2019年に出会えた景色3 (一年を振り返る花画像〜夏の花編)
最近 順繰り投稿している今年の花画像のコーナー、本日は夏の花画像編をお届けします 🎁
まずは、大阪は豊中にある服部緑地公園・都市緑化植物園で撮影してきた花々からどうぞ 👇
▲ ノカンゾウ(ヘメロカリス)7月8日撮影
昨年あたりから、私は何故だか無性~に百合が見たかったので、百合やそのなかまに当たる花々の開花情報に注視していました。たぶん、私の一番好きな花、彼岸花を含むリコリス属の花々に似た形状の花を咲かせるから、気になり出したのでしょう。彼岸花ことリコリス・ラディアータ(← 学名)は、西洋で「ハリケーン・リリー」と呼ばれることもあるほど、近くで見ると一つ一つの花の形状自体が、百合っぽいんですよね。(← もちろん、実際にはユリ科ではないけど。)
上の画像 👆 のオレンジの花はノカンゾウ。先日投稿した初夏の花画像の記事で、六甲に咲く黄色のニッコウキスゲを掲載しましたが、あれも同じヘメロカリスです。ユリ科とされたりワスレナグサ科とされたりで、分類がいまいちよくわからないのですが 💦、百合によく似た姿なので、私的には充分満足です💘
(💡ちなみに ヘメロカリスというのは、一般には、日本原産の野生種であるこのノカンゾウやヤブカンゾウ、キスゲなどを園芸用に品種改良した花々の総称ですが、広義には、これらの野生種も含めてヘメロカリスと言うのだそうな。)
▲ 香りのいい八重咲のクチナシ(ガーデニア)
ヘメロカリス系の花々の撮影に夢中になっているとき、ふとどこからともなく甘い香りがしてきて、香りの元をたどってみると、こんな花が咲いていました 👆
ガーデニアという英名もある八重咲のクチナシ。香りのいい花の代表格で、私が真っ先に思い浮かべるのはキンモクセイだったんですが、このクチナシも、かなりいい香りがしますね! 蜂の気持ちが、ちょっとだけわかったような気がします(笑)🐝 一見派手さはないけれど、園内に甘い香りを漂わせ、しっかりと自己主張していました 👍
▲ 紫のアガパンサス(ヒガンバナ科)
ところで、彼岸花好き(リコリス好き)の私のセンサーを刺激する花が、この時期 他にもありました! どことなく異質な雰囲気を漂わせながら、温室の外に背高く咲いていた紫の花、アガパンサスです! 彼岸花っぽい放射状の花びらの開き方だなぁ、と思っていたら、実際ヒガンバナ科でした (*_*)!
やはり彼岸花のなかまだけあって、神秘的かつ凛とした存在感がありましたね~💖 野性味がありながらも気高い感じというか何というか。
清楚な印象の白のアガパンサスもあったんですが、ちょっと遠いところに咲いていたので、ズームに弱い iPhone では うまく撮れず、ピンボケしまくりだったのが残念な点 💦 来年はもう少し撮影しやすいところに咲いてくれるとありがたいんですが……… (^^;)
▲ サフランモドキ
(学名:ゼフィランサス・カリナタ、別名:ピンク・レインリリー等)
一見彼岸花っぽさはないけれど、こちらのサフランモドキ 👆 も、こう見えて実はヒガンバナ科。見た目通り、タマスダレ(白)のなかまで、色違いです。園内では、ハーブ園付近の脇道でよく見かけます。
貴婦人的な雰囲気のアガパンサスとは対照的に、小さくて愛くるしいフェアリー的な存在ですね。
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※ この日のフォトアルバムはこちら👇 ヤブカンゾウやキスゲ、不鮮明ではありますが白いアガパンサスの写真などもありますよ ♬
📷 夏の服部緑地2019 の花アルバム
▲ 布引ハーブ園のスターゲイザー 7月24日撮影
