ひらがなドリル選びに失敗した話
さて、「お勉強してみたい!」と言い出した息子。
空間認知力や推理・思考能力などを育むドリルは軽快に解きまくっていたのだが、同時に購入したひらがな練習用ドリルはチョイスをミスってしまった。
■ドリルのレベルを誤ってしまった!
ささっと雑に文字を書きがちな息子に、せめて他人が読める程度にはきれいな文字を書けるようになってほしい、と思い購入したこのドリル。
実際内容をみてみると、これをちゃんとやれば
整った文字を書けるようになると思われた。
が、これが息子にはまだ早かった……!
まだ息子は、「鉛筆で文字を書く」の不慣れな状態。
「ひらがなも一通り読めるし、簡単な計算なら出来るから問題ないだろう」と考えていた私は「そもそも書くことに不慣れ」という可能性を見落としていた。「読める」と「書ける」は大違い。それが失敗の元。
本書はとてもよくできているのだが、本書が求める「文字の形をよくみて」「書いてあるコツを理解しながら」「再現する」のをこなすのはまだ息子には早かった。
ドリルに取り組んではくれるが、ただひらがなを書くのにとどまってしまう。
それではこのドリルの良さを活かせない。
このドリルは、ひととおりひらがなが書けるうえで
整えて書けるようになりたい子や、丁寧に物事に
取り組む子向きだ。
私のチョイスミスだ!!と反省した。
そこで、今度はこちらのドリルを買ってみた。
こちらはベーシックなひらがなの練習ができるドリル。
運筆の練習ができたり、迷路を楽しめたりするページもある。
これが、付録のシールのおかげでヒットした!
■ごほうびシールが貼りたい!
こちらのドリルにはすみっコぐらしのかわいいシールがついてくる。
1ページごとに終わると貼れるしくみだ。
ひらがなの書き取りはどうしても単調な作業なので、やる気を持続させるのは難しい。
そこでまずは、「このドリルを買ってみたんだ〜」ど息子の前でぱらぱらめくってみて、子の興味を引いたページから始めてみることにした。
まず「やりたい!」となったのが、迷路のページ。
迷路好きだもんね。そこを解いているうちに、私がシールの仕組みに気づいた。遅いが。
そこで「終わったらここにシール貼るんだって」と声をかけると、
「えっ、シール!?」
「シールなんてあった?」
「あ、あった!!!」
「えっ、どれもかわいい〜〜」
「いっぱい貼りたい!!」
と息子のテンションが爆上がりし、前からモリモリ解き始めたのだった。
シールとかわいいものはいつだって子どもたちの味方である。
■書き順がアクロバティックなんだなぁ
息子が解くのを隣で見ていると、書き順がなかなかアクロバティックなことに気づいた。
「す」は丸まっている部分を後付けするし、「う」はなぜか点を最後に持ってくる。
ちゃんと書き順を示す番号がふってあるのだが、華麗にスルー。
一文字書くだけなら最終的に完成すればいいけれど、文章を書く時や、話を聞きながらメモを取る際には書き順通りのほうがやりやすいんじゃないかなぁ。
と思い説明するも、なかなかご納得いただけなかった。
まぁ最初はこんなもんだろう。
「書き順を身につける」というのも案外大事だし、放っておけばどうにかなるもんでもないようだ、と気づいた出来事だった。
■早くも飽き始めているが、気長に取り組もう
実は最近は、モリモリ解いていた空間認知能力や思考力を育むドリルもほとんど手をつけていない。
今は将棋にハマっているようで、保育園にお迎えにいくといつもマスター将棋を指している。
家にも買ったのだが、私も将棋をした事がなかったので息子に勝てない。ちょっとくやしい。
ドリルについては、また興味が湧いた時に取り組めたらと、のんびりかまえておこうと思う。
小学校入学までに、「鉛筆で書く」ことにある程度慣れ、「ひらがなを書き順通りに書ける」ようになっていたらいいな。
それにしても子育てをしていると、当たり前のように知っている事や出来ることも、実は誰かがちゃんと教えてくれていたんだと実感しますね。
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