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人は何故牛乳を飲んでいるのか

小学生くらいの頃だ、従姉妹が乳製品が嫌いで、私が牛乳を飲んでいるのを見たがった。

何故見たいのかと聞くと、自分が嫌いな物を飲んで居るのを見たかったと言っていた。

彼女には牛乳がバリウムに見えていたんだろうな、その頃はバリウム飲むってのは無かったけどね。

たぶんに悪趣味だとは思うが、私は牛乳が好きだったから、問題は無かった。

件の従姉妹は乳製品だけでなく、肉も魚も嫌いだった、今考えると何食べていたんだろうと思うが、それでも問題なく大きくなったみたい。

まあ高校生の時に爪がふにゃふにゃになったので、皮膚科に行ったら、栄養失調ですと言われたらしいから、問題はあったのか。

私は身体が弱かったから、好き嫌いはしちゃいけないとか、身体に良いからとか、母に言われるままに食べていて、好き嫌いは無かった。

学校の給食でも牛乳って飲むから、好き嫌いは置いといて、牛乳って誰もが飲む物だと思って居た。

だけど動物界の中では牛乳を飲むのは異例なのだそうで、私たちの祖先は他の哺乳類と同じく、乳児期を過ぎるとミルク(乳全般)を消化できなかったようだ。

現在も68%の人は、ミルクに含まれる乳糖(ラクトース)をうまく分解できない乳糖不耐症だと推定されている。

それなのに、何故人類は他の動物の乳を飲むようになったのだろう、そして何故今も続いているんだろう?

比とは9000年近く前から動物の乳を飲んでいた様だ、トルコで見つかった陶器の欠片から乳脂肪が見つかっている。

想像ですがどうも食事の一部として飲んでいた様だ、日本では何度も飢饉があって、土の栄養さえ取ろうとしていたんだから、牛乳があったら飲んだろうが、その時には牛とかは死んでいたんだろうな。

海外に置いては遊牧民にとって牛乳やヤギの乳が大切なたんぱく源だったのは解る。

だけど、68%の人は乳糖不耐症なのに、大人が牛乳を飲む習慣が定着した。

それは酪農技術で加工品が作られるようになったのと、繋がりがあるみたいだ、遊牧民が乳加工品を作って、それを売ると共にその作り方を教えて、それが重宝する様になって、牛乳も飲まれたみたいです。

牛乳は牛の乳であって、人間の飲む物では無いという研究者もいるみたいですが、これで蛋白質やカルシウムが取れるのは有り難い限りだ。

娘が食事のカロリーや栄養素を調べているんだけど、私は食べる物だけで栄養素が取れない。

そう考えると、牛乳を飲んで栄養素を取れるのは、有難くて涙が出る、牛乳は飲むだけだ、簡単だよね。

簡単に栄養を取って、何が悪いと考えて飲んでいますよ。



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