村田幸音(むらたさちね)

フリーライター・イラストレーター🍀まったりゆっくりのんびり更新中 https://li…

村田幸音(むらたさちね)

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記事一覧

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お仕事のご依頼について〜村田幸音のポートフォリオ

こんにちは!フリーライター の村田幸音(むらたさちね)です。 現在は、取材やオウンドメディアのコラム、記事執筆を中心に活動中です。 また、ファンシー文具会社でのキ…

いつも背中にシャウエッセン【ポレポレな日常/第16回】

「背中にシャウエッセン挟んで!落とさない!」 先日、ダンススタジオの発表会があった。そのレッスン中に先生から言われた言葉がずっと頭に残っている。 私は猫背だ。ラ…

やっほい。還暦カウントダウン/ポレポレな日常第15回

ライターになろうと思ったのは55歳の時だ。コロナで仕事がなくなったこと、愛犬がシニア期に入り在宅時間を増やしたくなっていたことなど、理由は複数ある。その理由のひと…

女神の前髪コレクション【ポレポレな日常/第14回】

また、女神の前髪を引きちぎってしまった。 「幸運(チャンス)の女神には前髪しかない」という言葉を素直に信じている私は、目の前に女神を見つけると、とりあえず「えい…

お仕事のご依頼について〜むらた さちね ポートフォリオ

イラストレーター:むらたさちねとは 千葉県生まれ。射手座。 文具メーカーにキャラクターデザイナーとして勤務後、製菓会社の商品開発・デ ザイン、大手芸能プロダクショ…

15歳でプロレスラーを諦めて夢を手放したら、24年後に突然デビューできた話【ポレポレな日常/第10回】

幸せすぎて「たった今、人生を終わりにしたい」と思ったことがある。その瞬間があまりにも素晴らしく、色褪せてゆくのがもったいなくて。 人って、幸せな時にそんな感情に…

世界一かわいい犬のいる家【犬との暮らしVol.2】

うちには世界一かわいい犬がいる。これは由々しき問題だ。 すべての犬はかわいい。それは間違いない。街中で犬に会うと自然に顔がニヘラとする。あまりの可愛さに怪しまれ…

幸せの音〜母の日によせて【ポレポレな日常/第8回】

ライターの仕事の時に使っている「幸音」という名前は本名ではない。 母が私につけたかった名前が「幸音」だった。「幸せ」の「音」 と書いて「さちね」と読む。幼い頃に…

ニガテなあなたへ「ありがとう」【ポレポレな日常/第7回】

「掃除のおばちゃんと仲良くしたって、なんの役にも立たないだろ?無駄じゃん」上司から優しい笑顔でそう声をかけられた。毎朝会う清掃スタッフの方と挨拶を交わし、軽く雑…

私の命と親父ギャグ

「右足の次に左足を出すくらいなら死んだ方がましだ」 こう見るとバカバカしいことこの上ない言葉だけれど、その当時は本気でツラく悲しく、道路の真ん中で涙が止まらなく…

おならが世界を幸せにした話【ポレポレな日常/第3回】

「ただ生きているだけで、みんな誰かを幸せにしている」 よく見かける言葉だけれど、本当にそうなのだろうか。疑い深い私は、いつも半信半疑でこの言葉を聞く。 そりゃ信…

飛べないはずのクマンバチと永遠に飛び続ける紙飛行機の話

学術上、クマンバチは飛べない。 それを知らないから飛べるんだって これは、2008年に23区/オンワードのポスターに使われたコピー。 飛べないことを知らないから飛べる…

犬なんか飼わなきゃよかった【犬との暮らしvol.1】

昨日は愛犬の11歳の誕生日だった。 スヤスヤと無防備に眠る愛犬をみて、しみじみと思う。 あぁ、もう、本当に犬なんか飼わなきゃよかった。 犬を飼う前の我が家は、長期…

初心者とプロが共に学ぶ「取材ライティングコース」の魅力とは

日本最大級のクラウドソーシングサイトである株式会社クラウドワークスでは、オンラインコミュニティ型の学びの場「みんなのカレッジ」を展開しています。 さまざまなコー…

会社のトイレでお尻を洗われ続けた話【ポレポレな日常/第2回】

あなたは、ウォシュレットを使用中に水が止まらなくなったことはありますか?私はあります。想像してみてください。トイレの個室の中で、止まらないウォシュレットにお尻を…

いやぁ~ん力(ぢから)【ポレポレな日常/第1回】

「いやぁ~ん力(ぢから)」をご存知だろうか。「いやぁ~ん対応法」を実行した時に生まれる、抗えない力のことである。念のために言っておくと、「いやぁ~ん対応法」とい…

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お仕事のご依頼について〜村田幸音のポートフォリオ

こんにちは!フリーライター の村田幸音(むらたさちね)です。 現在は、取材やオウンドメディアのコラム、記事執筆を中心に活動中です。 また、ファンシー文具会社でのキャラクターデザイナー経験を生かした記事内のイラストやアイキャッチの作成、一眼レフでの簡単な撮影と写真の加工も対応しています。 こちらの記事では、私の経歴と実績をまとめております。 ご依頼いただく際の参考にしていただければ幸いです。 ※お仕事のご依頼やご相談は、以下お問合せフォームよりよりお気軽にご連絡ください。 ●

