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「本当に面白い本」が集結するイベント『BOOK MARKET 2022』へ行ってきた

ほんとうに "熱" を感じる本が、そこにあった。



今日は友人の誘いを受けて、東京の台東区で行われたイベント
『BOOK MARKET 2022』へ足を運んだ。

東京、浅草駅から徒歩7分前後にあったイベント会場。
ひとつのフロアに所狭しと出版社や書店などが出展されていて
会場には全50ブース56社が「面白い本」を並べていて。

いわゆるチェーンの書店ではなかなか見られない本がたくさんあり
並んだ本の装丁がどれも素敵で、気になった本をじっくり見てしまうと
ひとつのブースで30分くらいずっといてしまうほど。

「この紙、面白いなぁ」
「この装丁、こだわってるなぁ」
「このコピー、刺さるわ」
「この箔押し、いいなぁ」

本文以外を先にじっくり見てしまうのは職業病。

チェーンの書店に並んでいる本も、面白いものはたくさんあるけれど
ここにある本のほとんどは、作り手が「この本を作りたい」という熱を
ものすごい感じるモノばかりで。

そういう「想い」に触れるたび、自分の感性がほんとうに震えるし
やっぱり「本っていいなぁ」って、思うし
僕は出版社や書店にめちゃくちゃ詳しいわけでもないけれど
それでも自分は「本が好き」なんだなと、思わされる瞬間がそこにあった。


こういうイベント、出店側にも立ったことはあったけれど
一般の参加者として、本のイベントに来たのはこれが初めてで。

ずっと立ち止まってしまうブースもあったけれど
やっぱりこれだけたくさんの本が置かれていると
なかなか「本と出逢う」のが、難しいな、と、僕は感じた。

ただ本を並べても、たまたま出逢える場合もあるけれど
人に紹介してもらったり、声を掛けてもらったりしないと
目に留まらない。

改めて「見せ方」や「伝え方」は
せっかくの良い本を届けるためにも、
必要なことなんだなと久しぶりに感じた。

そういうコトをすごく考えていた時期があったからこそ、気付いたこと。
これから先、自分で何かを表現して作ったとき
"届ける側" になったとき、改めて通る道なんだなと、思う。


ご縁で詩集を何冊か購入。
最近は積読がすごいことになっているので
ちょっとずつでも読みたいけれど
本をあえて「寝かせる」のも、アリだなと思いつつ
早く読まなければと自分を急かす。

結局のところ、どういう道を辿っても
「本」との繋がりは、もう切れないんだなと感じる日々。

紙の本は、これからも消えることはない。
むしろ、これからの時代、需要は増えると思う。

今日見た、たくさんの「想い」を発した本たちを見て
そう確信した。

いいよね、そういう時代。

10代、20代の、若い人にも
「想い」の込められた本を読んでほしい。

「想い」を感じる読書体験をしてもらえるような本を
僕もまた、創ってみたいなと、改めて思う。

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