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言葉のチカラ【あなたにはどう映る?】

言葉は人をアラワす?

突然ですが…
私は言葉遣いや話し方が綺麗な人は尊敬される人が多いように感じているのですが、みなさんはどうでしょうか?

私は日々言葉に悩んでいます。
言葉選びに迷ったり悩んでしまい、丁寧に話そうとすればするほど言葉が出なくなり、しまいには笑われてしまうタイプです。

日々勉強と思っているのですが、なかなかうまくいきません。

なので…
講師として前に立つ機会をいただいても、招いていただいた方に謝らなければならないよう恥ずかしい経験ばかりしています。

以前私は、とても言葉遣いが上手く丁寧な話し方をしている人に偶然出会ったことがありました。その方が話すところを見ているだけで尊敬の念を抱いたのを覚えています。

『この方は何かただならぬ人なのではないか…』

その方の正体は未だにわかりませんし、他の人と話しているところを見ていただけなので、どのような立場の方なのかもわかりません。

しかし、その方は私の人生に大きな影響を与えてくださった方だと感じています。

10年以上経った今でもその時の記憶や印象はとても鮮明に残っており、私が言葉や話し方にこだわる理由はこの経験がもとになっているといってもいいくらいです。

言葉は難しいですよね。
話すのも非常に難しい…。

私がそのように思っているからこそなのか、
言葉の使い方が綺麗であったり話し方が丁寧な人に対して私は非常に良い印象を持ちます。

信頼を集める人

これまでたくさんの方とお仕事をさせていただきましたが、信頼されている方というのは、言葉遣いや話し方がとても綺麗で、好感が持てる人が多いという印象です(単なるバイアスかもしれませんが…)

これは国語や文法という話しではありません。

タイミング、声のトーンや大きさ、いろんな要素があるとは思うのですが、何より言葉遣いや話し方を見ていて違和感がないだけでなく、丁寧さが自然と伝わってくるんです。

ある上司と部下の会話

これは賛否両論あるかと思うエピソードなのですが…

ある時、私の社内で年齢が若い上司と、それよりも経験豊富で年上なのですが部下の立場にある職員との会話を聞く機会がありました。

若い上司は会話の端々で『そうだよね』という相槌や『わかるわかる』『なるほどな』という返答をしていました。

その光景を見て、思わず私は若い上司と話しをしました。

人と人のコミュニケーションには互いの距離感や関係性があり、そのことを理解できていない立場では、一方的な解釈になってしまうということは承知だったのですが…

しかし、やっぱりどのような理由があるにせよ『敬う態度』が見てとれない言葉や話し方には違和感があります。

もちろん、この2人の関係は良好で互いにサポートし合う間柄でした。

それでも…ん〜…です。

壁に耳あり障子にメアリー…?


会話というのは、その当事者だけが聞いている・見ているわけではないと思います。

公的な場で多くの人が集まる空間であれば、そこには"第三者"がいます。

会話の内容ももちろん耳に入りますが、単純に敬語を使っているかどうかなどではなく、使っている言葉や話し方を他の人は聞いて見ているんです。

その会話は他の人にどう映るのか?
どういう風に捉えられるのか?

第三者の”耳と目”があることを深く捉えて理解しているかが大切だと思います。

何気ない会話で大事なものが…

会話をする当事者達は既に互いを理解しているから、多少違和感のある会話であっても関係はこじれることなく会話が成立します。

もし多少の失礼があったとしても修復可能なことが多いですよね。

しかし、第三者としてそのやり取りを見た周りの人が持った感情や印象は、
簡単に消すことはできません。

会話をしている時というのは、目の前の相手だけに意識が行きがちです。

目の前の相手との関係構築を意識することは大切ですが、それを見ている第三者への意識は持てているでしょうか。

この意識がなく、周りから見て明らかに違和感のある言葉や話し方をしていたら、気付かないうちに自分の大切なものを失いかねません。

それは信頼です。

逆にこの記事の冒頭でご紹介したように、言葉や話し方が綺麗だからと勝手に尊敬の念を抱く人だっているんです(他人の話しを勝手に聞いているということは置いといて…) 

どちらが得かはおわかりいただけると思います。

最後に

言葉遣いと話し方は、その人をアラワすのではないかと感じます。
だからこそ言葉の使い方や話し方は重要だと考えています。

アラワすには以下のような漢字がありそれぞれに使い方が異なります。
言葉や話し方をどのように映しだすかは人それぞれだと思います。

(現す)今まで見えなかったものを外に出して見えるようにする。実態を明らかにする。「姿を―・す」「正体を―・す」

(表す)心に思っていること、考えていることなどを、表情・言葉・絵などで示す。表現する。「喜びを顔に―・す」「言葉に―・すのは難しい」

(表す)ある特定の意味を伝え示す。意味する。「花言葉で黄色いバラが―・すのは嫉妬だ」

(現す)持っている力をはっきり表に出す。「頭角を―・す」

(顕す)何かの形で、善行などを広く世間に知らせる。「記念碑に刻してその徳を―・す」

引用:goo 辞書

少し話しは脱線するのですが…

今回、言葉で生まれるものというタイトルで、言葉の使い方や話し方という内容を書かせていただきました。

この内容を書きたいと思った背景には、このnoteで公開されている記事の言葉の力に励まされたからです。

私はこの記事にとても感動しました。
改めて言葉の力を感じ、私もこんな風に誰かの役に立てたらと刺激をいただきました。

おすすめしたいのでぜひ読んでいただければと思います。

貴重な時間を割いて、最後までご覧いただきありがとうございました。

少しでも気になった方はお気軽にコメントいただければと思います。

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