妖怪の所為にしちゃいましょ
長女がゲゲゲの鬼太郎のファンで、本は下には置かない位大事にして、テレビアニメしか知らない自分としてはそうなの~位に思って居た。
テレビアニメでは教育的な面もあって、私は子供と一緒に見たり、見せたりしていた。(仕事でいないとき以外は)
殆どの人は知ってると思うが、ゲゲゲの鬼太郎にはお化けが出てくる、お化けってのは見えないものを具現化した物。
ゲゲゲの鬼太郎には沢山出て来るけど、これは水木しげる先生の単なる捜索だけでは無い。
日本の民話や伝承を研究したところに、ゲゲゲの鬼太郎という作品が出来ているんだよね。
子供の頃からお化けの話は有るから、お化けや幽霊が有っても無くても不思議じゃ無いし、体に染みついている感じがする。
お化けや妖怪の類は日本には沢山話が有って、本当に何時の間にか自分の頭に有る。
私はゲゲゲの鬼太郎を見ていたからかも知れないが、それだけじゃ無くて気が付いたら自分の横に居た感じ。
怖い物というよりは、普通に見えない所で生きている生物、みたいに感じるのは私だけなんだろうか。
架空の世界の生き物や、物の怪の類は世界中に有って、きっと他の国では違うものが子供に語られているのだろう。
それにしても、日本のお化け妖怪は多いらしい、アメリカでは「なぜ日本では架空の世界の生き物がこんなに存在するのか?」と報道するくらいらしいですよ。
日本人は物に命が宿ると思って居る、私はこれは仏教思想から来たものなのだと思って居るのですが、実際にはそうとも言い切れない。
宗教的な意味もあるのかも知れないが、日本人の何となくある不安が突出した物なのかも知れない。
生きて行くのは不安や恐怖が付き物だったりする、それを何とかしたいのだよね。
この3月に妖怪造形大賞と言うのが瀬戸内海の小豆島の妖怪美術館で行われたらしい。
そこには日本全国からアーティストが参加して、様々な妖怪が集ってきたみたいです。
日本人は名前を付けるのが好きだ、アーティストの武田充生氏が言ったらしい。
名前を付けて如何するの?
そう思って居たら、名前を付けて、妖怪の所為にすると気持ちが落ち着くでしょうとの事だ。
確かに急に風でドアがバタバタするとか、草で手に傷をするとか、パンデミックでどうしたらいいか解らない時に、妖怪の仕業だったら、気が楽になるのかも知れないな。
お化けや妖怪は見える人と見えない人が有って、だから言ってるだけだになるけれど、居たら自分の所為じゃ無いってなるから、気が楽になるのかな。
人の所為にしたらいかんと、教えられたけど、妖怪やお化けの所為で良いじゃない、偶にはね。
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