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余白者の所感 Vol.2

いつも気がつけば、聞き手にまわっている。


「私、いつも話していると聞き手になっちゃうんですよね」
「聞き上手ってよく言われます」
「聞き入っちゃうんですよね」

そういう「聞き上手」な方とお話ししたとしても
僕は絶対に「聞き手にまわる」ことになる。

自分の話をもちろんしたいのだけれど
なぜだろう、いつも、気がつけば聞き手になっていて。
ほんとうに不思議すぎて、なんとも言えないのだけれど。

だからこう、自分の体験や話を掘り下げられたことって
ほんとうに、過去を振り返ってもほとんどない。

いつも話し手ではなく、意図せず、聞き手になるから。

僕はいわゆる、聞き上手になるのだろうか。
線引きはいらないけれど、そっち側なのかもしれない。

話したいことは、たくさんあるのだけれど。
このちょっと変わった特性を、誰かのために生かせないか。
そんなことも、最近は思っていたりする。

そもそも人間は「話したい」生き物だから。
そこは大前提として、では、自分はどうなのか、と。

これまた「在り方」論になってしまうのか。
またつまらぬ思考は、今日も止まらない。

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