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5歳息子に「お勉強ブーム」がやってきた!

「お勉強したい!」


と5歳息子が突然言い出した。

はじめて歩き始めた頃、目をらんらんと輝かせ「あ〜〜〜!!」と嬉しそうな声をあげながらぽてぽて歩いていたように、

走れるようになってからは、動きまわれるのが嬉しいのか、ただひたすら走りまわっていたように

息子は今、一心不乱にドリルを解きまくっている。

✏️✏️✏️

保育園のお友達が何らかの学習をしているのだろう。みんなやっているんだって、僕もやってみたいな~! と「お勉強してみたい」と息子が言い出した。

私は先取学習にはあまり関心がなかったのだが、本人がやりたいというのにわざわざ制限することもないだろう。何かやってみるのもいいかもしれない。

ここのところ急激に知性が発達して、複雑な物語も理解できるようになっており、刺激を欲しているようにも見えたからだ。

▼先取り学習より心身の発達が今は優先と考えていた

そこでネットで情報を集め、こちらのドリルを購入してみた。

▲「空間認知力や推理・思考能力などの知能、いわゆる"見えない学力"」を伸ばすドリルとのこと

■夢中で解きまくる息子

初めてドリルを渡した日はすごかった。
日曜日の朝、ヒーロー番組が終わったら取り組み始めて、一気に10枚。

その後、外遊びに出かけて、4時間近く夫と歩き倒し
遅めの昼食をとった後、また数枚。

お風呂に入って、また数枚。

軽めの夕食を取って、また数枚。

なんと寝る直前まで解き、「ここまでにしようね」
といってようやく辞めた。

結局初日で半分近く解いてしまったのだ。

翌朝は平日だったが、朝起きてからもドリルを解こうとしたらしい。

熱意が、すごい。

正直、全然やらないこともあるんじゃないかと思っていたので驚いた。

おそらく

・本人がやりたいと思っていた
・たまに間違える程度の丁度良い難しさ
・知性が発達し刺激を求めている状態

という、自発性があり、難易度が合い、受け入れ態勢も整っていたという「ちょうどいい」が重なった結果だと思われる。

「勉強」というとなんだか煩わしいイメージがあるけれども、本来知識欲を満たされることは喜びなのだと感じさせる出来事だった。

■鉛筆削りにハマる息子

ひらがなは一通り読め、簡単な計算ならできる息子は割とすいすい解いていたけれども、とにかく運筆が苦手なことがわかった。

まだ鉛筆を使って、手で書くことに慣れていないのだ。

入学前学習って別にやらなくていいんじゃない、くらいの気持ちでいたけれど

・筆記用具の扱いに慣れる
・解いて、書くという作業に慣れる
・机に向かうのに慣れる

という意味では必要だったかも、と認識を改めた。

面白かったのは息子が「鉛筆削り」にハマったことだ。

小さな手動の道具で鉛筆の形が変わったり、ひらひらとした削りかすが出るのが面白いらしく、たいして減ってもいないのにどんどん削ってしまう。

おかげで家に帰ってくるとなんとなく鉛筆の香りがするし、ゴミを捨てる時気をつけないと削りかすを吸い込みそうになる。

▲こちらの太めの鉛筆と鉛筆削りのセットを購入

両側削りたい、というのを最初は使いにくくなるからと止めたけれども、それでもやりたい様子だったのでやらせてみたら、うっかりおでこを刺してしまったり、顔に線を引いてしまったりして2人で笑いあった。

顔にも線をひいちゃった息子

「これなんだか動かしやすい」と色鉛筆とは違う書き心地を味わっていたし、消しゴムで消せるのも楽しいよう。

ドリルを解いた後は手が真っ黒になって(なぜか顔も)、こうなるよね~~と笑いあったが、子どもが触った場所が全て黒くなり、まず終わったら手を洗うべきだと学んだ。

■親子のコミュニケーションにもなる

買ったドリルは問題文を親が読んで子どもが解く形態だったので、隣について、説明しながら進めることとなった。

子どもがどこでつまづくか、何が得意かよくわかったし、「どう説明したらいいのだろう」「間違いは、どういう言葉で指摘したらやる気を失わずに済むかな」などと考えて私にもなかなか刺激的だった。

大人の自分でもすぐにはわからない問題もあったりして、一緒に解くのも面白い。

影のでき方、風の影響を答える問題にとりくみながら、普段、保育園に預けていて一緒にいる時間が短いので、何気ない日常の出来事や現象について声をかけたり関心を寄せたりする機会が少なかったなぁと気づけたりもした。

ひとまず今は、「鉛筆で書くこと」に慣れることを第一に、解答の正確さはあまり求めずに進めていこうと思う。

驚いたことに、保育園から帰ってきても息子は「お勉強する~」と自らドリルを取り出す。

最近は難しい問題も増えてきて、「わからない……」としょんぼりすることも。

あまり失敗したがらず、完璧主義の傾向のある息子なので、

「最初はわからないことが沢山あってふつうだよ。ひとつひとつ、知っていけばいいんだよ」

と声をかけると

「ママもひとつひとつ、知っていたの?」

というので

「そうだよ。今でもわからないことだらけだよ~~!」

と言ったら嘘だろ、まじかよと若干絶望したような顔つきになっていた。
うんうん、いいぞいいぞ。

知ることには果てがなく、わからないことは尽きない。

けれども知ることはとてつもなく楽しく、面白いことである。

と、私は思う。

今は息子の中で「お勉強フィーバー」のようなので、なるべくサポートしたいと思う。

ある日突然飽きる心の準備も、どこかでしながら。

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