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AIとデザイン思考の融合: ITベンチャー×関東学院大学との産学連携授業事例紹介

関東学院大学 人間共生学部 共生デザイン学科 佐々 牧雄先生からお声掛けいただき、Avinton Japanとのコラボ授業を開催!

佐々先生、Xでも話題の人。
愛のあるメッセージがバズっていますのでご覧ください。

私も先生のXが面白く、Xをフォロー→交流からはじまったご縁です。

高齢化、人口減少、DXにAI・・・答えのない時代─学校をはじめとした教育機関でAIをはじめとした最新テクノロジーを用いて新たな授業やワークショップを検討している方に参考になるよう本noteをまとめました。

  • 授業内容が時代遅れに感じられ、学生の関心を引き続けることが難しい。

  • 新しいテクノロジーを教材に取り入れる方法がわからない。

  • 産業界とのつながりを持つことで、学生に実践的な経験を提供したいが、どこから始めればよいか見当がつかない。

  • デザイン思考やAIの教育における実践的な応用例が欲しい。

これらの課題に対する実践的な解決策を、関東学院大学とAvinton Japanの協働プロジェクトからヒントを得て、当社との産学連携に興味を持っていただけたら嬉しいです。


AIによる産学連携機会をくださった関東学院 関東学院大学人間共生学部 共生デザイン学科とは

共生デザイン学科では、デザイン文化やデザイン企画など、課題を発見し解決方策を構想する知識を習得するデザイン構想領域と、映像表現、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、インテリアデザインなど、構想を具体的に表現するデザイン表現領域を重点的に学修し、デザインを通して新たな共生のあり方を提案する構想力と表現力を身につけることを目指します。

関東学院HPより

ITやAIのプロであるAvintonジャパンとデザインのプロ佐々ゼミのコラボレーション。

本産学連携授業を通じて、私自身もAIとデザイン思考を融合させた教育プログラムの大きな可能性を感じることができました。


Avintonジャパンと関東学院大学によるAIとデザイン思考×レゴブロック授業事例

関東学院大学の佐々先生の専門はデザイン・マネジメント、デザイン・プロデュース、サービスデザイン。

エスノグラフィ(観察調査)を活用しながら、人・モノ・カネ・情報をどのように配分すると、デザインを理想に導けるかの研究をされています。

http://33lab.com/

佐々先生は、「LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎メソッドと教材を活用トレーニング終了認定ファシリテーター」でもあり

レゴブロックを利用した問題解決やチームビルディング

も得意とされています。

今回のコラボレーション授業は、佐々先生のゼミナールの授業にAvinton Japanが協力する形で開催。

学生たちがAvintonジャパンの自社ソリューションであるエッジAIカメラの実際のビジネスシナリオを自由に検討しアイディアを固め、AIカメラを活用した課題解決ソリューションをレゴモデルを作成するという形で実施されました。

AIカメラの活用事例

このブログでは、これから産学連携を検討している大学の先生方に、具体的な授業の進め方と、その効果について紹介します。

その前に・・・・大切なこと。

デザイン思考とは?

デザイン思考は問題解決においてユーザーの経験を中心に置くアプ
ローチです。

デザイン思考は、複雑な問題を、デザイナーがデザインを行う際の思考法を活用して解決し、新しい製品やサービスを生み出すための思考法です。ユーザーの真のニーズに合った製品・サービスの開発やアイデアの創出に有効です。

近年では、デザイン思考は、ビジネスシーンで求められるイノベーションや組織の強化にも貢献することが期待されています。

デザイン思考とその他の思考法の比較
大阪工業大学 デザイン思考教育ーデザイン思考とは?

デザイン思考法を授業に取り入れることで、学生たちは実際の問題に対して創造的かつ実用的な解決策を見つけ出す力を身につけることができます。

本授業の参加者である学生さん(3,4年生)は日ごろからデザイン思考やワークショップ法を実践的に学び研究されています。

そのような学生さん達が、最新技術ソリューションをベースに地域課題や社会課題を解決するためにアイディエーションをするとどうなるのか、私達もとても楽しみに授業を準備しました。