いつも背中にシャウエッセン【ポレポレな日常/第16回】

「背中にシャウエッセン挟んで!落とさない!」 先日、ダンススタジオの発表会があった。そのレッスン中に先生から言われた言葉がずっと頭に残っている。 私は猫背だ。ライターをはじめてからはパソコンに向かっている時間が長いこともあり、ますます背中が丸くなってしまっていた。いつものレッスンでも「肩甲骨を寄せて」と繰り返し指導されているのに、ちょっと気を抜くと忘れてしまう。そこで出たのが冒頭の言葉だ。 意識としてはわかる。肩甲骨の間に挟んだシャウエッセンを落とさないように姿勢を保っ

やっほい。還暦カウントダウン/ポレポレな日常第15回

ライターになろうと思ったのは55歳の時だ。コロナで仕事がなくなったこと、愛犬がシニア期に入り在宅時間を増やしたくなっていたことなど、理由は複数ある。その理由のひとつがカウントダウンである。 新年のカウントダウンが好きだ。去りゆく年へのちょっとした切なさと、それを上回る新たな年への高揚感。そしてなにより、過ぎた日々の失敗や後悔をチャラにしてくれる優しさも。 緊急事態宣言によって仕事がまるっと無くなった時期、55歳という自分の年齢に気づいてテンションが爆上がりした。「還暦まで

女神の前髪コレクション【ポレポレな日常/第14回】

また、女神の前髪を引きちぎってしまった。 「幸運(チャンス)の女神には前髪しかない」という言葉を素直に信じている私は、目の前に女神を見つけると、とりあえず「えいや!」と前髪を掴む。走り去る女神のスピードやパワーに負けない瞬発力と筋力があると自負しているので、前髪キャッチ率はかなり高い。 けれども残念ながら、気づくと手元には前髪だけしか残っていないこともある。どんなに必死に捕まえても、手を離すまいと握りしめていても、前髪だけを残して走り去る女神は無数にいる。掴んだ前髪に見合

お仕事のご依頼について〜むらた さちね ポートフォリオ

イラストレーター:むらたさちねとは 千葉県生まれ。射手座。 文具メーカーにキャラクターデザイナーとして勤務後、製菓会社の商品開発・デ ザイン、大手芸能プロダクションの ファンクラブ運営・会報誌作成などを経て、なぜか突然スーツアクターに 転身。キャラクターを描く人から、キャラクターの中の人になる。 引退後、フリーランスのイラストレーター・ライターとして活動中。 ファンシータッチの動物イラストが得意。 ライター名は村田幸音。 株式会社集英社DeNAプロジェクツ「きゃらくり!」

15歳でプロレスラーを諦めて夢を手放したら、24年後に突然デビューできた話【ポレポレな日常/第10回】

幸せすぎて「たった今、人生を終わりにしたい」と思ったことがある。その瞬間があまりにも素晴らしく、色褪せてゆくのがもったいなくて。 人って、幸せな時にそんな感情になることがあるんだと驚いた。 幼い頃からずっとプロレスラーになりたかった。当時、全女(全日本女子プロレス)の受験資格は15歳。その日を目指して小学校から中学3年までの間、100回の腹筋を欠かさず、リングに上がる自分をイメージトレーニングする毎日だった。 ようやく入団テストを受けられる年齢になり、自信満々で申し込む

世界一かわいい犬のいる家【犬との暮らしVol.2】

うちには世界一かわいい犬がいる。これは由々しき問題だ。 すべての犬はかわいい。それは間違いない。街中で犬に会うと自然に顔がニヘラとする。あまりの可愛さに怪しまれるほど見続けてしまう。そしてその後、すぐに家に帰りたくなる。まだ用事が終わっていないというのに。しかしこれは仕方がないことだろう。なんたって我が家では、世界一かわいい犬が待っているのだ。 テレビや映画や雑誌、SNSで魅力的な犬たちを見ていると、かわいさにメロメロになってしまう。もう仕事なんかしないで、ずっと彼らを見

幸せの音〜母の日によせて【ポレポレな日常/第8回】

ライターの仕事の時に使っている「幸音」という名前は本名ではない。 母が私につけたかった名前が「幸音」だった。「幸せ」の「音」 と書いて「さちね」と読む。幼い頃に繰り返し聞かされていた私は、いつかこの名前を使ってなにかしたいと思っていたのだ。 もちろん本名に込められた思いも愛情もガンガン感じているし、愛着もある。それでも一度も呼ばれたことのない「幸音」という名前にも、ずっと強い思い入れがあった。 良い名前だなぁと思う。「音」というものはひとり占め出来ないから、どうしても誰

