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さちこ、おもちゃ箱をひっくり返したような街へ行く(2014年元旦)

私は小さい頃、(5歳くらい)大きな団地に住んでいて、色とりどりのカーテンの色が映る、たくさんの窓を見ているのが好きでした。
その頃からの影響なのか?とにかく、おはじきをばらまいたようなカラフルな景色の場所にはつい、行きたくなります。

グアナファトが、まさしくそういう場所でした。

メキシコシティから長距離バスで5時間弱。


グアナファトは8日間、冷たい雨が続いているそうです。雨だったら嫌だなあ。しかも4℃しかない日もあるとか。
しかし晴れ女パワー!でどうにかなるさと、いつも用意しているユニクロウルトラダウンをバッグに忍ばせ北ターミナルへと向かいます。(実はグアナファトには2泊、メキシコシティの宿にそのまま大きなバックパックは置いてきたので、軽々な小旅行です。)


行きのバスは日本で予約しました。→後から考えると全く予約する必要なしでした。

高級バスです。(^o^)飲み物とサンドイッチが付いてます。飛行機並みのサービスです。セキュリティがかなり厳しく荷物検査とボディチェックなどハイジャク、強盗予防徹底されています。

もちろんWi-Fiもとぎれとぎれではありましたが、繋がりました。

グアナファトのバスターミナルからはタクシーに乗り継ぎ、今日の宿はラウニオン広場のど真中のホテル

「サンディエゴ」に宿泊します。バックパッカーなんですが、かなり奮発しました!

ホテルの前のフアレス劇場。
普段でもクラシック、オペラ、演劇などが上映されています。

中世の風景が残る街全部が、世界遺産都市です。
早目のチェックインができたので
荷物を部屋に置いて
さっそくピピラの丘へケーブルカーで
登ってみました。街が一望できる場所だそうです。

ピピラの丘の由来は

独立戦争時に決死の突撃をかけた若きインディヘナ(先住民)の坑夫メキシコ独立の英雄、ピピラの名前
からきているとのこと。

けっこうな傾斜のケーブルカーです。3分で到着。

さてさて!!展望台にやってきました。

これまでの旅では見たこともない、まさに!オモチャ箱をひっくり返したような景色が目の前に!


うわー!この景色!この景色ですよ。ずっと、雨だったらしいグアナファト!晴れ女さちこが勝ちました。

赤や黄色、オレンジや、ブルー!キャンディーカラーでしょうか?色とりどりのおうちが、山の斜面に立ち並んでいます。
そう思うと日本はシックな(グレーや白)外観の建物が多いですよね。

わーい!と叫びたいほどの感動で、又、下に降り、今度は日が沈んだ後にやってきたら、あー!これも。

カンテラの明かりが幻想的でロマンチックです。



カップルがたくさんいるなか、ひとりぼっちで、うっとり。


風が強くて寒さに震えていると、ふと、
肩をたたかれたんです。振り返ると!

何とメキシコシティで泊まった宿、サンフェルナンド館で、夜一緒に飲んだK子ちゃんご夫妻でした。

グアナファト行くって言ってなかったし、まさかの再会。K子ちゃんはTさんと新婚旅行中で中米、南米を2ヶ月にわたって旅しているそうです。今日はサカテカスという街からグアナファトにバスで来たとか。(^o^)


さっそく、ふたりの夕食にお邪魔させてもらうことになりました。

メキシコ料理の人気のお店です。
おふたりの出会いの話なんぞを聞き、
ひとりでグアナファトに来たのに思いがけず楽しいひとときとなりました。

夕食はサンドイッチでも、ひとりで食べようと思っていたのが、牛肉の上にチーズたっぷりのタコスと充実したレストランの食事で嬉しい!(ひとり旅の難点は晩ごはんなんですよねー。)


グアナファトでは夜になると
楽団が出没。



エストゥディアンティーナと呼ばれる楽団で
泊まっているホテルのすぐそばで夜遅くまで演奏していて元旦だからか?ホテルの部屋にも音が聞こえ、けっこう寝られませんでした。


グアナファトは、2泊の予定で翌日もオモチャ箱のような街を歩きます。

おとぎ話に出てくるような町並み。

歩いても歩いても

飽きることがありません。


建物も車もハデハデ。



メキシコでは死者は暗いイメージではなく
あくまでコミカルに表現されています。

街中は

ガイコツがイッパイ。


名残惜しいけど、今度は行きと違う

PrimeraPlus社のメキシコシティ行きで
帰ることにします。バスターミナルで、その場の予約でしたが、行きよりも、かなり安いでしたよー(^o^)

メキシコシティ滞在は、ラスト2日です。


、、、、

と思っていました。まだこの時までは。

                つづく。



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