サチコサチオ/幸子幸雄

弾き語りしてます。歌詞置き場となんかしらの書き物。 Twitter @sachicos…

サチコサチオ/幸子幸雄

弾き語りしてます。歌詞置き場となんかしらの書き物。 Twitter @sachicosachio

記事一覧

まぁいいか

まぁいいかって泣いている 夜の街を君と二人 綺麗な花も枯れてしまう それを知った 今日くらいはさ 心地よいビートを刻んで 何もできないさ 誰でもそう、一度くらいは 言…

悪魔になりそうだ

悪魔になりそうだ 今日よりも綺麗な朝がくるなら 掴んでしまいそう 悪魔になりそうだ くだらない話と赤い夕日に溶けてく それでいいのに 枕の上から見える世界は ひどく…

FLYDAY

僕は知ってる あの子が前髪を 伸ばすのは誰にも 見つかりたくないから 散らかした狭い部屋 雨の匂いが鼻についた 暇潰しの金曜日 また見てるだけのフライデイ 透明になり…

嗄れた

斜め上を見て思い出してる 金色の花 今日こそ言えそうさ 月が綺麗で死んでもいいわ クラゲの毒なんかに 怯えていたら楽しくないの 欲のままその手を掴んで 海の底へ沈んで…

夜更かしはマボロシ

夜更かしはマボロシ 泡のように消えるよ 夜更かしはマボロシ 抱きしめるさ、今夜こそ 情けなくて愛おしい世界 冷蔵庫を開けたら明るい未来? 夜更かしはマボロシ 泡のよ…

サマーベイビーブルー

上の空、染まった水色 まっすぐに白線を引きながら あの子は夏になった 長い髪が優しく揺れたら ヘッドフォンをそっと外して あの子の話を聞くんだ 知らない小説と昔の映…

コーヒー牛乳

ねぇ、目眩がしそうだ 君の声は変わらないのに 知らない映画や小説を気取った その仕草が気に食わなくてさ 結んでいた糸が呆気なく燃えて 焦げた匂いがする 甘いような…

桃の天然水

駅の改札口で最後のサヨナラ 君はどこか寂しげに小さく手を振った 何かがかけていてそれがわからなくて 君の世界を酷く濁らせてしまった 君が好きだった桃の天然水を一口…

星に願いを

尖っていく細胞 加速する ただ切なくはないし哀しみもない 染まっていく感情 加速する ただ赤くはないし青くもない 陰っていく太陽 加速する ただ脆くはないし透けて…

四次元少女

ガラス窓に写る僕は 挙動不振の猿のようです 個性的なベースを持って 奇声をあげるあの子が好きです 知らぬ間にデュレイでループ 出鱈目に夜を数えてます エラーの一つや二…

eg

あの子が言ってた世界の終わりは 飴色のように鮮やかだった とっくに夏は通り過ぎたのに 窓を開けたら蝉が騒いでた 5分遅れで繋がったのさ あの子はきっと月兎 僕等の春…

コーラスウォーター

夏の日差しが鬱陶しくて 水色の空がよく見えないや ニッコリと笑う君のために ポケットに入れた105円 放課後自転車を飛ばして 1番近いコンビニで一休み 長めのストロー…

溶けてしまいそう 君の透き通る白に 消えてしまいそう 日々の埃と共に 壊れてしまいそう 君の柔らかい音で 忘れてしまいそう 意味もなにもかもすべて 君の毒で弱さを示し…

歪んだギターのその訳

吐いて繋がる声を見て 泣いて欲しがる理由を知った マッテと縋る僕の影 何で加速しているの? ただ目を閉じて眠るだけ 単純な作業すら難 ゆらゆら渦巻く季節が 未完成な脳…

空からの誘惑

空からの誘惑は午前3時にやってくる 皹割れた心臓の臭いにつられてやってくる 空からの誘惑は午前3時にやってくる 混ぜすぎた感情の煙を目指してやってくる 鮮明に掠れ…

群青と猫と花

鋭く月 光り すでに此処は用無し 放つ言葉を忘れ ただ笑う猫になる 曇った空の色を覚えて 飾った街に青さを足して 拾った影と君を見つめて 濁った音の夢を鳴らすだけ 歪…

