【非エンジニアPDM向け】3分で読めるプログラムはなぜ動くのか  第2版|矢沢久雄 著

 - 矢沢さんはどんな人か

 ハードウェア、ソフトウェア、両軸を知り尽くした超絶すごい人です。

株式会社ヤザワ代表取締役。電脳ライター友の会会長兼事務局長、グレープシティ株式会社アドバイザリースタッフ。 電気回路からプログラミング言語に至るまで、多くの著書を出している他、日経BPの矢沢久雄のソフトウエア芸人の部屋、SEplusのIT業界転職事情など多くの連載を持っている。
                              Wikipedia

 Twitterの反応やAmazonのレビューに「矢沢先生に一生ついていきます!」というコメントも多く見られます。

 - 要約

 日経ソフトウェア連載「プログラムはなぜ動くのか」を書籍化。何十年先も変わらないプログラムの本質を書いた一冊です。本の最後には、本質を理解すれば怖いものはない、新しい技術に挑戦しましょう!という言葉で締め括られています。

 - 結論

 物理的な役割のハードウェアと、論理的な役割のソフトウェアの両方を理解しよう。物理的な部品とプログラムの依存関係を読み解けば、プログラムがなぜ動いているか、その本質がわかる。

 - 大事なこと3つ紹介

1.プログラムという一見テキストは、CPUのような物理的な部品をうまいこと使って計算しています。
プログラムは命令やデータを表していて、実行結果が画面に現れています。

・ハードウェアの中にあるメモリに読み込まれてプログラムは動いている
・プログラムは色々な言語で書かれてた後、マシン語に変換している
・マシン語は電気的なOnかOffに変換している

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2.身の回りの機械を例にして、アウトプットをしてみよう。
本文で繰り返し書かれているコーヒーブレイクは、中学生でも機械の仕組みがわかるように説明しています。

・ゲーム機器本体はなぜ動くのか?
・ゲームソフトは何が格納されているか?

3.プログラムを深く理解するには、ハードウェアとソフトウェアの関係(この本でいうところのプログラムの本質)を理解しておくことが重要。

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 - 鹿的補足

Point 1
 ビジネス本で紹介してるフレームワークにプログラムの要素が詰まってる。

Point 2
 もっと深く知りたい人は「2進数」「16進数」「アセンブリ言語」「IC」「CPU」あたりの単語の意味を調べてから本書を読み進めると、しっかりしたイメージを持つことができると思いますのでオススメです。

Point 3
 はっきり言って、非エンジニアからすると、読み解きに苦労する箇所が多々あります。一方、プログラムが動く仕組みを理解するための1冊として、体系的に書かれた本ですので、基礎から入りたいって方は手にとっていただきたい1冊です。

 ローカル環境のソフトウェアの仕組みを理解することができたら、通信の仕組みを勉強してみるとWEBサービスの動く仕組みまでたどり着くことができます。

 - まとめ

 非エンジニアの方向けに言葉を書き換えると、プログラムはハードウェアとソフトウェアをうまく組み合わせて動いている。

 プログラムは機械の中で電圧の高い・低いに変換されて処理されている。
このような仕組みを分かっていれば、いいプログラムを書くこともできる。


 - 後日談というか今回の話のオチ

 この本は上司から薦められた1冊です。
本を貸していただいた時に要約を教えてもらおうと「この本先輩は読んだんですか?」と聞いたところ、「いや、読んでないよ」とのこと。もしかしてめちゃくちゃ難しい本なのかなとビビりながら読み始めたのですが、物理が好きなので割と楽しく読めました。

 エンジニアにも本の感想を話したところ、「うちSaaSなんで次はネットワーク・通信の本ですね!」と課題をもらいました。



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