その想い、“ちゃんと”言葉にして
久しぶりに、小説を読んだ📕
『君が落とした青空』
ケータイ小説が原作のお話で、来年2月頃に映画化される。
高校生の男女カップルの、女の子が主人公で、何度もタイムリープするお話。
このカップル。本音の部分では、相思相愛なのに、それぞれがお互いの想いをちゃんと口にして伝えられておらず、すれ違ってしまった。なんだか気まずい関係性に。
彼女はタイムリープしていくうちに、彼氏の本当の思いや自分自身の素直な気持ちに気づく。そしてその気持ちをちゃんと言葉にして伝えていなかったということにも気がつく。
でも、迫り来る、「終わりの時」…。
本の裏表紙に「号泣必至の青春ストーリー」と書かれていたけれど、私にとって、この物語は本当にその通りだった(笑)
終盤主人公の女の子の心境変化・気づき、そしてそこからのストーリー展開に、いつの間にか涙が溢れてきた。
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この小説を読んで、
伝えたい想いをちゃんと言葉にして伝えられているか?
と自分自身にも問いかけてみた。
私はこの問いに「100%、YES」とは答えられない。
言葉にせず想いを飲み込んだり、言っても仕方ないだろうと勝手に諦めたり、そんなことをしてしまったこともあった。
それらがきっかけになって、喧嘩になったりしたこともあった。
お互いがお互いに、自分の想いを伝える事をやめてしまい、自然に関係が疎遠になってしまったこともあった。
何でもかんでも、思ったことを全て口にするのが正解か?と言われると必ずしもそうでないことも、確かにある。
でも、想いを伝えることで、何かプラスになる可能性が少しでもあるなら、
特に自分にとって大切な人(家族、友達、恋人…etc. 色んな関係の人がいると思う)が相手なら、
時に勇気を出してでも、必ず言葉にして伝えなきゃいけない想いがある。
時間は有限で、いつか必ず終わりがやってくる。それがいつなのかなんて、誰にもわからない。
伝えたかったことを伝えたい相手に、ちゃんと言葉にして伝えられないまま、唐突に終わりが来ることだってある。
そうやって終わりが来てしまったら、後からどんなに後悔したって、もうどうにもできない。
その想い、“ちゃんと”言葉にして、伝えたい相手に伝える。
それがどれほど大切なことか、この小説を通して、改めて気づかされた。
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