まぁいいか

まぁいいかって泣いている
夜の街を君と二人
綺麗な花も枯れてしまう
それを知った
今日くらいはさ
心地よいビートを刻んで

何もできないさ
誰でもそう、一度くらいは
言葉を飲み込んで
優しくない嘘をついた
今夜くらいさ
懐かしいビートを刻んで

まぁいいかって泣いている
夜の街を君と二人
綺麗な花から透けて見える妖しさに
恋をしていた
心地よいビートを刻んで

悪魔になりそうだ

悪魔になりそうだ
今日よりも綺麗な朝がくるなら
掴んでしまいそう

悪魔になりそうだ
くだらない話と赤い夕日に溶けてく
それでいいのに

枕の上から見える世界は
ひどく平で静かだ

大事なものを汚されて
泣くことしかできなかった
日々に手を振って
悪魔になるのだ
君の手をとって
海の底まで
落ちていこう二人で

優しい人になって
傘を刺してあげましょう
逞しい人になって
誰かを守ってあげましょう

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FLYDAY

僕は知ってる
あの子が前髪を
伸ばすのは誰にも
見つかりたくないから

散らかした狭い部屋
雨の匂いが鼻についた
暇潰しの金曜日
また見てるだけのフライデイ

透明になりたい
消えたいわけじゃない
本物でありたい
痛いくらいの

僕は知ってる
暗い場所に
ある程度いれば
僕の目は慣れてくること

夕暮れに反射して
溶けていく街の景色
気がついたら金曜日
まだ飛べない
僕のフライデイ

眼鏡をかけた

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嗄れた

斜め上を見て思い出してる
金色の花
今日こそ言えそうさ
月が綺麗で死んでもいいわ

クラゲの毒なんかに
怯えていたら楽しくないの
欲のままその手を掴んで
海の底へ沈んでいこう

息を吸うたびに
香るのはあなたの気配

100円ライターでハイライト火をつけ
嘘っぽく笑っていたあなたの
煙に溶け込んだ白くて綺麗な
嗄れた声で今日も僕は黒くなる

夏が嫌いだった
優しい人になりたかった
飾っても飾っ

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夜更かしはマボロシ

夜更かしはマボロシ
泡のように消えるよ

夜更かしはマボロシ
抱きしめるさ、今夜こそ

情けなくて愛おしい世界
冷蔵庫を開けたら明るい未来?

夜更かしはマボロシ
泡のように消えるよ

夜更かしはマボロシ
抱きしめるさ、今夜こそ

アルミ缶の酩酊ロケットは
月だって簡単に壊しそうさ

愛と青春の映画は麻薬さ
ないものねだりでも赤い人
それでも愛してくれだなんて
クレイジー

夜更かしはマボロシ

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サマーベイビーブルー

上の空、染まった水色
まっすぐに白線を引きながら
あの子は夏になった
長い髪が優しく揺れたら
ヘッドフォンをそっと外して
あの子の話を聞くんだ

知らない小説と昔の映画
お洒落な柄が透けた白いシャツ
苦手なサイダーと潮の香り
ヘッドホンをそっと外して
あの子の話を聞くんだ

ベイビーブルーは
こっちを向いて
いたずらに笑ってるのさ
ベイビーブルーと手が触れた
そばにいてくれるのかい?

