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地方の仕事とこれから

地域おこし協力隊として着任して1ヵ月が経った。
初めて見る景色、初めて話す方々、初めて食べるもの・・・
多くの「初めて」を経験した1ヵ月だった。
そこで見えてきた「仕事」という形のあるようでないようなもの。
地方と都会の仕事にはどういう違いがあるのか。

都会の仕事

東京で仕事を経験したことがあるが、とにかく忙しない感覚が毎日つきまとっていた。
私の働いていた会社では朝から電話やメールに追われ、世間話などなく仕事というよりも「作業」に押し潰されていたような気がする。
ひっきりなしにある作業量、だんだんと自分を見失うようになり、何のための仕事なのか、何の意味があるのだろうか、働く理由がわからなくなっていた。
会社を出てもビル群に圧迫され、落ち着かない。
仕事の面白さが一切わからず、仕事から逃げたいと思っていた。
【仕事=苦痛】
こんな簡単な図式を脳内で作り上げてしまった。
都会には、仕事がたくさんある。
コロナの影響がどこまで出ているのかは、現在ではニュースやネットでしか知りえない。
それでも絶えず求人は各所で掲載されている。
都会の仕事には、まだ逃げ道がある気がする。
それが、都会の仕事のいいところなのかもしれない。

地方の仕事

地方の仕事は、時間の感覚が都会とは大きく違う。
同じ労働時間でもゆっくりと流れている感覚がある。
自分の思考を持ちながら仕事ができる環境が比較的整っている。
もちろん仕事にもよるが。
コミュニケーションをとる機会も都会より圧倒的に多い。
仕事の打ち合わせなどの電話やメールはコミュニケーションとは私は思わない。
世間話や他愛もない話、この地域の未来の話。
こういった話をする、いや、できるのが地方で仕事をする楽しさであると感じる。
都会の仕事の多さに比べ、地方は仕事の選択肢は少ない。
産業が限定的であるからだ。
限られた仕事の中で、楽しく仕事をしていくのもよし。
新たな仕事を作り出し、面白く仕事をしていくのもよし。
地方の仕事は選択肢が少ない分、可能性に溢れている。
地方にある仕事は、地方の未来につながっている。
そんなことを考えている。

今回は短めですが、ご覧いただきありがとうございます。

他にも記事を出していますので、気になった方はぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。

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