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鳥取・島根車なし2泊3日ひとり旅

暑さも厳しくなってきた7月中旬、念願だった山陰旅行に行ってきた。
旅行計画を立てるときに、日程の目安としてモデルコースを調べてみることが多いけど、山陰は車での旅行が前提で、公共交通機関を使うコースはほぼなかった。
私は絶賛ペーパードライバーなので、一人での運転は怖すぎてできない。
意地でも電車とバスを駆使して行ってやる!と決意して、下調べ万全の状態で鳥取へ。
参考までに、交通費の全合計も最後に載せてます^^


1日目


大阪から鳥取までは特急スーパーはくとで2時間30分ほど。ちなみにこの電車、振り子式と呼ばれるものらしく、かなり揺れるのと音がでかいです。
ぼーっとしながら景色を眺めて到着。
到着してまずびっくりしたのが、鳥取駅に自動改札がない。駅員さんが立っている。恥ずかしながら有人改札を初めて見たので、おろおろしながら通る。普通に行けた。

最初の目的地は鳥取砂丘。でも平日なので次に来るバスは30分後。おみやげとか見ながらぶらぶらしたり、梨ゼリーを食べたりして時間を潰す。
バスに乗って20分くらいで鳥取砂丘に到着。(山陰はICカードが使えるところがほぼないので、現金必須です)

オアシスに映る馬の背

砂丘は想像以上に広かった。せっかくやから海も見たいと思って、馬の背まで歩く。砂丘で遠近感がおかしくなってたのか、近そうに見えて遠かった。
海が見えるところまで登ってきたけど、曇ってたのもあって絶景とまでは言えなかった(;;)夕陽とか見るのがいいかもしれない。

砂丘後はしじみご飯を食べて、鳥取空港に向かう。
砂丘から空港まではバスを乗り継いで1時間ほど。ちなみに車だと20分で行けます\(^o^)/ 

鳥取空港の正式名称は、鳥取砂丘コナン空港!
鳥取は名探偵コナンの作者青山剛昌先生の出身地で、何年か前に空港の名前がコナン空港になったのです!
コナン好きとしては行かなければならない!と思い空港へ。
コナン空港は、東京↔鳥取間の便しか運航しておらず、関西からだと空港までわざわざ行くしか手段がないけど、コナン好きにはめちゃくちゃおすすめの空間やった。

コナン空港入口
赤井秀一の展示

バスの時間の関係で40分くらいしかいられなかったけど、十分楽しめた。休日だと謎解きイベントみたいなのがあるらしい。

次の目的地は、青山剛昌ふるさと館!
コナン続きやけど、空港からはふるさと館までの直通バスがあるので便利。電車だと行きにくいです。
ここもまたコナン好きにはたまらない場所でした。本当に行ってほしい。
ふるさと館から最寄り駅の由良駅(コナン駅)まで20分くらい歩くけど、その間に、いろんなオブジェがあって全然飽きない。わくわくしながら駅まで歩いて行った。

眠りの小五郎とコナンくん
案内してくれるベルモット

駅自体もコナンが前面に押されてる感じでよかった。
かなり田舎の駅らしく、改札はなかったです。

ここから米子へ向かう。
丁度暗くなり始めたくらいの時間で、とにかく景色がずっときれい。本来なら帰宅ラッシュのはずなのに、電車にはまだまだ座れる場所があった。

窓から見えた日本海

19時ごろに米子到着。
かなり疲れてたので一刻も早く宿に向かいたかったけど、お腹もめっちゃ空いてたので、宿に向かう途中で鳥取名物の牛骨ラーメンを食べた。
宿では明日のプランを立てて、早々と就寝…

2日目


この日は境港まで電車で向かう予定だったのですが、鳥取全域で夜の間に大雨が降ったらしく、朝の時点では電車が完全にストップ(;;)途方に暮れながらとりあえずモーニング食べた。
でもバスは動いている!!ので、バスで境港へ。
境港といえば、水木しげるロード!駅から妖怪たちがいーーーっぱいいる。数えきれないぐらいそこら中にいるので、お気に入り妖怪だけ写真に残すことにした。

お気に入り妖怪①
お気に入り妖怪②

実は水木しげる記念館は現在リニューアル工事中で、来年春まで閉館しているそうです。少し残念に思いながらも、水木しげるロードの終わりよりももっと奥まで歩いて、境港水産物直売センターへ(駅から30分くらい歩きます)。
私が行った7月と8月だけカニが取れないらしいので、カニ目当ての方は夏以外にぜひ!
ここではおいしいおいしい海鮮丼を頂いた。多分今まで食べた海鮮丼の中で一位を叩き出した海鮮丼やった。思い出したら食べたくなる…。

駅まで戻って、バスで松江に向かう。
このバス、左右を海に囲まれた一本道を走ってて、それだけでわくわくしたので、車で旅行する方にもおすすめの道。
14時くらいに松江到着。松江は結構都会だと思った。

駅で少しおみやげを買ってから、宿に荷物を置いて、松江城へ。
松江城大きい!

