見出し画像

【気になった新聞記事】半導体人材、学びの場着々~高専・大学、授業見直し進む

北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。

北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。

先日の日本経済新聞で、「(ラピダスと北の変革)稼働まで半年(中) 半導体人材、学びの場着々~高専・大学、授業見直し進む」という記事を読みました。

ラピダスと北の変革:北海道で進む半導体人材育成

最近、半導体メーカーのラピダスが北海道に進出したことが話題になっています。

これにより、北海道内の工業高等専門学校(高専)や大学が半導体の専門知識や技術を持つ人材育成に力を入れ始めました。

特に旭川高専や北海道大学では、カリキュラムの見直しが急速に進められています。

旭川高専の取り組み

旭川高専では、2023年2月にラピダスの進出が発表されると同時に、カリキュラムの見直しが開始されました。

新科目「半導体概論」が開講され、2024年6月には「北海道半導体みらい論」がスタートします。

2026年度には全学科を改組し、全ての学生が半導体の基礎を学べる体制を整える計画です。

旭川高専の篁耕司副校長は、「博士課程に匹敵するポテンシャルを持つ学生を高専から輩出する」と意気込んでいます。

北海道大学の取り組み

北海道大学もラピダスとの連携を強化しています。

2025年4月には最先端の半導体の評価分析を学内で行う予定で、台湾の陽明交通大学とも提携し、オンラインで半導体製造を学べる仕組みを導入します。

また、文系の学生も受講できる半導体の基礎コースを立ち上げ、単位認定を行う構想もあります。

北大の寳金清博総長は、「半導体を『作る』だけでなく『使える』人材を輩出する」と述べています。

千歳科学技術大学の動き

千歳科学技術大学では「シリコンリサーチセンター」が発足し、次世代通信基盤「IOWN」を活用した共同研究が進められています。

2025年度からは大学院に「DXコース」を設け、半導体製造現場にも情報科学の知識が必須となるとされています。

北海道における半導体人材の需要

北海道経済産業局によると、2023年度の半導体人材の道内採用数は約220人で、2025年度には480人、2030年度には630人まで増えると予測されています。

ラピダスの工場では、製造設備の保守や点検をこなせる人材が求められており、人材派遣会社も積極的に関与しています。

求められる人材像

半導体製造業向けの派遣事業を手がける日研トータルソーシングは、宮城県や岩手県に研修施設を持ち、北海道での派遣ニーズ増加に対応する計画です。

熊本県の派遣社員の時給は1600円から2000円と高水準で、北海道でも同様の好条件の求人が増えることが期待されています。

北海道の理系人材はこれまで道外に流出する傾向が強かったですが、半導体関連産業の定着により、道内での雇用創出が進み、理系人材の流出に歯止めがかかることが期待されています。


感想など

私は国立大学での長年の勤務経験を通じて、労務管理や人事業務に精通しており、特に半導体産業のような高度な技術分野での人材育成の重要性を痛感しています。

北海道内の高専や大学が半導体分野での教育を強化する動きは、地域経済の活性化と若い世代のキャリア形成に大いに寄与すると考えます​​​​。


#北海道 #コンサポ登山社労士 #社労士 #社会保険労務士 #日本経済新聞 #わたしなりのチャレンジ #50歳 #アラフィフ #わたしのチャレンジ #私なりのアウトプット #国立大学 #高専 #半導体 #北海道大学 #千歳科学技術大学 #旭川高専

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?