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30歳100kgの喪女がVIO脱毛をすることにした話


皆さんは脱毛してますか?
私はしていません。
だって誰にも見せる機会がないから。

とはいえ、わたくしも30代女性ともなれば、やはり自分のムダ毛は気にかかります。
私がとにかくコンプレックスだったのはわき毛とVIO周辺の剛毛です。
100kgデブの喪女のムダ毛事情など、吐き気を催すレベルでどうでもいいかと思われますが、私にとっては冗談では済まないレベルで気にかかっていました。

特に肛門周辺のケツ毛とIラインのモジャ毛。

お前は一体何を守っているのだと詰問したいレベルで私のIOラインのムダ毛は頑固でありました。
剃っても剃ってもちくちくとした感触が不愉快極まりなく、不愉快なだけならまだしもチクチクが絶妙に痛いのです。
ムダ毛ごときが宿主である私に痛みを生じさせるなんて本当に生意気で腹立たしいムダ毛たちだと思うこと幾星霜、脱毛の勇気が出ないまま30歳を迎えてしまいました。

別に自分が見ることもなければひと様に見せることもない部位でありますので、わざわざ恥ずかしい思いをしてひと様にVIOラインを脱毛して頂くだなんて正気の沙汰ではない、そもそもこんな100kgデブがVIO脱毛しに行くだなんて、脱毛クリニックの人も笑いが止まらないわよと思っておりました。

ここまで読んで聡い方もそうでない方も大体はお察しでありましょうが私は処女です。
男性とはお付き合いをしたことがありません。
しかし、そんな私が処女卒業の可能性が出てきたのであります。

詳細についてはこちらに詳しく書いています。

そうなると、このモジャモジャ陰毛を放置している場合ではないということに相成りました。

そこで急遽インターネットで最寄りの脱毛クリニックを検索し、車で25分程度のところになかなかよさそうなクリニックを発見した30歳100kgデブ喪女は、その勢いで初回カウンセリングの予約も取ってしまいました。
この間わずか15分。
まあ、思い立ったが吉日ってトリコさんも言ってたし…。

島袋光年先生『トリコ』第1巻より

という訳で月日は流れ2022年7月9日、とうとう初回カウンセリングの日がやってきました。

カウンセリングの時間より10分前にクリニックに到着、綺麗な看護師のお姉さんたちが並ぶ受付でドキドキしながら「初回カウンセリングをお願いしていた紗綾です」と告げると、お姉さんはにっこり微笑みながら「お待ちしておりました」と言ってくれました。
こんな100kgデブオタクのモジャ毛をお待ちしてくださっていただなんてなんて素敵なお姉さんだろうと感激しながら問診票に記入。
体重を記入する場所もあり、虚無の気持ちで100kgと記入しました。
でもこんなところで見栄を張っている場合でもないし、正直に記載しました。

ひと様に肛門周りの毛を脱毛していただく以上に恥ずかしいことなんてないので、見た目から察することの出来る体重を記載することなんてもはや些末なことです。

カウンセリングではまず機器の説明や脱毛の仕組みなどを教えて頂き、問診票を元に脱毛をしても差し支えないかの再確認がありました。
実は、私はうつ病を患っており、向精神薬を処方されているのですが脱毛をする上では問題ないということだったので安心です。
妊娠の可能性がある場合もダメとのこと。全く問題ございません。ええ。

次は回数の設定です。
私は自分の陰毛に対し並々ならぬ殺意を抱いておりますので、絶対にもう二度と生えてこないで欲しいという気持ちが強いものですから、6回程度だと滅殺出来ないかもしれないという説明をお聞きし、迷うことなく9回を選択しました。
お手入れがラクチンになるくらいでも良い方なら6回で差支えないらしいんですが、私はもう二度と陰毛にリソースを割きたくないので9回で毛根に死に絶えてもらうことにします。
わきの回数は少々迷ったのですが、どうせVIOで9回通うなら9回でいいや、こっちにも死に絶えてもらうかという適当な理由で9回に。

初診料含め、VIOと両脇9回分で大体135,000円程度でした。

これを高いと取るか安いと取るか、まだわかりませんが…
今までムダ毛がコンプレックスだったことを思うと安いのかもしれませんね。
まあ、見せる予定は基本ないんですけどね。
自分の人生がこれで豊かになるなら、いいかなと思っております。

初回の脱毛は7月末に予約が取れましたので、またいずれnoteに書いていこうと思います。

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