松江城

せっかくなので中に入る。お城に入るのは愛知の犬山城に続いて2回目。
松江城の中は想像以上にでかかった。かなり広いし、何階まであるんや?と思いながら上へ上へ。かなり曇ってたけど、松江が一望できていい場所やった(^^)

疲れたので松江城までのバス内から見かけたかわいい喫茶店に入る。
1時間ほどゆったりした後は、松江グルメを堪能しに、日本酒が飲める居酒屋さんへ。海鮮、大山どり、赤天、仁多米コシヒカリの島根フルコース。
店主の方とお客さんに島根のことをたくさん教えていただいて、とてもいい時間が過ごせた。こんな出会いがあるのもひとり旅のいいところ!
酔っ払ったので歩いて宿まで帰る。この日は2万歩歩いてました\(^o^)/

3日目


最終日はこれまた念願の出雲大社へ!!
松江からはJRでも行けたけど、出雲大社の目の前まで電車で行ける一畑電車を選択。
電車からは宍道湖がとーってもきれいに見える!!
この旅一番の絶景だった。

窓一面に見える宍道湖

すばらしい景色を楽しみながら、1時間ほどで出雲大社前駅に到着。
駅からの一本道を登っていくと大きな鳥居が!
ついに来た出雲大社…鳥居から見える一本道もすごい。
前日の居酒屋で出雲大社のお参りの仕方を教えていただいていたので、思い出しながら本殿まで進む。神様たちが集まるだけあってとんでもなく大きかった。

出雲大社!!
たくさんいたウサギたち

おみくじをひいていたら、アメリカから来られたご夫婦に話しかけられて、少しお話しできた。英語勉強しててよかったって思えるのはやっぱりこういう時だなーとか実感するし、もっと勉強しなければなど思う。

出雲大社の大きなしめ縄も見れて、大満足のまま島根の名物らしい出雲そばを食べる。おそばって普段食べることがほとんどないからこそ、旅行に来た感があってうきうきする。

出雲大社といえばのしめ縄

出雲大社から歩いて20分ほど、稲佐の浜へ向かいます。
八百万の神々はここから出雲大社まで向かうそうで、出雲大社にお参りする前に行くといいらしいです(私は逆になってしまったけども)。

帰りのバスまで時間があるので、出雲大社からバスで5分ほどの島根ワイナリーへ。
実は島根はワイン生産が盛んらしく、電車からもブドウ畑を見たりできる。
ここではワインの試飲ができるので色々飲んでみたけど、少し独特な感じがした。渋みと甘みが強めのワインが好きな方にはおすすめ。
お土産にワインを買って、さあ大阪行きのバスが出ている出雲市駅へ!と思ったけど、バスが来るのは1時間後…
出雲大社からもバスが出ているけど、島根ワイナリーからは歩いて30分…
すでに3日間歩いていて疲労はピーク。荷物も重い…
ここでこの旅最初で最後のタクシー移動を選択…悔しい~~~
島根ワイナリーから出雲大社前駅まで送っていただきました…
車、なんて快適なんだ。

出雲市駅までバスで向かい、またまたお土産を買ってバス待ちしてました。
バスの中から大山を間近に見ることができてとてもよかった。
高速バスで5時間半くらいで大阪に到着します。
大阪に着いたとき、つい3日前に見た光景やのにあまりの人の多さに驚愕。
人が少ないって、ストレスフリーにつながるんやな…

という訳で、一応レンタカーを借りることなく、山陰の行きたいところ全部行くツアーは無事に完結しました^^

交通費の合計額

こちらご参考までに添付しておきます。
大阪⇔鳥取間の値段を除くと、だいたい8000円くらいなので、3日間レンタカー借りるよりは断然安いです。
山陰車なし旅のポイントは、事前にバス・電車の時間をしっかり調べておくこと。鳥取も鳥取もそこまで交通網が発達してないので、この電車逃すと1時間待ちみたいなことが頻繁に起こります。私ならノープランでは行かないです。
あと冒頭でも書いた通り、ICカードを使えるところが限定的なので、基本は現金で切符を買うと思っておきましょう。

車で行くともっと効率的に色んなところに行けたかもと思うけど、電車・バスからしか見えない景色や、時間をかけて目的地まで向かうゆったり感が心地いい旅だった!

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