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短編 ショート 読み切り スピンオフ

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連載にならない。思い付き。やりっ放し。 物置小屋。捨てるに捨てられない思い。
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2023年11月の記事一覧

置き土産 (3)

 妻に先立たれた友作は、ある少年と顔見知りになる。  それは、ある姉弟が平穏な家庭を手に…

置き土産 (2)

 妻に先立たれた友作は、ある少年と顔見知りになる。  それは、ある姉弟が平穏な家庭を手に…

置き土産 (1)

 妻に先立たれた友作は、ある少年と顔見知りになる。  それは、ある姉弟が平穏な家庭を手に…

雪の降る日、拾った子猫 (7)

責任  「佐伯さん、穂香さん、、、児童虐待、不同意性交、条例違反、傷害につきましては今回…

雪の降る日、拾った子猫 (6)

 騙す  隣の部屋で聞いていた礼と智、そして穂香。  「私、騙されてたの?、、、噓、つか…

雪の降る日、拾った子猫 (5)

 対面  「そうか、、、分かった。そのお母さんと男二人と会おう。場所は警察の中だ。信、お…

雪の降る日、拾った子猫 (4)

アダルトサイト  穂香が家に来てしばらくたった頃、信が休みの日に穂香が部屋へ来るようになった。  部屋のドアがノックされる。家の者はノックなどせず外から声を掛ける。という事はノックするのは穂香だけだ。  「どうぞ。」と返すと穂香が雑誌を抱え、入ってくる。そして俺のベッドに腰掛け持ってきた雑誌を読み始める。  何か話しかけてくる事も無く、目が合うと穂香は微笑む。  穂香は背は低く胸もお尻も小さく華奢である。一見JCに見える。信の私見ではあるが。  何の雑誌かと思えば少女漫画

雪の降る日、拾った子猫 (3)

 気になる  翌日、穂香は智と一緒に起きてきた。  仁と信、礼は職場に向かう為、朝の食卓…

雪の降る日、拾った子猫 (2)

 傷だらけの子  「うおッ、、、、客ってこの子か?」  風呂から上がってきた父の声。続け…

雪の降る日、拾った子猫 (1)

 おとなしい少女を拾って帰った。  この子を守り抜く。  拾った俺の責任を持って。  少女…

【短編小説】 眠れる森の元未通女(おぼこ)

  丨未通女《おぼこ》(処女)とヤリチンのクズ男、結果オーライな話。(約1万字)    …

生きるの下手くそ (4)

 「生きるの,下手くそだな俺達。」  泣きながら笑う、女と男の話。  詩織が事故った。  …

生きるの下手くそ (3)

 「生きるの,下手くそだな俺達。」  泣きながら笑う、女と男の話。  年末も迫り、いつも…

生きるの下手くそ (2)

 「生きるの,下手くそだな俺達。」  泣きながら笑う、女と男の話。  日泉詩織(しおり)も同級生。父親の営む集団営農法人の事務員をしている。詩織も一人娘。都会へは大学時代のみで田舎へ帰らされた。  農業法人以外も土木建築の許可を得て、農閑期には拾い仕事を請け負う。従業員も79歳を筆頭に全員が60歳以上。定年退職後の人を再雇用。  補助金や助成金を最大限利用して来たが、国の方針による削減の波が襲う。  「ベトナムの男の子に来て貰おうか、農業委員会へ丸投げしようか」  詩織のと