ニガテなあなたへ「ありがとう」【ポレポレな日常/第7回】

「掃除のおばちゃんと仲良くしたって、なんの役にも立たないだろ?無駄じゃん」上司から優しい笑顔でそう声をかけられた。毎朝会う清掃スタッフの方と挨拶を交わし、軽く雑談している姿をみていたらしい。キョトンとしたわたしの顔をみて、上司はさっきよりも優しい口調で「ちゃんと先を見て動かないと」と続けた。 当時の私はテレビ局で働いていて、そこで出会う人との繋がりはその後 仕事に大きな影響を与えることはわかっていた。そんな自分の立場を有効に活用できていな私を心配して、助言してくれたのだろう

私の命と親父ギャグ

「右足の次に左足を出すくらいなら死んだ方がましだ」 こう見るとバカバカしいことこの上ない言葉だけれど、その当時は本気でツラく悲しく、道路の真ん中で涙が止まらなくなった。駅から20分ほど歩けば着くはずの自宅は遥かに遠く、3時間かかっても辿りつかない。 その頃の私は病んでいた、と思う。わざわざ「思う」と書いているのは、病院へ行くこともできず病名がついていないからだ。とはいえ眠るのも食事もおぼつかなく、10kg以上落ちた体重は30kg台になっていた。毎日、朝が来なければいいのに

おならが世界を幸せにした話【ポレポレな日常/第3回】

「ただ生きているだけで、みんな誰かを幸せにしている」 よく見かける言葉だけれど、本当にそうなのだろうか。疑い深い私は、いつも半信半疑でこの言葉を聞く。 そりゃ信じたいけどさ。自分に置き換えると素直にそうも思えないのだ。けれども先日、この言葉は本当なのかもと感じられる出来事があった。 ねぇ、ママ、プープーして! スーパーのレジに並んでいた時のこと。どのレジも長蛇の列で、どこに並べば早く会計できるかみんなが探りあっているような状況だった。 列に並んだ後は、ひたすらスマホを

飛べないはずのクマンバチと永遠に飛び続ける紙飛行機の話

学術上、クマンバチは飛べない。 それを知らないから飛べるんだって これは、2008年に23区/オンワードのポスターに使われたコピー。 飛べないことを知らないから飛べる!なんと魅惑的なコピーだろう。自ら限界を決めなければ、なんだってできる。経験や知識は大切だけど、時に未来を狭めてしまう。これが、大人になればなるほど新しいことに挑戦できない理由のひとつ。諦める言い訳がつくれるからね。 クマンバチはなぜ飛べないのか? さて、クマンバチの話に戻ろう。普通に飛んでいるクマンバチ

犬なんか飼わなきゃよかった【犬との暮らしvol.1】

昨日は愛犬の11歳の誕生日だった。 スヤスヤと無防備に眠る愛犬をみて、しみじみと思う。 あぁ、もう、本当に犬なんか飼わなきゃよかった。 犬を飼う前の我が家は、長期休みには海外旅行に出かけるのが定番だった。当時、仕事の関係で休みが合わなかった我々夫婦は、知らない国でゆっくりと一緒に過ごす時間をなによりも大切にしていた。 けれども愛犬が来て以来、一度も海外へは行っていない。 だって、こんなにも可愛く愛おしい生き物を家に残してまで行きたい国なんか、一体どこにあるというのだろ

初心者とプロが共に学ぶ「取材ライティングコース」の魅力とは

日本最大級のクラウドソーシングサイトである株式会社クラウドワークスでは、オンラインコミュニティ型の学びの場「みんなのカレッジ」を展開しています。 さまざまなコースで多くの卒業生を排出しているみんなのカレッジに、20220年新たに誕生したのが、4週間で取材ライティングのスキルが学べるという取材ライティングコースです。 初心者ライターだけでなく、ライターとしてすでに仕事をしていても「取材ライティングは気になるけれど、具体的な仕事内容やはじめ方がわからない」という人は多いかもしれ

会社のトイレでお尻を洗われ続けた話【ポレポレな日常/第2回】

あなたは、ウォシュレットを使用中に水が止まらなくなったことはありますか?私はあります。想像してみてください。トイレの個室の中で、止まらないウォシュレットにお尻を洗われ続ける自分を。 「おしりだって、洗ってほしい」 トイレでお尻を洗うという発想がない時代に、強烈な印象を残すコピーと共に登場したウォシュレット。今ではすっかり定着し、洗ってほしかったお尻たちも嬉しそうです。けれども、便利で快適なものには大抵落とし穴があるものです。 これは十数年前、職場のトイレでウォシュレットを

いやぁ~ん力(ぢから)【ポレポレな日常/第1回】

「いやぁ~ん力(ぢから)」をご存知だろうか。「いやぁ~ん対応法」を実行した時に生まれる、抗えない力のことである。念のために言っておくと、「いやぁ~ん対応法」というのは私が勝手に編み出した方法なので、検索してもでてこない。ごめんよ。 やり方はいたってシンプルだ。たとえば満員電車で足を踏まれたのに、なぜかこちらが睨まれてカチンときたとき。「チッ」と思う代わりに「いやぁ~ん」。 クタクタに疲れて心と体を休めようと入ったカフェで乱雑な接客された時。「お前いったい何様だぁ?!」の代