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*thanks* photo by sachiko

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#小説

プルースト『失われた時を求めて (まんがで読破) 』 イースト・プレス, 2009.

 ブルジョアの「私」が紅茶に浸したマドレーヌの香りによって時を超越する物語 「人種の違い…

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山寺の秘密

とある地方の山寺に、新米のお坊さんが入門してくる。彼の名前は杉原樹。28歳の好青年。都内の…

若く見られたくなどない

日曜日の夜、ケイトブランシェットの画像を眺め続けて気が付けば1時間経っていた。あの方から…

Una
4年前
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新作! よみがたり 第1話 アヤカシと男の娘と雄んなの子。そして、ケモミミ?

 ここはかつて、日本と呼ばれた国の中心、帝都。  その帝都から、北に約数百キロ。東北の地…

結城里音
4年前
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大聖堂の階段で聞いた「人生がうまくいってるサインの見つけ方」の話

 マッシュルームを買いに屋外マーケットに来ると、花屋さんでは黄色い水仙の花がたくさん売ら…

別れ道

惚れてみたってどうにもならぬ 愛するあなたは人の妻 運命悲しい男と女

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スターゲイザー scene 4

4.天国の断崖に立つような日々を 雨みたいだと思う。 朱江(しゅえ)の声は耳の奥をやさしく濡らす驟雨のようで。いつまでたっても、耳に残って離れない。 ーうき。ねえ、うき。 何度でも繰り返して、何度でも呼びかけて。この度にうれしくなる、世界が優しくなるし、唐突に走り出したくなるし、唐突に立ち止まりたくなる、唐突に、泣き出したくなる。 辻宇希が晋朱江にあったのは、5年前の春で、大学の講堂にひしめく新入生の中に彼女の姿はあった。 「サラサラヘアーだ。」 斜め前に座っ

ふってきたみかん

※途中あまりきれいでない表現をしてしまいました。気をつけて閲覧下さい。 みかんが落ちてき…

UZ
5年前
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【御礼】草原賞が一次選考通ってました

こんばんは、ほしちかです。一日に何ポストもしてすみません。 最近ますますnote投稿の更新頻…

上田聡子
5年前
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