深入りするためのインターバルだった(非物質次元を拠点にすること)

正確にどのくらいの間そうだったのか覚えていないが、少なくとも今年(これを書いているのは2021年。年月ごとの記事アーカイブはこちら)に入ってから私はずっと、内側の「静寂」に焦点を合わせることを優先し、いわゆる「スピリチュアル」や「精神世界」と呼ばれる分野において想像されやすいであろう種々の話題、動的側面について言及することが少なくなっていた。

真の自己にアイデンティティーを戻すことを促すという意味では、私の表現は継続していたが、たとえば見えない世界のあれこれといった話は(見えない世界という呼び方も、私は不適切だなと思うけど)ほとんどしなくなっていたはずだ。

この期間は、私自身の日常生活・プライベートの営みに特に変わりはなくとも、こうして記事を書くことをはじめ、これまで仕事と捉え、社会との接点となる活動と考えていたものがクローズしていく感覚があったので、まるで自分の人生のこの先が見えなくなり、それはきっと未知の道に入るからなのだろうと思ってみる一方で、いつ人生が終わってもそれはそれでいいような静かな気持ちになっていた。
このあたりの心境は、◆「何者でもない、を極めていく」や、先月末頃の◆「植物と気が合う・地球人生リタイア疑惑」の中で表現している。

それが、だ。
この5月に入ってから意外な気づきと、納得が訪れた。

うすうす、この展開の開示はあり、自分で不可解に思っていたのだが。
結論から言うと、その期間は私がスピリチュアル・精神世界により深く入るためのインターバル及び浄化期間だったようだ。
(なお、私は長年スピリチュアリティーに携わる仕事をしているが、現在は個人セッションや講座を開催していない。)

どういうことかというと、内的な静寂、真の自己へのひたむきなフォーカスにより、自己内の「浄化」がしっかりと進んでいたのだった。私としては単に、どうしてもほかに真の興味が持てなくなってしまったので、それだけに邁進せざるをえなかったのだが。
ただ、そうであるにも関わらず、先に述べたように不可解だったのは、これまで通りの活動をあきらめて短編小説などの「創作」をしてみれば、それによって見えない世界・非物質領域への感受性が活性化してしまう。しばらくして創作もあまり気が向かなくなって何もせずに過ごしてみれば、なぜか「霊能」や古来の宗教、場合によっては哲学の世界について、これまで以上にそこに表されていることの意味や、「何のことを言っているか、何をしているか」を理解でき、自然と読み解けるので(あるものを、他の信念体系や概念の言語にも翻訳することができる)、面白さを感じていたのだった。

それはかつての自分の理解度とは段違いで(かつてはかつてで、それなりに理解していると思っていたにも関わらずだ)、こうなると自分がスピリチュアリティーを扱う分野から「離れる」流れにいるという認識に逆らっている気もした。そこが不可解だったのだ。
自分としては、もう未練がないと思っているのに、なぜ、と。

もちろん、スピリチュアリティーというのはすべての存在に内在しており、特にスピリチュアルとか精神世界と呼ばれる分野に興味がなくともスピリチュアルな感性や理解を持っている人は大勢いる。意識していなくても、誰もがスピリチュアリティーを日々に表現してもいる。
この点で、私が専門家として活動せずとも、今後別の仕事や生活をしながらスピリチュアリティーを体現していくということは十分ありえる。

しかし今月の6日に、私の非物質的なヘルパー(一般に天使やガイドと呼ばれる)の見え方が変化し、これまで以上に鮮明に密接に共に活動するようになったことを機に、「私は、これからもスピリチュアルな仕事をするのかもしれない」という可能性を受け入れた。
★ヘルパーに関するこの体験は、◇5月10日のブログ記事内で簡潔にふれている。なお、内的な静寂に主な焦点をあてていた期間ももちろん、ヘルパーとの交流は継続していた。

私自身の周波数が変化したために、見えない次元・非物質次元は以前よりもよりいっそう確かな経験になった。私の現実の足場は、ますます非物質次元主体に移り、ヘルパーチーム(どなたにも、非物質的なヘルパーのチームがいる)との連携が大切であるとこれまで以上に実感している。

最近では、新しく加わったか、今まで私が気づかずにいたかというヘルパーのメンバーも認識していて、どんな存在なんだろう、何を一緒にしていくんだろうと知っていく面白さを味わっている。

次元が変わるということは

次元が変わるということは、あなたの中の「リアリティー」の置き所が移るということだ。
地球が次元上昇するとか、世界が変わるという認識で変化を捉えている人もいるかもしれないが、もし、あなたにそのように見える・体験されるとしても、実態は「あなた自身のリアリティーが、非物質次元に移る」ということなのだ。

あなたは今、物理的な体験、物質世界を自分の「リアリティー」と感じてはいないだろうか? それを「本当の体験」とし、自分自身の生きている拠点なのだと感じていないだろうか。
すると、それを軸に、相対的に、眠っている間に経験しているのは「夢」だとか、これは想像なのだとか、これは白昼夢だとか、定義付けしている。

あなたの体現する周波数が上がるということは非物質次元、つまり、あなたの考えや感情が形を持つ次元が確かなリアリティーになるということだ。
あなたのリアリティーの拠点がそこに移るということだ。

私がここのところ、「分離という観念を信じているエゴ」を根本から無効にする方法を連続的に記事で取り上げていたのは、あなたの想念が形を持つ次元では、誤った思い込み、恐れもそのまま(物質次元よりも素早く)あなたの「リアル」な経験になってしまうからだ。
あなたが自分の思考や感情を恐れていたら、非物質次元を拠点にすることはできないし、それらを自分で扱える姿勢とスキルが整っていなければ、やはり危険を感じてあなた自身の中の移行の「許可」は下りない。安全弁が働くということだ。

それはともかく、今後は非物質次元の仲間たちとの交流の楽しさや、遊びの部分もシェアしていけたらいいなぁと私は今思っている。


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