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【ハンガリー ブダペスト編】ヨーロッパ周遊一人サウナ旅に行ってきたので、サ旅計画中の同志に向けてまとめてみた

2024年6月に9泊12日でヨーロッパ周遊一人サウナ旅をしてきた。
旅の全体像は概要編に譲るとし、ここでは3ヶ国目ハンガリーのブダペストで訪れたサウナの感想を中心に、サウナ旅を計画している人向けの情報をまとめる。

サウナの概要と感想

ヨーロッパ周遊サウナ旅の全体像

ハンガリーは3日目の昼の飛行機でプラハから移動し、4日目の夕方まで滞在した。
ハンガリーはヨーロッパ屈指の温泉大国ということで、サウナ付きの温泉施設2つを訪れた。

④Széchenyi Thermal Bath(セーチェーニ温泉)

入口から良い感じ

まずはヨーロッパ最大級、ハンガリーでも1番有名な温泉施設のセーチェーニ温泉へ。
かなりタイトなスケジュールだったのもあり、19時前に着いたところ、受付でそっけなく19:40に閉まるけど良いの?と聞かれる。ここまで来て引くに引けないので、約5000円の入場料を支払い、電子鍵付きリストバンドを受け取って中に入った。
更衣室は男女共用だが、着替え用の鍵付き個室も無料で利用可能。

ハンガリーは水着着用の男女混浴が主流。水着に着替えて、まずは施設内をぐるっと見学。とても広い施設で、内風呂や外風呂が数えきれないほどある。休日の遅い時間だったからか、お目当てだった名物の湯船に浸かりながらチェスをする現地のおじさん達は見られず。
満を持して温泉に入るも、漏れなくぬるい。32度くらいで完全に日本の温水プールのようだった。

メインの屋外温泉

サウナも何種類かあり、最も温度が高そうなフィンランド式を選んで入った。良くも悪くも普通。ロウリュは特になかった。
閉館間際で人の少ない時間だったからか、男性同士のカップルが熱烈なキスをしていたのが一番印象的だった。海外オープン過ぎ。

入った屋内サウナ

サウナ室出てすぐのところに水風呂があり、深めでしっかり冷たい。
体を冷やした後は、外気浴のととのい椅子へ。
人の減ってきた広大な外風呂の温泉では、多くのカップル達がイチャイチャしていた。奥に見える立派な中世ヨーロッパの建物も一緒に見ながらととのう、非日常体験を味わえた。

19:40ぴったりになると、係のおじさんが笛を鳴らして温泉内の人を追い出し始める。時間ピッタリ、海外はノー残業でホワイトだ。

滞在が短過ぎたので正確な評価は難しいものの、サウナとしては普通だったかな。観光としては大満足。世界屈指の有名温泉に来られて良かった。

おすすめ度:★★⭐︎⭐︎⭐︎
場所:ブダペスト中央駅から15分
サウナ:たくさん、フィンランド式90-100度あり
水風呂:たくさん、17度くらいあり
外気浴:ととのい椅子無限
料金:12000HUF(約5200円)※2024年6月時点

⑤Rudas Thermal Bath(ルダシュ温泉)

セーチェーニ温泉より近代的な入口

翌日はブダペストで5本指には入る有名な温泉施設、ルダシュ温泉へ。セーチェーニと同じく男女混浴で水着着用。
決定的に違うのは、お風呂の温度と外気浴の絶景。

トルコ式温泉という洞窟風呂にはなんと42度の湯船がある。しかもしっかり硫黄系の温泉で、旅行中日で湯船が恋しくなっていた自分にぶっ刺さった。日本男児たるもの熱めの風呂じゃないと満足はできん。
他にも色々な温度の湯船があり、28,30,33,36度の温度も楽しめる。42度はハンガリーの人には熱すぎるらしく、あまり人気がなかった。

トルコ式風呂(中央)

サウナは専用エリアに色んな温度があり、フィンランド式のサウナもあった。水風呂も深め冷ためで文句なし。

何より素晴らしかったのが外気浴スペース。
サウナエリアの屋上からはドナウ川、ブダ城、国会議事堂など観光名所が一望できる。旅で巡った場所を上から見るのが個人的に好きなのもあるが、人生でNo1の外気浴体験だった。

