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意外と時間が経っていた

 こんにちは、亀山真一です。
 体調不良のために下書き保存していた記事を投稿することを忘れていました。おかげでタイトルがダブルミーニングに……はい、10日くらい前の話です。

 新刊の宣伝のため、母校の図書室へ献本に行ってきました。昨年、同窓会と繋がりがあるからと自ら申し出てくれた後輩に投げた案件が、ようやく整いました。

 なかなか日程が合わない中、高校側の春休みに伺おうと有休を取得したところ、後輩まで同行してくれました。

「ちなみに君は読んだの?」
「読みたいのは山々なんですが……」
「僕、今日時間あるから二時間くらい待つよ?」
「残念ながら仕事が残っていまして」

 わざわざ中抜けして付き合ってくれたようです。ならば、これ以上パワハラじみたことは言わずにさっさと図書室へ向かいましょう。

 昨年出版した『人生の切り売り』を司書の先生に渡し、ペンネームの説明な他の作品の紹介もする中で『勇者と魔法と歌声と』も献本していると話せました。

 ちなみに、僕のもう1つのペンネームは「恋愛系ライトノベルを出すなら女性名で」とお願いされただけなので別名であること自体に意味はありません。
 でも、せっかくならいい名前をと考えて鶴と亀にしたと話すと、結構感心したような「へえ」をいただけます。

 ところで、司書の先生はずっと図書室に詰めているので先に出迎えてくれた先生が2人いらっしゃいました。
 どうやら学年的に僕と会っている可能性のある先生が来てくれたらしく「何組?」「ということは担任は……?」と話しながら記憶を探っているようでした。

「B組なら、僕が物理を教えていたと思うんだけど」
「え!?」

 僕は完全に「誰?」という顔をしてしまったらしく、先生は「覚えていないか」と一瞬で引き下がりました。

 ……覚えてはいたんですよ。それなのに僕の顔認知能力が足りませんでした。
 帰りにこそっと後輩に名前を確認したところ、やはり合っていました。

「ホントないわ。僕はこうやって人に無礼をはたらいていくんだなぁ」

 ちなみに僕はセンター試験が物理選択だったので、他の文系の同級生の倍お世話になっています。
 2年時の定期試験ではクラスで2番とか3番とか取って意気揚々と演習の教室に向かったのに、センター形式の試験では3割くらいしか解けないんですよ。これはまずいと先生にも相談しました。

「俺のテストの方が難しいから亀山は大丈夫!」

 考え方は理解できているからあとは計算力の問題だと太鼓判を押され、結局推薦で合格したのでうやむやになりましたがセンターの得点は6割くらいでした。
 教育実習で母校に行った際には、その時のことを話しています。

「俺そんな無責任なとこ言ったの? ヤバいな」

 そんなエピソードトークができるくらい覚えているのに、8年ぶりで顔が分からなかった僕の方がよっぽどヤバいですね。

 最後に後輩にも1冊差し上げて、不幸の手紙と同じ仕組みで流行らせるつもりなので買ってもいいと思ったら誰かに1冊プレゼントするようお願いしておきました。
 そしてまた演劇部でOBG会でもやりたいねと話して解散しました。

 スケジューリングにはものすごく時間がかかったのに、いざ来てしまうとあっという間ですね。

 さて、まだまだ宣伝中の『人生の切り売り』公式の連載がどこまで上げてくれるのかはちょっと分かりませんが、最新記事では元彼との再会を果たしています。
 投稿のペースを考えると次は4月の終わりでしょうか。中途半端なところで終わっていますから、待たずに買ってくれてもいいんですよ?


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