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ドラマ「タイガー&ドラゴン」を観た話

北海道在住のコンサポ登山社労士のkakbockです。

先日、Netflixで、ドラマ「タイガー&ドラゴン」を観ました。

このドラマはだいぶ前のドラマで、2005年4月から6月までに放送されたものです。

TOKIOの長瀬智也が主演で、主人公のヤクザ演じており、俳優として私が好きな、V6の岡田准一も出演しております。

私は、最近伝統芸能にすごく興味があります。

先月(6月)初めには、東京出張の際に、人生初の生歌舞伎鑑賞をしてきましたし、落語は、3年ほど前に地元で行われた落語会(噺家5人(全員同い年だそうです)の落語が聴けるもの)を生鑑賞しました。

今年の春にも、この時の5人の噺家のうちの1人である三遊亭志う歌さんの独演会を生で聴きに行きました。

歌舞伎も落語も、もう完全にはまっており、チャンスがあればまた観に行こうと思っていますし、次は、能楽、特に狂言も生で鑑賞したいと思い、チャンスをうかがっております。

で、試しに観てみたら面白くて、結局全回観てしまったのがこのドラマです。

Netflixでたまたま目に付いたのがきっかけでした。

「タイガー&ドラゴン」というドラマの存在はもともと知っていましたし、落語についてのドラマであることも、クレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」という非常に特徴的な曲が主題歌であることも知っていましたが、当時は特に興味を持たずにスルーしていました。

ただ、今回は状況が全然違っていて、落語にすごく興味があったので、試しに第1回を観てみました。

大まかなあらすじとしては、みんなに話が面白くないと言われているヤクザの山崎虎児(長瀬智也)か、落語にハマり、噺家のように面白い話をできるようになりたくて落語家を目指すというものです。

そのために噺家の林屋亭どん兵衛(西田敏行)に弟子入りするのですが、どん兵衛は山崎の所属する組から借金をしており、山崎が取り立て役となっております。

山崎はどん兵衛に、噺家として落語を教えてもらう代わりに授業料を払い、それをすぐ借金の返済として奪い取るというのが、毎回のパターンとなっております。

第1回をまず試しに観たところ、落語がテーマだったので、もう少し硬いところがあるのかと思ったら、全くそういう事はなく、ちゃんとした(?)落語のシーンはあるんですけども、それ以外の部分が非常にふざけたというか、砕けたというか(それがだんだん癖になるんですが)、最初はすごく違和感がありました。

特に、阿部サダヲ演じる、どん兵衛の息子の林屋亭どん太が、とにかくうるさいんです。とにかくうざいんです。でもそれが良いんです。

で、各回に1つの落語のネタ(「品川心中」とか)がタイトルにつけられていて、落語のストーリーと登場人物が織り成すドラマ上のストーリーがリンクして、結局同じような流れで同じような結末で落ち着くというもので、各話関係の話になっています。

そして感想ですが、終始ふざけた感じの話ではあるんですが、大筋としてはヤクザである主人公山崎(噺家としての名前は「小虎」)とその師匠である噺家のどん兵衛との絆の話で、また、どん兵衛家族と触れ合うことで、家族を知らない山崎が家族の温かみを知ることになるというもので、時々良い話になりそうでウルっと来そうになるのですが、それをどん太がぶち壊すって感じです。

何といっても、どん兵衛と小虎の子弟関係がメインで、最終回の前の回で、山崎が自分の親分が襲われた仕返しをして、3年ほど服役することになり、師匠どん兵衛から破門されます。

そして最終回で、出所するのですが師匠どん兵衛は迎えに来てくれず、なんやかんやあるのですが、結局どん兵衛も山崎に戻ってきて欲しいと思っており、最後は改めて山材(小虎)が「弟子にしてくれ」と頭を下げ、逆にどん兵衛は「弟子になってくれ」と頭を下げます。
このシーンがこのドラマの最高のシーンだと思います。ふざけたドラマなのに思わず泣きそうになりました。

これもいわゆるギャップというやつですね。

最初は、落語の勉強になるかなと思って観始めたというのもあるのですが、実際に、有名な話のあらすじを勉強することができました。

18年前のドラマでしたが、その年数ほどの古さを感じることはなく、普通に観ることはできましたし、この最後の子弟関係のシーンがあって、とても感動できましたので観てよかったとすごく思いました。


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