仕事の質を決めるものー自分の言葉で「こうありたい・こうしたい」があると強い
こんにちは、俵谷です。
大分久しぶりですが、noteでのアウトプットを再開しようと思います。
仕事をする中で見つけた学びを色々とまとめていきます。
仕事の質の高さは何で決まる?
仕事の質の高さって何で決まるんだろう?
と、ずっと疑問に思ってきました。
その領域の知識やスキルが多いほど、もちろん仕事の質は高くなると思うんですが、
スキルフルな人だって誰でも、最初からできたわけではないし、必ず「前より質の高い仕事に挑戦する」というタイミングがどこかにあったはずです。
そして「仕事の質」ほど完璧に言語化することが難しいものはないと思います。量とかスピードはある程度定量的に定義できると思うのですが、質の定義はできません。
つまり、質の高い仕事というのは、他の誰かに指示されて作ったもので100%構成されることはありえなくて、
必ず本人なりの「こうしよう」が1%でも含まれてこそ、出来上がるものだと思います。
そして、
「こうしよう」と考えている内容の筋が良い
「こうしよう」と考えている点が多い
という状態があれば、より質の高い仕事になりやすいのだと思います。
これを常に様々な仕事やミッションで絶えずやれていると、
日々の業務の中で自分なりの小さな挑戦を繰り返していくことができて、
勝手にどんどん成長しやすい状態を作れるのかなと思います。
逆に言うと、この活動がなければ、成長ベクトルがすぐに頭打ちになってしまって、なんとなく毎日の仕事がつまんなくなったり、充実感も湧きづらくなってしまうのかなー、と思います。
▽イメージとしてはこんな感じ。
①成長ベクトルが頭打ちになりやすい状態
②成長ベクトルが頭打ちにならない状態
仕組みによるサポートがあるか、個人で定義するか、とりあえず何かしらによって「こうありたい/こうあるべき」を常に自分の中に持っている。そしてそれをアップデートし続けることが、まず重要かなと思います。
目の前の仕事に追われずに「こうありたい、こうあるべき」を考え続けるためにービジネス、役割、タスクの理解を深める
そもそもなんですが、仕事があるというのは当たり前のことではありません。
私たちが営んでいる事業で提供しているサービスに、価値を感じてもらい、ニーズにフィットしていると思ってもらえて初めて、お客様からご発注いただくことができて、仕事が発生します。
ご発注いただいたそれぞれのお客様にサービスを提供するため、会社としてどのような体制を敷いて対応していくのか?という問いがまずあって、
その中で役割分担が発生していて、自分が特定の役割を与えられ、その役割を全うするために、タスクを遂行するという構造になっています。
冒頭で触れていた「仕事」とは、この文脈においては「タスク」と同義です。
質の高いタスクというのは、「自分の遂行するタスクが最終的にどんな価値をもたらすのか」ということについて、色々な視点で考えが巡らされていて、その一つ一つに自分なりに応えているものだと思います。
この「色々な視点で考えを巡らせる」ということについて、おすすめの切り口が「ビジネス理解、役割理解、タスク理解」の3つを深めようとすることです。
大まかにはこんな感じです。
これらの理解を深められると、自然と日々の業務プロセス(タスク)の要件の次元も変わってきます。
そこまでくると、ありたい姿の認識とそれに到達するための手段が保持できるので、成長ベクトルの頭打ちを防ぐことができます。
ではここからは、それぞれの理解を深める際に、おすすめの問いについてまとめていきたいと思います。
ビジネス理解を深める時のおすすめの問い
お客さんはどんなニーズがあってその事業のサービスを発注してくれる?
そこにはどんな背景がある?
どんな業界?業界の特徴やトレンドは?
どんなお客さんが多い?
何があると満足してくれる?
どういう状態だと不満になる?
この事業は何年目?
この業界は何年目?
今まで会社はどんなサービス提供をしてきて、これからは何が求められる?
この事業・業界における良い事例は?そこから読み取れることは?
逆に良くない事例は?そこから読み取れることは?
この事業を成功させるためには、どんなことが重要?解決しないといけない事業課題は何?
役割理解を深める時のおすすめの問い
お客さんに対して、会社はどのような振る舞いが求められる?
何があるとポジティブで、何があるとネガティブ?
ビジネス理解で洗い出した内容と繋ぎ合わせて考えてみる
お客さんに対して、自分の役割はどんな振る舞いが求められる?
何があるとポジティブで、何があるとネガティブ?
ビジネス理解で洗い出した内容と繋ぎ合わせて考えてみる
社内に対して、自分の役割はどんな振る舞いが求められる?
何があるとポジティブで、何があるとネガティブ?
ビジネス理解で洗い出した内容と繋ぎ合わせて考えてみる
タスク理解を深める時のおすすめの問い
自分が普段やっているタスクの中で、代表的なものは?
それぞれ、どんな目的で存在している?
それぞれ、何があると、誰のために、どんな効果を発揮する?
ベターになる?
それぞれ、何がないと、効果を発揮できない?もしくはリスクになる?
マストで必要な要件は?
役割から逆算したときに、他に重要そうなタスクはないか?
それはなぜ?
どんな目的で存在している?
何があると、どんな効果を発揮する?
何がないと、効果を発揮できない?/リスクになる?
こういった問いを、大なり小なり考えて、一つ一つの仕事を自分なりにこだわることができれば、高い質の仕事をしやすくなると思います。
また、どんな観点で、どのようにビジネス、役割、タスクを捉えるのかについて、上級者の考えを言語化してチームで擦り合わせることができると、
出すべきアウトプットの水準も少し擦り合わせることができると思います。
(試しに自分のチーム用に作ってみたところ、約100ページほどのスライドになりました笑)
文書じゃなくても、対話の中で擦り合わせていくのもありだと思います!観点や考えに優劣はないので、フラットにチーム内で議論できると全員にとって学びになるのではないかと思います。
チームの仕事の質を高めたいという課題をお持ちの方は、一度チームで話し合う場を設けてみてはいかがでしょうか?
今回は以上です。
明日も1日頑張りましょう!
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