ドナウ川沿いの外気浴

いつかまたハンガリーに訪れて、このルダシュ温泉で一日のんびり過ごすことをバケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)にいれるくらい気に入った。
ハンガリー行くなら、この温泉に絶対行って欲しい。

おすすめ度:★★★★★
場所:ブダペスト中央駅から15分
サウナ:5種類、フィンランド式90-100度あり
水風呂:15度、深め
外気浴:絶景、ととのい椅子あり
料金:12200HUF(約5500円)※2024年6月時点

(番外) Thermal Lake of Hévíz(ヘーヴィーズ温泉湖)

ブダペストから3.5時間と立地が悪くて訪れることはできなかったが、ヘーヴィーズ温泉湖はとても気になっていた。
湖の広さは47000㎡と東京ドーム1個分。この大きさの湖の水は全て温泉という規格外の大きさ。世界最大の天然温泉湖らしい。
夏でも温度は35度程度とやはりぬるめだが、浮き輪で一日中温泉に使って過ごしても面白いかもしれない。

上空から見たヘーヴィーズ温泉湖 ※Wikipedia引用

おすすめのホテルエリア

観光地の固まるドナウ川沿いがおすすめ。
ブダペストはドナウ川を挟んでブダ地区とペスト地区に分かれている。
有名な観光名所がドナウ川沿いにあるので、奮発して眺望の良いホテルを取っても良いかもしれない。ブダ側なら国会議事堂、ペスト側ならブダ城がドナウ川を挟んで一望できる。

ブダペスト中心地の地図

ハンガリーの感想

最後にハンガリーの感想をまとめてみた。

  • サウナ、温泉

    • 全体的に日本に近い印象を受けた。例えるならラクーアのようなおしゃれ目なスーパー銭湯って感じ。
      水着着用で男女一緒に入れるので、地元の人達のデートスポットとしても使われていた。

    • サウナ自体に大きな特色はなくて、ロウリュやアウフグースもなかった。大きめの施設であれば色々な温度のサウナがあって、自分好みのところを選ぶスタイル。

    • 温泉は硫黄系。草津ほどキツくないけどしっかり温泉を感じられて、結構好みだった。全体的にぬるい36度くらいがメジャーだが、42度の温泉がある場所もある。

  • ブダペスト(観光、街並み、食事、物価など)

    • ドナウ川沿いに密集している観光スポットがどれもでかい。チェコのようなかわいい街並みではないけど、でかくて立派な建物が至るところにあって、見つける度にテンションが上がっていた。ブダペストも歩いていてとても楽しい街だと自信を持って言える。

    • 有名な観光スポットは国会議事堂、ブダ城あたり、国会議事堂の中は金ピカですごいらしいのだが、ツアーでないと入れず、事前予約必要だったため、今回は行くことができなかった。下調べ不足。

    • 食事も美味しいし、物価も安い。Gulyásleves(グヤーシュ)というパプリカパウダーのたっぷり入ったスープがとても美味しかった。

    • たまたまかもしれないが、働いている人の態度は悪めな印象を受けた。道を聞いても話しかけないでオーラを出しながら断られたり、量り売りのお惣菜屋さんで少なめと伝えたのに無視して特盛にされたりなど。ヨーロッパの割には東南アジアっぽい体験だった。

国会議事堂

最後に何度も言うようだが、温泉がとにかく良かった。サウナも良いけど、やっぱり温泉も好き。お風呂になかなか入れない海外旅行だからこそ、湯船のありがたみを感じだし、お風呂という日本文化が自分が染み付いていることを再認識できた。
日本からの直行便ないのがネックだけど、ヨーロッパのメジャーな国とくっつけて訪れるなら、テイストの被らないハンガリーをおすすめするかな。

2ヶ国目はチェコ、4ヶ国目はオーストリア。気が向いた時に他の記事も読んでみてください。

概要編はこちら。

1ヶ国目のフィンランド記事も好評なので是非。


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