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「ぼく、この本だいすきなんだよね〜」|『ぼくのばしょなのに』

わたしが絵本を好きな理由のひとつに、それが子どもたちとの遊びのきっかけになるから、というのがあります。

この本は、読んだらすぐに真似して遊びたくなるようで、幸せな遊びが始まります。

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子どもが毛布にくるまってかくれんぼ。

「❍❍のいちばん好きな食べ物は、ホットケーキだって知ってるのだ〜れだ」

と言うと、

「パパとママ!」と言いながら、足をぴょこんと出してくる。

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「❍❍がいちばん好きなぬいぐるみが、いるかちゃんだって知ってるのだ〜れだ」
「パパとママ!」今度は手がぴょこ。


そうして、子どもの好きなもの、いいところ、がんばっているところにまつわるクイズをしていって、最後は必ず絵本にも出てくる決め台詞。

「❍❍が毛布のなかから出てきたら、ぎゅーってしたいと思ってるのだ〜れだ」。

「パパとママ―!」
満面の笑顔で飛び出してきて、ぎゅー。


そんな幸せな遊びが生まれる絵本『ぼくのばしょなのに』。

あらすじは・・・

ペンギン親子のほのぼの愛情物語
ペンギンのククーは、パパとママのおなかの下が大のお気に入り。しかし、ある日のこと、自分だけのものと思っていたとっておきの場所が、生まれてきたたまごに奪われてしまいます。「それならば!」と、毛布にくるまってたまごに変身することを思いつくククー。はたしてその場所は取り戻すことができるのでしょうか──。刀根里衣が描く、待望の新作絵本!(NHK出版書籍サイトより)

特に長男が喜びました。

「このたまご・・・、弟が生まれたんだね。ぼくも、❍❍(弟)のこと大好きだよ」が、最初に読んだときの感想でした。

今は、ただただ毛布遊びを楽しむ兄弟。

「ぼく、この本大好きなんだよね〜」とうれしそうに笑いながら、「読んで」とせがまれます。


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