詩 No.016 数式の記憶
数式は不思議だ
数字や記号が並んでいるだけ
だけど、今も過去も未来もある
数式は不思議だ
過去が変わらずそこにある
アインシュタインに会えるのだ
数式は不思議だ
未来が変わらずそこにある
新たな科学者に会えるのだ
数式は不思議だ
無味乾燥な数字と文字
だけど、そこには歴史がある
数式は不思議だ
過去の記憶をほどいては
未来の記憶を紡ぎあげる
数式はタイムマシンだ
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こんにちは、菫色(すみれいろ)です。私は学生時代、数学が好きで勉強をするといっても得意な数学ばかりでした。また、私は本も好きだったので数学に関する小説がとても好きでした。
数学と聞くと、一般的なイメージとして堅物そうだとか、暗いといった人間味の感じられないものが良く思われます。しかし、実際はそんなものではありません。多くの年月と多くの人々の血と汗と情熱が詰まっているのです。それが一番感じられる読み物は「フェルマーの最終定理」でしょう。
問題が発見されてから、解かれるまでの間の360年間が丁寧に書き表されています。そして、私が最も心に残ったのは解かれるまでに至る、各数学者たちの人生や情熱を感じるところです。私自身、数式を扱うような仕事を行っています。この本を読むことで、自身が扱っている数式が長い年月を経てきたような宇宙論的な感覚を味わいました。
私のブログで書くような文章となってしまいました。それは置いといて、硬そうな数式に対するイメージを少しでも柔らかく出来たら幸いです。
今日はここまで...
トップ画像はフリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)さんからお借りしました。
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