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スペイン編 【vol.1】

スペイン、マドリードに赴任したのは2019年、12月、クリスマス前だった。約8年住んだヒューストンに別れを告げ、NY経由のフライトで、極寒の中の移動だった。ヒューストンからNYは予定通りに飛んだのだが、NYからマドリードが雪の為7時間程遅れたのだ。電光掲示板のフライト情報が何度も更新され、1時間また1時間と遅延し、夜中2時くらいだったと思う。ようやく飛び立った。疲労のピークで半死状態だったのを覚えている。

マドリードに着いてから、1月1日に家の鍵を受け取るまで、しばらくホテル暮らしだった。赴任前,11月のサンクスギビングの休暇を利用して、子供達も連れて、家探し、学校探しをしていたので、その点はスムーズだった。

この時の思い出の一つは、うちの2匹のワンコを専門のエージェントにお願いし、ヒューストンから連れてきてもらった事だ。自分達で手続きして連れて来ることも考えたが、もし書類の不備や何かが原因で連れて来られなくったら困るので、高額であったがお願いすることにした。私達とは違うフライトで、しかも一泊するというワンコには過酷なルートだったが、無事に2日後、感動の再会をホテルで果たす事が出来た。

臆病な大型犬の方は怖くて暴れたのだろう、ゲージに鼻の頭をぶつけたのか擦りむいて痛々しかった。うちのワンコ達はシェルターから迎えているので、もしかしたらまた捨てられた。。。と思ったかもしれない。飛行機の荷物室に入れられ、離着陸は相当怖かったと思う。

2日間、外に出してもらえず、ゲージの中にいたであろう、超絶に臭い2匹をシャワーし、乾かし(この作業もすごく大変なのを想像できるだろうか)、その晩ワンコ達は、ふかふかのベットの上で安心したように眠った。

ワンコ達はどこまで理解しているのか分からないが、ヒューストンでエージェントに引き渡した時、普段なら知らない人には、なかなか心を許さないのだが、エージェントのバンに、嫌がらずにヒュッと飛び乗った。”乗らなきゃいけないんだな”と分かっていたのだと思う。

動物は察する能力が本当に高いなあ、と感じた。

10日程泊まったペット可のホテルは、安価だが感じも良く、ペットボトルを再利用して作ったランプが印象的でお洒落だった。

さすがヨーロッパ、エコでお洒落!と少しテンションが上がったのを覚えている。

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