はじめての船旅は、小笠原ひとり旅③イルカと泳いで~編
こんにちは。これまで、30代看護学生の頃はじめて、小笠原に行ったときのことをnoteにしています。
①では、小笠原丸での、「ユカイな周囲に恵まれて、丈夫なカラダがあればそれなりに楽しいかもしれない雑魚寝・船旅」のことを書きました。
今回も、小笠原のことを書こうと思うだけで妙にわくわくしている自分がいます。さて、今回は小笠原丸に乗り込み、到着したところからはじめたいと思います。
25時間の船旅を終えて、船が小笠原に着くと、そこにはプラカードを掲げた民宿や宿泊先の方々がたくさん。
「ようこそ小笠原へ!」ムードがすごく、熱烈歓迎。ちゃーんと待っていてくれて、車で連れて行ってくれるシステムに感激でした。
わたしも、雑魚寝で近くにいてすでに仲良くなっていた女性メンバー数人と一緒の民宿です。
そこは、歩くとすぐに小さな入り江があって、ビーチが見える宿でした。だれかがつくってくれたのか、木のブランコが目印のようでした。
宿でいいな、と思ったのは、みんなで使う竹の物干しざおに、朝手洗いした洗濯物を干して、夕方帰ってきたときには、カランと乾いていたこと!
この南国チックなおおらかさが、すごく気に入りました。
生まれて初めてイルカと泳ぐ
さて、この時の小笠原で、いちばん感動したところにいきたいと思います。
それは、一番楽しみにしていた、イルカと泳げるドルフィンスイム。
シュノーケルも生まれて初めて前日に体験していましたが、海の中を潜るのは、生まれて初めて。ライフジャケットもあるし、ちゃんとしっかりしたサポーターさんもついているので、その点はノープロブレム、心配はゼロです。
一つあるとすれば、海から上がる時に、スタッフの方2人で船に引き上げてくれるのですが・・・
その時、クジラやトドのようにずっしりしたおばさんを引っ張り上げる、若いお兄さんお二人が気の毒・・・と心配したくらいですかね笑
やがて、スタッフの方が船から、イルカの群れを見つけました。さあ、いよいよ、わたしもイルカと泳げる!
すうっと潜っていくと、すぐ隣にイルカが泳いでいるではないですか。
群れの中で、わたしは、一頭のイルカと判走するように泳ぎました!
その時、なんと、わたしはずうっと笑っていたんです。
海の中なので、口を開けて笑っていなかったはずです。それでも、わたしは、たしかにずうっと、笑っていました。心と魂が笑っていたんだと思います。
うれしくてうれしくて。楽しくてたのしくて!
「歓喜」という言葉がありますが、あのときの状態は、「歓喜していた」の表現がいちばんふさわしいと思います。その後、ずいぶん経ちますが、あのような歓喜経験はまだありませんねえ。
江ノ島水族館で、イルカと握手したことがあります。ゴムのような弾力。でも、ゴムじゃなくて生きているのであたたかいイルカのヒレと握手。
その時もそれなりに、その感触に感動しましたが、一緒に泳いだ経験で、イルカが大好きになりました。
あのころ、砂浜にはサンゴがたくさんあった
砂浜には、海の中でサンゴとして生きていたものが打ち上げられて、あの頃、埋め尽くすようにふんだんにありました。
キレイな貝拾いに夢中になって、透明な海水に足をつけていた感覚まで、南国の太陽の光を浴びていた自分といっしょに思い出しました。
「さっちゃん、ズボンがぬれちゃってるよ」
そんな仲良くなった旅仲間の声も、聞こえないくらい、夢中になった時間でした。
フルーツの木がいたるところにある豊さ
パパイヤが、街路樹や、通りがかりの道にまるで普通の木のように、いくらでもあることに、豊かさを感じました。
それは、「緑としての木」の豊かさとはまた違った、いくらでも食べられるふんだんに実をつける木があるといった、精神面と生活面が合体した豊かさです。
無農薬で出来る「食べられる身近な果実」は、日本で言うと柿でしょうか。
それでも、マンションなど集合住宅が多くなって、柿の庭木がある家は少なくなる一方じゃないかと思います。
小笠原では、庭にスターフルーツという、南国特有のフルーツがあって、巨大な木にたわわに実っている話も、何度か聞きました。
わたしも貸家で庭があった頃は、プラムを楽しんでいましたが、果物を植えるのもひとつの夢の種なんです!
熱烈歓迎、熱烈送迎の小笠原~人間らしい
ありがとう、はじめての船旅、小笠原!
熱烈歓迎からはじまって、見送りは、船で伴走~熱烈送迎の小笠原。
数日同じ時間を過ごしただけなのに、こんなあたたかさに触れて感激、涙する周りの人に触れるのも、人間らしくてしんみりです✨
その後、2回小笠原に行ったのですが、はじめての旅はやっぱりイルカが最高でした。
noteでも、自分もそこに降り立っているような、気分になる旅の記事もあって、わたしも旅する気分で楽しませていただいています。
マガジンで紹介くださいました✨
K’さんの創作マガジン“空”「7月のテーマ:ひとり旅」で、小笠原ひとり旅の記事を紹介してくださいました。
心地よさを感じる記事を集めるマガジンだそうです。わたしも心に残る記事を集めたマガジンを作りたくなりました。K'さんありがとうございま~す✨
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