シェア
夕べと夜の境目 世界が光を落とすとき 青黒い雲がそびえたつ 白くふわふわな身なりが嘘のよう…
翼がはえても、 私は空へ向かわない。 鈴のような声が出せても、 私は歌わない。 できると恐…
真っ青な空 立ち上る入道雲 それが僕たちの夏だった 空はいつでもそこにいる なのに、彼らは…
血を抜かれる スッと芯が冷えてくる 私が消えていく感覚 この感じ知ってる 睡眠 寝るとどんど…
数式は不思議だ 数字や記号が並んでいるだけ だけど、今も過去も未来もある 数式は不思議だ …
から揚げを前にしてフと思う 食べられるためにうまれたの? 親がコロンと卵を産む ピキピキと…
たくさんの人が盛り上がっている 平成最後の夏 最後だからどこかに行く 最後だから思い出を作る 最後だから恋をする 最後だから特別なことをするの? 最後を与えられないと 特別にできないのは悲しい 人生最後 地球最後 そのときも特別なことをするの? 与えられた特別じゃなく 自分で特別にする ”いつも”は特別にできる ---- こんにちは、菫色(すみれいろ)です。遂に2週間連続更新できました。始める前は歩いて九州から東京に行くような気持だったのに、実際は隣町に行くぐ
夏の教室 学生が汗をかいて問題を解く 額から目尻 目尻からもみあげ 汗は伝って ポトリと落…
蝉よ、お前が羨ましい 世界の苦しさを味わわなくてよいのだから 味わうことなくすぐ死ねるのだ…
蒼き夏よ、 暑く湿った風を背に受け、 名も知らぬ野草を踏み、 どこかも知らぬ灰色のあぜ道を…
わたしがなくした夏 スンと静かな朝 ラジオ体操に駆け出す。 わたしがなくした夏 見ないフリ…