Avintonジャパンとの産学連携の考え方と始め方

本ブログをお読みの方の中には、これまで企業と協働したことがない、これから学生の教育のためにIT業界の企業と連携していきたいと思われている方もおられると思います。

産学連携といっても、共同研究、授業開催、卒業研究のテーマだしなど様々な形があると思います。

私達Avintonジャパンは、教育・産業の課題解決-

未来を担う若者たちにITやAIといった最新技術を身近に感じてもらい、IT分野に可能性を感じ学びを深めるきっかけを提供しIT業界の人材不足を解決したい

と思っています。

ですので、産学連携の形や形態に一切のこだわりはなく、私達が力になれることはご協力したいです。

ですので、これを機に産学連携やIT企業との接点をもちたい、少し話を聞いてみたいと思った方はHPよりお気軽にご連絡ください。

産学連携を開始するにあたっては、両者が共有する目的を明確にし、学生にとって有益で実践的な学びの場を提供することが重要です。

Avinton Japanが最先端のAI技術を提供し、大学側は教育カリキュラムにこれを組み込むという形が一般的ですが、理論だけでなく実際に市場で求められるスキルを学生に教えることが可能になります。

Avintonジャパンと佐々ゼミの授業の流れ

デザイン思考とレゴを活用し、AIカメラを活用した課題解決アイディアを考えるワークショップを開催。

まずはAvintonジャパンが会社概要、AIカメラソリューション、AIカメラの事例事例を紹介。

Avintonジャパン採用担当がAIカメラソリューション、ワークを説明する様子

そのあとは佐々先生がファシリテーションを担当し授業全体を引っ張ってくださいます。

今回のAIコンサルティング体験(アイディエーション)


学生がポストイットを使ってテンポ良くアイディアを出していきます。まずは10分しっかり自分で考えて集中的にアイディアを出していきます。そして1グループ20前後アイディアがでてきたところで、採用するアイディアを1,2個みんなで決めていきました。

役約10分でこれだけのアイディアがでました!

アイディアを出す人、アイディアに対して褒める人、突拍子もなく面白いことを言う人などディスカッションが盛り上がるように、一人一人に役割も与えられました。

そのあとはグループごとにアイディアをしぼり、レゴでアイディアの具現化を行います。

学生皆さんがデザイン思考やレゴによる表現に慣れていることもあり、作品をつくりあげるスピード(約10分ほど!)に驚愕しました。

役割分担をして皆が考えた世界観をレゴでつくりあげていきます
終始笑い声飛び交います。でも手は止まらない!


レゴを用いたプロトタイピングセッション終了後、みんなで磨き上げたアイディアに基づき、具体的な製品ストーリーを創造し、劇をつくっていただきました。

つくった劇を即興でプレゼンテーション!

全てのチームのアイディアが課題を解決するソリューションになっており、レゴをつかってデモンストレーションをするので、カメラはどこに設置して、何を映像としてとらえ、どんな施策を動かすのか

ソリューションの活用ユースケースをビジュアルイメージで1分で理解することができました。

パワーポイントで説明するより何倍もわかりやすく、腑に落ちました。

授業が終わってみるとアッという間で、先生や学生さんからも
「とても楽しかった」
「卒業研究にAIカメラを活用したい」

と言っていただけました。

IT業界を身近に感じてもらうことー私達の目標が達成された瞬間でもあります。

AIを活用した授業についてのまとめ

AIとデザイン思考を核とした教育プログラムは、学生にとって価値ある学びの機会を提供すると同時に、大学と企業の双方にとっても新たな価値を創造する産学連携です。

一辺倒の授業を提供するだけでは、学生さんたちの学びの効果をあげていくことは難しいでしょう。だからこそ、リアルな社会を最新技術で解決できるようなお題に取り組む様な授業やワークショップを提供することが1つの解決策になるかもしれません。

Avintonジャパンでは当社のリードエンジニアが設計開発したエンジニア向け研修Avintonアカデミーを元にした学校向けプログラムを用意しています。


産学連携の発展と、日本のIT人材育成のために実施していますので基本無料で開催しています。(複数回講義、年間授業などは別途ご相談)

詳細情報、他大学や専門学校様との事例、先生方の声などをご覧になりたい方は以下の公式HPよりご確認ください。

【学生向け講義】Avinton Academy on Campus- Avintonジャパン

興味を持たれた大学の先生は、ぜひこの機会にAvinton Japanとの連携をご検討ください。未来のイノベーターを育成するための一歩を、共に踏み出しましょう。

おまけ

佐々先生の1分も無駄にしない授業設計と時間の使い方に感動した私でした。

#産学連携 #デザイン思考 #AI #イノベーション

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