コーヒー牛乳
ねぇ、目眩がしそうだ
君の声は変わらないのに
知らない映画や小説を気取った
その仕草が気に食わなくてさ
結んでいた糸が呆気なく燃えて
焦げた匂いがする
甘いような苦いような
君をいつまでも追いかけていたかった
吐き気がするよ
寂しいのさ
ねぇ、どうして?
君は惚けた顔で言うけど
夕暮れに伸びた影の先には
誰でもない君と二人が
泣かないでおくれ
それが君の答えになるだろ
忘れさせておくれ
優しい陽だまりの中で
甘いような苦いような
君をいつまでも追いかけていたかった
吐き気がするよ
寂しいのさ
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