横浜旅① 2017年9月3日 (☕オスロ珈琲👉しながわ水族館🦈 in「記憶の風景」)
本日は久々に「記憶の風景」のマガジンを更新します。
長引くコロナ問題のせいで、最近は旅に飢えている私です、旅に✈️
でも、思えば私が旅先の風景を写真に撮るようになったのは比較的最近で、かつて行った海外旅行の写真などは殆ど残っていないことに、今になって気がつきました💧 一つは、私の若い頃(20代ぐらいまで?)には、携帯カメラやデジカメの性能がイマイチで、SNSなどで写真を披露するようなサービスも、今ほどには充実していなかったため、写真を撮ることに さほど面白みを見出せなかった、というのがあります。
フィルム写真を現像して、物理的に思い出アルバムなんて作成したところで、見るのは通常自分だけなので、それを一種の作品として他者と共有する楽しみはありませんでした。おまけに私は長い間、諸事情あって居所を転々とする流浪生活だったため、引っ越し先に持っていくのは、いつも生活に必要な最小限のものだけ。アルバムなどという懐古趣味的な代物は、場所ばかり取る邪魔なものとして、後ろに置き捨てていくのが目に見えていました。
だから、大学時代に行った忘れがたいカナダ旅行でも、現地で買った簡易な使い捨てカメラで、画質の粗~い写真を何枚か撮ってきただけでした。そして案の定、後で作成したアルバムも、二度とは戻ることのない実家に置いてきてしまいました💧 生まれつき情のないサイコパスの手で、焼却処分されることを承知の上で💧💧💧
以来、せっかく旅に出かけ、綺麗な風景を前にしても、写真という形では残さない傾向にあった私ですが、かつてとは比較にならないレベルにまでデジカメやSNSが充実し、場所を取らずにデータとして複製したり保存したりして管理することが可能になった現在は、行く先々で写真を撮りまくっています📸
でもそれも、あくまでコロナ以前の話。ここ2年ばかり、近場で同じような風景ばかり見て暮らしているので、撮るにしても、今は自宅に活けている花の写真ぐらいです。コロナ問題がなくなったとしても、2年ちょっと前に両膝の壊死で人工関節を入れる手術をした相方が、今は階段や坂道の多い場所や、長距離歩行の必要なところへは行けないため、以前ほどには遠出できないのが現実だったりします。
そんなわけで、相方の足の問題やコロナ問題が持ち上がるまでの数年間、私が写真の面白さに目覚め、鮫や絶景や美食を求めて、今より自由にあちこち出歩けた時期の画像を掘り起こしてきて、note上のアルバムとしてまとめたのが、この「記憶の風景」のマガジンです。まだまだ手持ち画像がたくさんあるので、今後も更新し続けますよ。
今回は、相方が過去8年近く暮らした思い入れ深い場所、横浜へ小旅行に出かけたときの模様をお届けします。行ったのは2017年9月初旬。2015年にも二人で横浜旅に行ったことがあり、2~3年おきに横浜へ行こうか、と話していたんですが、相方の膝問題とコロナ問題で、結局2019年を最後に計3回しか観光に行けずじまい💧 果たして次はあるのでしょうか???😓
さて、ようやくその横浜旅の画像解説?となりますが、この記事の最初の二枚は、私のお気に入りのオスロ珈琲です☕ 前回たまたま朝食のために立ち寄ったこの珈琲店で、当時まだあまり珈琲好きではなく紅茶派だったはずの私が、特に何の期待もせずに飲んだ結果すっかり惚れ込んでしまったので、再訪することにしたのです。(オスロ珈琲は関東では数店舗チェーン展開していますが、関西には今のところ店舗がありません😭 今改めてホームページを見たところ、愛知には一店舗あるようですが。)
2年ぶりに味わうお気に入りのキング珈琲で幕開けた、この2回目の横浜旅。サーモンサンドで小腹を満たした私たちが次に向かったのは、しながわ水族館でした🐠
相方は酒と食事ぐらいしか興味がなく、ブリティッシュパブやアイリッシュパブ巡りを中心としたプランになるはずだったのですが、私が鮫好きで、鮫を求めて一人であちこちの水族館に行くのを見るうち、いつからか旅のプランに水族館へ立ち寄る計画も組み込んでくれるようになっていました。別にこちらから無理を言って頼み込んだわけではないんですけどね。かつては唯我独尊で、こっちの意見など窺うことなく自分の趣味だけでプランを立ててしまうタイプだった超マイペースな相方が、ずいぶん歩み寄りを見せてくれるようになったものです A^_^;)
何かのきっかけで私を猛烈に怒らせた後で、ご機嫌を取るために鮫のいる水族館に連れていく、という見え見えの行動を取る傾向も強くなっていたので、この横浜旅も、計画を立てる前にちょっとした喧嘩があったような気がするのですが、そのあたりの詳細はすっかり忘れてしまいました💧
元々どうでもいいようなつまらないきっかけだったのかもしれませんが、鮫で私を釣るご機嫌取りが大成功だった、ということでもあるのでしょう🦈 単純バカな話ですが、鮫さえいれば、確かに私はその他の面倒臭いことを全部忘れて、何事もなかったかのようにご機嫌になるのです😅 『あれ、そういえば私、一体何を怒っていたんだっけ??? ……まあいいや』と (^_^;)
鮫に感謝!🦈 ←いや、ただのオタク心やんヾ(-_-;)
ということで、こちらが主役の鮫殿です👆
手前の人たちとの対比で伝わるかと思いますが、デカイです!
