向けて、どんどん観客へのアピールが大きくなっていきます。

手拍子や歓声がオーディエンスのエールだとすると、プレイヤー側も目線や間などで返していく、そこには、言葉は発しないが即興性の高いコミュニケーションが発生しています。
まさにライブの醍醐味であり、面白い現象だとも思います。

実はこのコラム、冨永さんの投稿直後に拝見して、そのままの感覚で書いています。
これも即興、でしょうかね?

文/藤平昌寿(Safeology研究所研究員/自治医科大学客員研究員)

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