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6年前、空へ旅立ったあなたへ




さちさん
また一年が経ちました。


わたしはね。うつ病治ったと思います。

だって前と同じくらい
動けるようになったから。



毎日忙しくしています。

一緒に作っていた地域新聞も
コロナで一昨年は休刊してたけど
昨年は年3回発行してね。

4月からはまた隔月発行に戻ります。


苦手だった営業も
がんばってこなしています。

さちさんが教えてくれた

「営業って素敵なお仕事なんですよ。
 相手の方に良いものをお知らせできる
 両方にとって幸せなことなんですよ。」



目から鱗が落ちた気がしたあなたの言葉。


引け目を感じたりせずに

良いことは良い。正しいことは正しい。
そういうことに気兼ねなんか要らない。

そう思えるようになったのは
あなたの言葉がきっかけでした。



昨年、お花を送ったら
立派なお菓子と写真とお手紙が
ご主人から届きました。


贈ったお菓子を持っている息子さんの写真と
七五三の写真でした。


今年は考えて
命日にお花を送るのは止めますね。

代わりに、お墓参りに行こうと思ってます。
あなたに会いに。

その時にお花を持って行きますね。



昨年、ご主人から

いつの日か元気な息子に
会っていただけるとうれしいです。

とお手紙をいただいたの。


大きくなったよね。
会いたいなって思いました。

だから、近々会いに行こうと思っています。



わたしが死のうと思った時に
ご主人のことが頭に浮かんだこと
さちさんが助けてくれたんだってこと
お手紙に書いてご主人に渡したらね。


まださちは生きているんだなと。
たまにですが不思議なことがおこります。
その度に、さちが空から見てくれていると
思っています。

ってお返事をいただきました。


わたしもさちさんに見守られて
ここまで回復してきたんだなと思いました。



一緒に会いに行った娘は
もう中学生になったんですよ。

息子も高校生になりました。


さちさん。
わたしはもう死のうとは思いません。

だから安心してね。


夫とも一緒生きていこうと
思えるようになりました。

娘が20歳になっても消えたりはしません。



親子の居場所はね。
昨年の春から話が止まってしまったの。

でもあきらめないで、がんばりますね。


居場所ができたら働きたいって
言ってくれた人がいるのです。

そんな人たちを増やして
みんなで作っていきますね。


産後うつで辛い思いをする人を
一人でも減らしていけたら。

無理はしないで
でもがんばりますね。



さちさん
いつも見守ってくれてどうもありがとう。

これからも空から見ていてね。




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