しかもご覧の通り、なかなかの強面!
……とは言え、これはシロワニという種の鮫で、見た目によらず大人しい鮫なんですよ。アザラシなどの大型の哺乳類まで補食するタイプの鮫には、たいてい獲物の肉を削ぎ落とすのに最適なギザギザとした形状の歯がありますが、シロワニの場合は、丸のみにできるサイズの獲物をサクッと突き刺して捕まえるのに最適な、細長く尖ったフォークのような歯をしています。相手が人間であることを認知した上で、意図的に人間ばかりに食らいついてくる「人喰い鮫」というのは基本的にいないのですが、歯の形状を知れば、大型の哺乳類まで獲物と見なす危ない鮫かどうかは、ある程度区別できるんですよね。
こちらからちょっかいを出して警戒させない限り、人には安全な大人しい鮫とされながらも、見た目には迫力のあるこのシロワニは、水族館の人気者。水槽という人工的で特殊な環境でも、そこそこ長生きしてくれる飼育しやすい鮫の一種なので、多くの水族館で見られる定番の鮫、とも言えます。(「鮫」というと映画の悪役で、忌むべきモンスター、というイメージしかないような人たちにとっては、依然「人気者」とは言いがたい怖い存在でしかないのでしょうけど A^_^;))
でももちろん、一般家庭では到底飼育できないので、会いたければ水族館か海へ行くしかありません。ダイビングの資格を持たない私のような鮫ファンには、こうして安全圏から水槽越しに見せてもらえるのは、実に貴重な体験です👍
ちなみにシロワニについては、以下の記事の後半でも少し触れていますので、よろしければ参考までにご覧ください。シロワニ特有の生態について、あれこれ語っています▼
あ、リンク先のトップ画像👆は、ツマグロザメという鮫ですよ🦈 記事内では、他にも色んな鮫について語っています。←オタクモード全開で😅
さて、天狗のように鼻の長いこちら👆の横顔は、ミツクリザメという鮫の剥製です。悪魔の鮫ことゴブリンシャークとの英名で話題になった深海鮫でもあるので、ご存知の方も少なくないかと思いますが。口を閉じているときは意外と可愛らしい顔立ちなんですが、獲物を補食する際に、鋭い歯がズラリと並ぶ顎が跳び出し、いかにも恐ろしげな形相になるため、妖しげな呼び名がついてしまった鮫たちです(^_^;)
全身像👆
鼻(吻)も長いが尾びれも長い!
ある時期このミツクリザメが複数匹捕獲され、八景島シーパラダイスの水槽に入ったこともあるのですが、やはり深海域の生き物は飼育が難しく、網にかかった時点ですでに弱っていることが多いため、あっという間に全滅してしまいました😢
そのときのミツクリザメの冷凍標本の画像なら、以下の記事の後半でご覧いただけます▼ (私が八景島シーパラダイスを訪れたこの時点では、すでに皆死亡しておりまして……😭)
👆冷凍標本に触ることができる、という期間限定のタッチコーナーでしたが、まだ若い幼魚の標本だったので、かなり小さかったです。
かわってこちら👆は、更に小ぶりなトラザメの画像。この子の場合は幼魚だから小さいのではなく、最大でもせいぜい50センチ程度までしか成長しない小型種です。もちろん、人間に対しては全くの無害。他の水族館では、子供も触れるタッチプールにこのトラザメがいるくらいですからね (^_-)
和名には今年の干支と同じ虎の名がついていて、一見ゴツい印象がありますが、英名だとキャットシャークになります。逆に英語圏でタイガーシャークというと、それこそ危険鮫四天王の一種に入る大型鮫を指し、和名はイタチザメ。種類が多い上に名前も色々で、慣れない人には区別がややこしいですよね💦
ところで、私に合わせて、本来興味もないのに水族館の予定を入れてくれた my 相方ですが、唯一、ペンギンだけは気に入っているらしく、ペンギンのいるゾーンに差し掛かったときだけ、相方の厳つい顔にニンマリと笑みが浮かびます😁
はたから見ると、ほぼ不審者ですが…… A^_^;)
しかしペンギンコーナーは生臭いのが難点💧
可愛いけれど、私はあまり長居できないんですよね💦
通路からふと外に目を向けると、白く美しい後ろ姿が!
建物自体は年季の入った感じで、ローカルな古い水族館でしたが、中も外も存分に満喫できました👍
──と、そんなこんなで、殆ど水族館の話だけで埋め尽くされてしまった今回の横浜記事……(^_^;)
でもご安心ください。ちゃんと街並み画像やグルメ画像も撮影しておきましたから、これから複数回にわたって(たぶん隔週で気まぐれに)横浜旅の続きを書きます。中華街や山手西洋館の画像もありますので、お楽しみに。
それまでの間、よろしければ初回の横浜旅(2015年)の記事をお楽しみください。主には日本郵船氷川丸の画像です▼
コロナ禍で力尽きたヨコハマおもしろ水族館の記事もありますよ。今思うと、行けるうちに行っておいて良かったですが……😢▼
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