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猫のせなかに【しこり】がある。線維肉腫?

毛があるから写真じゃわからないけど、肩甲骨の間に【しこり】がある。

かわいいかわいい、我が家のプリンセス。
その、かわいい背中にできた【しこり】について書いてみたいと思います。

🐈6歳:女の子・かわいい・カリカリ大好き・太りやすい・賢い


【しこり】…?

遡ること6ヶ月前ほど。
夫が不在の夜、猫とピッタリくっついて寂しさを分かち合いつつ
日課のアニメ視聴をしていました。

なんとなしに撫でていると、背中にポツっとしたものがあるのに気づく。
やや細長い?すごく小さいカプセル錠剤のような感じです。

一瞬ギョッとするものの、
「マイクロチップみたいかも?きっとそうだ」と思い直し
勝手にホッとして眠りにつきました。

その後3ヶ月くらい経ったころ。
なんとなしに背中を触った時、また何かを見つけました。
いつかの夜は、触っているうちに場所がわからなくなるくらい小さかったものが、
今度は球体に近くなり、サイズも大きくなっている。。。?

またギョッとしましたが、
ネット検索で「マイクロチップが触診できる場合がある」
「毛根は腫瘍が出来やすいが良性の場合が多い」
などの情報を見てまた勝手にホッとして。

触ると大きくなちゃうかもしれないから、そっとしとこう。
夫とそんな会話をしながら、そのままにしていました。

後悔先に立たず。。。

【しこり】と爪切り失敗

その後すぐ、
爪切りに通っている近所の小さな動物病院にて雲行きが怪しくなりました。
おじいちゃん先生に
「ここにしこりがあって、でも小さいのでマイクロチップとかでしょうかね?」と気軽に聞くと

👴<チップは肩だよ。背中には機械が反応しない。
「じゃあ何でしょうか?」
👴<なんだろね?←この間めっちゃグリグリ【しこり】をつまんでいる。

🐈ニャッ!
👴<ちょっと痛いみたいね。
「え、なんでしょうか。」
👴<ワクチンの直後こういうのできるけどね。あでも、打ったのかなり前か。
  じゃあ違うな。わかんないけど、また大きくなったら来て。
  取っちゃうから。

なんだろうなんだろう…
モヤモヤが残ったまま帰宅。

肝心の爪切りは、仕損じて微量に出血。
「獣医さんで切ってもらってるのに何故だッ‼︎」
って怒りの方がモヤモヤより強かったかも。笑
徒歩圏内で選んだ先生だけど不信感がヒョッコリ。
そして猫MAX不機嫌🐈

【しこり】大きくなる。2軒目の病院へ

小さなカプセル錠剤→
りんごの種のような小さな球体へと成長していた【しこり】。


爪切り仕損じ事件から1週間ほどで、
なんと、小さいビー玉くらいの球体へと再成長していました。

私同様、夫も不安になってきた。
「他の動物病院に行こう。」
Googleで、評判良し・家にそこそこ近いで選んだ2軒目の病院に。
ダンディな男の先生。

👨‍⚕️<確かに、しこりがありますね。皮膚上でなく、皮下の脂肪あたりに。
  下の方、根が張っているようにも感じられる。
  これは、良性か悪性かわからないですね。
  ツルーカットという検査で、中の細胞を採取して検査に出しましょう。
  悪性だった場合、しこりだけ取っても根が残っていたら意味がないので。

マジか。
1軒目の爪切り仕損じ先生、
めっちゃ軽く「取っちゃうから」って言ってたぞ。。。

でも姫、まだ6歳だし、ご飯もモリモリ食べるし、
快便だし、毎日走り回ってるし、きっと悪性ではないよな。

うん、そうだよ、きっと何か脂肪が固まっちゃったんだよ。
うちの子、食いしん坊だからね。

なんて会話をし、1軒目の不信感から、ダメ押しで3軒目も行くことに。

【しこり】とサードオピニオン

今度はハキハキした女医さんでした。

👩‍⚕️<だいたい同じ私見ですね!
 でもうちはツルーカットの設備がないので、
 とりあえずしこりを切除して、それを検査に回して追加情報があれば
 2回目の手術、という流れになるかと思います。

 2軒目の先生は外科得意な人だし、いいと思うよ。
 ツルーカットの方が負担少なく結果がわかるしね。判断は任せます!

