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不安や恐れなどのネガティブな感情で指先が冷えるようなとき

私は感情の急激な変化が体感に出やすい。
(比べられないからほかの人がどう感じているのかわからないけれど)

心が喜ぶようなもの、音楽や、映像や、アート、言葉…、そういうものに出会った時は、一気に血液が上半身を駆け巡るような感じがして、体がポカポカしてきて、涙をこらえた時のように胸や喉の奥がぐっとなる。

逆にネガティブなもの、悪意や怒りに満ちた言葉や映像、そのような雰囲気をまとった人、不安や恐れなどの感情に出会うと、血液はさっと降りて行き、寒気がしてきて、指先が冷たくなる。
そしてやはり胸や喉の奥がぐっと詰まった感じになる。

今これを書きながら、その時の感覚を思い出しただけで、同じような体感がある。
上がったり下がったり、なかなか心を消耗する(笑)

ポジティブな方は、ちょっとテンションが上がりすぎてしまうこともあるが、概ね放っておいても問題ない。
幸せだな~としみじみして終わる。
でもネガティブな方は、放っておくとどんどん不安が膨らんでいき、そのまま飲み込まれそうになる。

そんな時、温かい飲み物を飲んだり、心が落ち着く音楽を聞いたりするのだけれど、今日この本に書いてあったことを実践したらとてもよかったのでご紹介させていただこうと思う。

まだ全部読んだわけではないのだけれど、パラパラとめくって目に留まったのが、『やわらかいものやふわふわしたものを手のひらでなでるワーク(触るマインドフルネス)』というもの。
私はふわふわした手触りのものが大好きなので、不安やストレスなどがなくても年中触っているのだけれど、手のひらを使って触覚に気づきを向けること、色々なものを触ってなでて、感触を味わうことが、マインドフルネスの練習になるというものだ。

触覚だけでなく、呼吸や味覚、聴覚、嗅覚などを使ってトレーニングしていくことで、ストレス体験そのものにもマインドフルに気づきを向けられるようになり、ストレス体験に巻き込まれることなく距離をおいてそれらを眺められるようになるという。
すると、ストレス体験に対して自分なりに対処できるような対処法(コーピング)を落ち着いて実施できるようになり、生活の中の苦しさを減らしていくことに繋がるのだ。

誰かに頼ること、話を聞いてもらったり背中をさすってもらったりすることはとても大切だ。
それができなくて苦しんでいる人がたくさんいる。
その一方で、常に誰かに頼って寄りかかっているのは不可能に近いので、自分でできる対処法も必要になる。
だからこういう書籍や、場合によっては通院、カウンセリング、デイケアなどでセルフケアの方法を学んで身につけることは、不安やストレスに繋がる要素がとても多い今の時代、誰にとっても幸せに生きるための必修科目なのではないかと感じる。

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