コーヒー牛乳

ねぇ、目眩がしそうだ
君の声は変わらないのに
知らない映画や小説を気取った
その仕草が気に食わなくてさ

結んでいた糸が呆気なく燃えて
焦げた匂いがする

甘いような苦いような
君をいつまでも追いかけていたかった
吐き気がするよ
寂しいのさ

ねぇ、どうして?
君は惚けた顔で言うけど
夕暮れに伸びた影の先には
誰でもない君と二人が

泣かないでおくれ
それが君の答えになるだろ
忘れさせておくれ

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桃の天然水

駅の改札口で最後のサヨナラ
君はどこか寂しげに小さく手を振った
何かがかけていてそれがわからなくて
君の世界を酷く濁らせてしまった

君が好きだった桃の天然水を一口飲んだ
そしたら君の笑顔が浮かんできて
涙が零れ落ちた

ピーチピーチピーチ
甘酸っぱい味は僕等のようで
ピーチピーチピーチ
淡く溶けていき消えてった

あんなに近くで笑っていたのに
ちっぽけな皹が二人を遠ざけた

君の好きだった桃の天

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星に願いを

尖っていく細胞 加速する
ただ切なくはないし哀しみもない

染まっていく感情 加速する
ただ赤くはないし青くもない

陰っていく太陽 加速する
ただ脆くはないし透けてもない

腐っていく想像 加速する
ただ歪んではないし形などない

笑う月を探して
夕凪のふりをして
さまよってる蝶になる
気がついたら3回目

星に願いを

四次元少女

ガラス窓に写る僕は
挙動不振の猿のようです
個性的なベースを持って
奇声をあげるあの子が好きです
知らぬ間にデュレイでループ
出鱈目に夜を数えてます
エラーの一つや二つは
なんとなく気がつきました

寝癖マフラーのせいにして
右手でカレンダーめくる

どうせ季節のせいにして
右手と意識をさらっていく

君は笑った

eg

あの子が言ってた世界の終わりは
飴色のように鮮やかだった
とっくに夏は通り過ぎたのに
窓を開けたら蝉が騒いでた

5分遅れで繋がったのさ

あの子はきっと月兎
僕等の春は狂った時計
タバコの香とつむじ風
夕暮れは鉄の匂い

コーラスウォーター

夏の日差しが鬱陶しくて
水色の空がよく見えないや
ニッコリと笑う君のために
ポケットに入れた105円
放課後自転車を飛ばして
1番近いコンビニで一休み
長めのストローの袋飛ばして
君にぶつけた日もあった
なんでもないことが楽しくて
意味もないのに笑っていた
本当に言いたいことは
いつでも心の奥にしまったままだった

コーラスウォーター
甘酸っぱくて
思い出した君のこと

爽やかな風は今日も吹いて

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溶けてしまいそう
君の透き通る白に
消えてしまいそう
日々の埃と共に

壊れてしまいそう
君の柔らかい音で
忘れてしまいそう
意味もなにもかもすべて

君の毒で弱さを示して
君の毒で強さを砕いて

溶けてしまいそう
君の透き通る白に
消えてしまいそう
意味もなにもかも全て

君の毒で弱さを示して
君の毒で強さを砕いて
君の毒で抱きしめておくれよ

歪んだギターのその訳

吐いて繋がる声を見て
泣いて欲しがる理由を知った
マッテと縋る僕の影
何で加速しているの?

ただ目を閉じて眠るだけ
単純な作業すら難
ゆらゆら渦巻く季節が
未完成な脳をつつく

サヨナラは気まぐれ
一瞬で消える

捻くれた
娯楽の街にて
あえて衿をととのえた

海底に沈んでしまって
息つぎさえ出来ずに苦
右も左も崩れていって
理解不能の音が漏れる

サヨナラは気まぐれ
一瞬で消える

空からの誘惑

空からの誘惑は午前3時にやってくる
皹割れた心臓の臭いにつられてやってくる
空からの誘惑は午前3時にやってくる
混ぜすぎた感情の煙を目指してやってくる

鮮明に掠れて消える名前を呼んで

錆び付いたこの世界で僕は
まるで異星人のよう
一人ぼっちで泣いている
煌めいたあの星から僕は
新手の機械に乗ってやってきたのさ

空からの誘惑は午前3時にやってくる
流暢な甘い言葉で手招きを繰り返す
空からの誘惑

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群青と猫と花

鋭く月 光り
すでに此処は用無し
放つ言葉を忘れ
ただ笑う猫になる

曇った空の色を覚えて
飾った街に青さを足して
拾った影と君を見つめて
濁った音の夢を鳴らすだけ

歪んだ愛に耳を澄まして
狂った針は赤さを指して
萎れた花に名前をつけて
繋いだ声と君を探すだけ