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宣伝って難しい

 こんにちは、亀山真一です。
 新刊の宣伝を頑張っておりますが、なかなか大変です。

 学生時代の知り合いは、グループラインもメールでの個人攻撃も結構なしのつぶてなのですが、返事を寄越さないだけで読んでくれる方もいる(僕自身もある)ので続けています。
 更にメールは届かなかったけど電話番号から一応ラインで繋がっているような方が結構いるので、今一度宣伝するかでちょっと迷っております。

 ……というのは割とどうでもよくて、職場で大々的に宣伝しちゃったんですよ。
 もともと僕が物書きであることを知っている社員さんに「最近書いてるの?」と聞かれたところから始まり、出版予定を話したら部内の雑談チャットで宣伝したらいいと言われました。

 実は、ちょっと考えていました。

 僕の職場は制作が好きな人が集まっているはずなので、変な奴だと思われてもヤバい奴だとは思われないという確信のもと、時間のある時に紹介文を書いてみました。
 表紙の写真も載せたいけれど、僕は仕事用スマホを貸与されていないためパソコン内蔵カメラを使って自著とのツーショットになりました。

 ちょっと恥ずかしいけど……迷ったら負けです。えいや!

 送ってみたら写真のサイズが大きくて、タイムラインの画面いっぱいに表示されてしまいました。

 ……これは、ちょっと恥ずかしいどころじゃないぞ。

 しかし投稿した直後、宣伝すればと言ってくれた社員さんの「読みます」という返信コメントに勇気付けられました。取り消すものでもないと仕事に戻ると……怒涛のいいねラッシュが始まりました。
 断続的に3日くらい鳴り続けた通知に逆に恐怖を感じ、普段話さない方からも「出版おめでとう」と言われてビビり、しかし皆さん優しいですね。

 このチャットが功を奏したのかは分かりませんが、一時Amazonのランキングが急上昇したんですよね。分母が分からないし児童文学という分類も謎だけど……470位ですって!?

 次は母校周りの宣伝です。

 前作『勇者と魔法と歌声と』は卒業制作の改編ですから、専攻である表象文化論の事務室に置いてもらっていました。まだ繋がるだろうかと恐る恐る当時の先生にメールすると……即レスで是非いらっしゃいと言われました。
 大学の先生は異動とか少ないんでしょうね。分かっていても、僕が卒業してから学部が再編されていたのでちょっと不安だったんですよ。

 同時に劇団と文藝部の代表メールにも連絡してみましたが、こちらは全然反応がありません。やはり知り合いがいなくなるとちょっと厳しいようです。
 とはいえタイミング的に文化祭の前に伺っておきたかったし、事務室とも連絡が取れたのだからと突撃することにしました。

 再度この日に行きますとメールを送ると、劇団からは音沙汰なく、文藝部からは「部員に周知して誰か対応できるようにしますが、誰もいなかったらすみません」という返事がありました。

 そして当日、まずは事務の先生にご挨拶して本を渡し、近況を報告し、話の流れで検索してもらったことで美鶴さんの新作ライトノベルの予約が始まっていたことに気が付きました。わお!
 しかもKindleは受付開始してたのにミーティアのページは公開前で、その日の帰り道にポストされて通知が来ていたので本当にジャストタイミングだったのだと思います。
(発売開始まではまだ時間があるので、とりあえず今日の宣伝はこちらではありませんが)

 サークル棟に出向いてみると、文藝部の部室は閉まっていたので先に劇団の方へ向かいます。たまたま部室にいた後輩が、ポカーンとした表情を浮かべながらも受け取ってくれました。

 ……で、何で返信があった文藝部はまだ誰もいないの?

 この日は僕も通院で時間に触れ幅を持たせて申告していたので、一時間ほどサークル棟周辺を張り込んでみました。が、結局部室に現れた学生はおりませんでした。
 仕方がないのでまた学祭にでも顔出します。まだ何の情報も出てないけど、文藝喫茶はやりますよね……?

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