お次は、服部緑地のときより更に暑さを増していた7月24日の布引ハーブ園の画像です。カンカン照りの真夏日の中、まだ百合が咲き残っているとの情報を得て、遅ればせながら行ってみると、普通の百合はすでにピークを過ぎて大部分枯れてしまっていたけど、こんなゴージャスな花に出会えたんです!! 👆
その名もスターゲイザー。身長の低い人なら見上げてしまうような背高さで、優美でありながら圧倒されるようなスケール感のある大輪の花です。花に詳しい友人に教えてもらうまで、こんな品種があるとは知らなかったんですが、オリエンタル・ハイブリッドの百合の一種だそうな。
このままですでに、ブーケのような完成された姿ですね 💐 こんなどっしりとした花束をもらってしまったら、その他の手荷物を全部捨てて帰らなくてはならないほどのサイズですが(笑)💦
▲ 青紫の薔薇 ブルームーン
猛暑の真夏日でしたが、薔薇もチラホラと見かけました。個人的には、この青みがかった薄紫色の薔薇、ブルームーン 👆 が好きです。青い薔薇を目指して品種改良を重ねるうちに出来上がったというドイツ生まれこの薔薇、はじめは、青い薔薇は作れないと見なされていたため、「不可能(決してあり得ないこと)」とか「夢は叶わない」とかいうネガティブな花言葉がついていたのだそうな ( ̄▽ ̄;)
それがその後、青っぽい薔薇が現実に作られるようになってから、「夢は叶う」とか「不可能を可能にする」とかいうプラス向きの花言葉に変わったとのこと。他にも、「神の祝福」とか「奇跡」とか。
花言葉って、一見少女趣味なようで、調べてみると そこには意外な物語が潜んでいたりして、面白いんですよね。私が鮫の種類名や地方名やその由来を知りたがったり、たまに思い立ってカクテル言葉なぞを調べてみたりするのも、背後に「物語」としての面白さが感じられるからだと思います。民話や神話の類いを読むときの感覚に近い、象徴文学的な想像を掻き立てられるというか何というか、物書きにとってはネタの宝庫(笑)
もちろん、名前の呼び分けや◎◎言葉の類いや、分類学上の区別・属性なんて、人間が後から勝手に決めたもので、そこに何か特別な意味や真理みたいなものがあるとか、その手の知識がなければ対象を理解したことにならない、とかいうわけでは決してないんですけどね。
ただ、そういうところにちょっとした物語を加えようとするのは、人間ならではの遊び心であり、文化の一部。文芸というジャンルも、元々そうやって想像力を働かせることで、この世に誕生した娯楽だと思いますしね 🎵 見たものを種にして、更にそこから、各々自分なりに色とりどりの花びらを開かせていく。そんなささやかな言葉遊びです🎵
…… と、まあ、私の場合、こういうところにも、じんわりと文筆家魂がにじみ出してくるんだなと、この記事を書きながら改めて気づかされました (^^) 読書好きの友人が以前「何が楽しいかって、私は『物語』が好きなんやわ!」と、目を輝かせて語っていたことを、あわせて思い出しながら。
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※ この日のフォトアルバムはこちら ▼
📷 夏の布引ハーブ園2019 アルバム
▲ こちらは馬見丘陵公園の向日葵です 🌻 夏の花といえば、やっぱり一番に思い浮かぶのは向日葵かなと思うのですが、実はこの写真は、夏も終わりを迎える8月29日に撮影してきたもの。
この日ここを訪れた第一目的が、どちらかというと秋の花のイメージが強いリコリス(← 真夏に咲く品種もけっこうあるんですけどね)だったので、ここではとりあえず この向日葵の画像だけをUPして、他の花画像は、同コーナーの次の記事『秋の花画像編』に掲載させていただきます。お楽しみに (^_-)-☆
※ 同コーナー『2019年に出会えた景色1、2』はこちら▼
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