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社会保険労務士の「その他」登録をした話

 令和4年11月13日に 行政書士試験が終わり、自己採点の結果が意外と良かったので、次のステップとして社会保険労務士の「その他」登録をすることにしました。

(1)その他登録の目的

 勤務先が兼業禁止のため社労士業務はできないのですが、社労士会経由での情報入手や研修受講、それと、社労士の先生方と顔見知りになっておきたいと考えました。

 時期的に新年会に間に合えば、そこでご挨拶して名刺交換させていただけるかなと思いました。

  士業の先生はfacebookを使う方が多いとも聞くので、お友達になっておけば、開業後にご相談できたりするかなという下心(?)もありました。

(2)登録時にかかる費用

 登録に係る費用は、登録料免許税、登録手数料、入会金で、登録後は月額4,000円の会費(政治連盟は別途)がかかります。

 会費以外(これだけで14万円!)は、開業するのであればいずれ必要な経費なので、社労士業務ができないとしても会費分のメリットがあると考えるかどうかですね。

(3)申請書類作成の前準備

 登録に関する必要書類、必要なお金などについては、各都道府県社会保険労務士会のHPに記載されています。

 私は北海道在住なので、北海道社会保険労務士会(以下「北海道会」といいます。)のHPで確認したうえで、まず北海道会事務局に電話してみました。

 担当の方に、
① 12/1付けで登録希望の場合の提出期限
② 書類の提出方法
③ 登録手続きに必要な金額
をお聞きしました。

 そうすると、とても親切に以下のようにお教えいただけました。
① 11/25必着
② 簡易書留等での郵送(持参は不可)
③ 具体的な金額
④ 登録に関する文書や郵便局用の払込用紙を郵送するので、郵便局で③の金額を払い込み、その後書類を北海道会に郵送すること

(4)社会保険労務士登録に必要な書類

 必要な書類の様式は、登録申請書は合格発表後に送付される合格証書に同封されており、そのほかは北海道会のHPからダウンロードできます。

 写真が連合会と北海道会でそれぞれ必要なので、全部で2枚用意する必要があります。

 また、会費については、北海道会分と政治連盟分の2種類があり、払込用紙も別になります。

 それと、社労士の登録には、2年間の実務経験か事務指定講習の受講のいずれかが必要です。
 私は、現職で、労務関係の業務(就業規則、労災、雇用保険などなど)を経験していましたので、令和3年10月に社労士試験の合格後、すぐに職場の担当にお願いして従事期間証明書を作成してもらっていました(この証明書は取得日がいつであってもOKなので)。

 そして、実際に提出する書類は以下のようなものです。

<北海道会に郵送した書類一覧>

  1. 社会保険労務士登録申請書(合格証書に同封)

  2. 社会保険労務士試験合格証書の写し

  3. 労働社会保険諸法令関係事務従事期間証明書又は事務指定講習修了証の写し

    • 現職で就業規則等の担当部署にいたので、合格後すぐに会社から発行してもらいました。

    • この従事期間証明書は「発効から3か月以内」などの要件はなく、何年か後に登録する際にも使用できることとなっております。

    • 全国社会保険労務士会連合会HPから、記載内容が登録の際に適切かどうかを事前チェックしてもらうことができます。

      • 連合会HP→社労士の登録申請Q&A→Q3登録に必要な2年間の実務経験についてhttps://www.shakaihokenroumushi.jp/qualification/tabid/224/Default.aspx

  4. 住民票(提出日前3ヶ月以内に交付された、マイナンバーの記載がないもの。コピー不可)

  5. 戸籍抄本、個人事項証明書及び改製原戸籍(いずれか1つ。コピー不可)※合格証書の氏名と住民票の氏名が異なる場合のみ必要

  6. 顔写真 1枚(縦3cm×横2.4cm、背景無地、無帽、カラー白黒可、正面向、裏面に記名、写真票に貼付)

  7. 登録免許税 30,000円の収入印紙(郵便局で購入、登録申請書に貼付)

  8. 入会届(北海道会)

  9. 会員調書

  10. 会員証作成用写真台紙(パスポートサイズ(縦4.5㎝×横3.5㎝)の写真が必要)

  11. 入会金会費等の領収証2枚

    • 社労士会分と政治連盟分

    • 払込用紙(郵便局)に合計金額を記入して郵便局で払い込み、この領収証を登録申請書等を郵送する際に同封します


(5)登録に必要なお金

 登録に必要なお金は以下のとおりで、登録免許税だけは郵便局で購入した収入印紙(3万円分)を登録申請書に貼り付けます。

  • 登録免許税 30,000円(収入印紙を購入)

  • 登録手数料 30,000円※

  • 入会金 80,000円※

  • 会費(社労士会分、勤務等会員)月額4,000円×当該年度の残り月数※

  • 会費(政治連盟分)月額500円×当該年度の残り月数※

※ 私の場合は、12/1登録だったので、社労士会分126,000円(入会金80,000円+登録手数料30,000円+社労士会会費16,000円(4,000円×4か月))と政治連盟分2,000円(500円×4か月)を2枚の払込用紙により郵便局で登録申請書等を送付する前に支払いました(領収証を登録申請書等郵送時に同封するため)。

(6)おわりに

 以上の手続きなどについて、時系列でまとめてみました。
 今後、登録手続きをされる方の参考になれば幸いです。

  • R4.11.14(月)北海道会に電話で登録方法等を確認(払込用紙等を送付いただけることに)

  • R4.11.17(木)前日に払込用紙等が到着したので、北海道会に電話で振込金額の確認(会費、政連会費)→振込後の領収票が必要なので即送金→登録関係書類を郵便局で簡易書留で発送

  • R4.11.22(火)北海道会から、会則(フラットファイル)、会員ページのパスワード連絡についての連絡文書の送付あり

  • R4.11.28(水)手続きが進んでいるか不安だったため、北海道会に電話し、書類に不備がないこと、連合会に書類が送付されていることを確認

  • R4.12.15(木)連合会から簡易書留で社会保険労務士証票が届く

  • R4.12.16(金)連合会の会員ページにログインできた

  • R4.12.22(木)北海道会の会員ページにログインできた

  • R5.1.5(木)北海道会から会員証(ネームプレート、ケース・ストラップ付き)が届く






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