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猫の遊び

ミャーミャー。

猫が物凄い主張をしてくる、そう言えばこの所遊んでないなと考える、遊びたいのかな、娘の方が上手いのに。

上手いと言っても玩具振らないと遊びにはならない、基本娘が遊んであげているのだが、今の娘は仕事、転職(したいと思っている)ダイエット、英語やりたい事が盛りだくさん。

頭の中がもうパンパンよー状態、昔の脳内メーカーって奴なら、転、転、転転、仕、仕、仕、仕、ダ、ダ、ダ、ダ、英、英、英、英が頭を駆け巡っているんだろうな。(脳内メーカーって古いな)

そうなると猫が私に訴えかける、上向き加減でニャー、ニャー、と『私はかわいい猫です』然とした声を出す。

実は猫を飼うと娘が言った時、その当時猫が怖かった私は宣言してある「猫の世話はしないからね。」

高校の時の先輩の家に居た猫がとっても怖くて、そのトラウマからか猫は怖いと思い込んでいた。

先輩も猫に近づくと「その子噛むで気を付けて、お父ちゃん本気で噛まれて、病院行ったから。」脅しである。

よくよく聞いたら猫と犬をお風呂に入れようとして、猫に抵抗されて噛みつかれたみたいだ、猫にしてみると釜茹での刑、嫌だー死んでしまうと思ったことだろう。


椅子に乗って様子をうかがうツナ君

それでも私の中の猫はずいぶん怖いものになっていて、娘が猫飼うと言った時には、絶対に触れないと思っていた。

飼ってみると思ったより危険は無い、トイレの後片付けをしてみる、思ったよりは負担ない。

猫に触ってみる、ゴロゴロ言って甘えてくる、これは可愛いとなってだんだん猫のお世話をしだす。

猫はベットに乗ったり、甘えて頭突きをしたり、遊んでといってきたりで、いつの間にか私も猫要員になっていた。

「大体、動物嫌いやで飼わんと言っていた人がメロメロになるのよね。」と娘たちが言ってくる。

未だメロメロには成っていない、メロくらいしかなってないのだ、それは言い過ぎ位でしょ。

そーんな事情で、今日は猫が遊んでーと鳴いてきたので、こっちは遊んでやる時間を取る。

長ーい竿にぴらぴらのついたおもちゃを真剣に振る、振る、振る、ここでこちらの根気はほぼ80%消費される、ある程度振ってから、猫が満を持して動き出す。

こっちはもう止めたいけど、簡単には止めてくれない、猫は飽きっぽいからあんまり遊ばんでええで。

そう言ったやつ出てこーい、遊ぶじゃねーか。

心の底でそう思いながら、猫が飽きてくれるのを待つために、またおもちゃを振る。

猫が捕まえると、もういいだろうと片付けると、ニャーとまた主張が。

猫の遊びって大変なのだ、可愛いけど。



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