納得!!!!!
よかった、3軒目の先生に後押しをもらった。
安心してツルーカットなるものをやってもらおう。

局所とはいえ麻酔するって聞いてたから、人間たち余計に心配しちゃったよ😅
慎重になりすぎて、余分に車に乗っちゃったね。
もう一回だけ、来週病院行こうね✨
だって、きっと大丈夫(良性)だもんね!

なんて言いながら、2軒目のダンディ先生に改めて予約電話を入れました。

(余談)
1軒目でグリグリされたあとから急に大きくなった気がする。と話したら、
「(1軒目は)そういうこともあるかもね😅」と女医さん苦笑い。
1軒目のおじいちゃん先生、
もし本当にあなたのせいで大きくなったのなら冗談じゃないのである。

【しこり】の検査、ツルーカット生検

断食で不満そうな猫を検査に連れて行きました。
ツルーカットとは、太め針を腫瘍に刺し細胞を採取する検査だそう。
先生曰く「地質のボーリング調査みたいな感じ」だそう。
局所麻酔と鎮静剤を打ち、針の分だけ毛刈りをされた猫。

小さく四角いハゲなので
「USBソケットみたい」と思いながら、
まだ足元がふらつきながらもカリカリにがっつく姿を眺めていました。

「今日は嫌な目にあったね。きっともう、しばらくこんなことはないからね。」
となぜか全部終わったように夫と安心していました。

猫、病気だったの?

数日後。
ダンディ先生から電話。

👨‍⚕️<検査帰ってきました。線維肉腫でした。悪性の腫瘍(癌)ですね。
  先日お伝えしたように、腫瘍の根が残ってしまうと元も子もないので、
  大きくマージンを取って切除する
ことになります。

👨‍⚕️<肩甲骨の間なので、
  筋肉・肩甲骨・背骨も削らなくてはならない
かもしれません。
  大きな手術になるので、専門医がいる病院を紹介します。
  詳しい説明と書類等、飼い主さんだけで大丈夫なので、来院してください。

6月に似合わない炎天下の中、日陰に移動しながら、
自分の声と顔もどんどん曇っていくのがわかりました。

「すぐ伺います。」
と電話を切って、出先での荷物を一度家に置こうと、自宅に戻りました。

玄関を開けると、いつも通り出迎えて、ニャッ🐈と鳴く猫がいる。

「猫、病気だったの?」
🐈<撫でろ
ものすごく変な気持ちでした。
そして病気の猫自身ではなく、私が心細くなってしまった。

🐈<撫でろ、まて、また行くのかにゃ。

気が動転しながら病院に着いて、先生の話を聞いてみる。
すると、だんだんと心の整理がつきました。
理路整然としつつ、暖かく
「ツルーカットやってよかったです。ね、まだ若いですから」
と言ってくれた。

うううう、先生いいいいい😭

ダンディ先生の説明を元にイラスト描いてみた。
「背骨に近いので、そこをどうするかは専門医に聞いて」とのこと。

余談で「獣医学は年々変わる。新しい設備や若い人員のある大きな施設の方が信頼できることもある。
今回紹介するところは、そういう意味でも私は大変信頼しています。」
とも言って、候補の2つの施設のことをとても詳しく説明し、
家から通いやすいのは何処か、なども考えてくれた。
感謝です。


後悔先に立たず。今できることをやろう!

もっと早く、3軒目も行かずにすぐツルーカットをやっていれば。
そもそも、見つけた時点で過信せずすぐ良い病院に行っていれば。
後悔もしつつ、二次病院へ紹介してもらうこととなりました。

予約もまだ。もちろん詳しい検査もまだの状態ですが、
この不安な1日の中、「肉腫」で調べて見つけたブログさま・情報サイトさまに大変勇気をもらい、
記録って大事だなと思った次第。
(たけBlogさま→https://note.com/takepnbiz/n/ne751e923f2ba)

自分の整理のためにも、
どこか遠くのプリンセス・プリンスの役に立つようにも、
また進展次第、続きを書きます!

元気なお顔。そしてラブ。

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