民主主義は正義か
以前、私はこんな記事を書いた。
今回の記事は、前述の記事の反対側からのお話、といった感じになるだろう。
さて、皆さんは民主主義=正義、だとお考えだろうか。
前述の記事にも同じような事を書いたが、私は必ずしも民主主義=正義ではない、と考える。
理由は簡単。
問題は、民主主義では多数決が原則とされる点にある。
まず、多数決だと少数者の意見が反映されにくくなる。
過去の国会での、いわゆる強行採決なんてのを見ても、これは明らかだろう。
少数者の意見が反映されにくい、というだけにとどまればまだマシである。
場合によっては、少数者が抑圧される場合もあり得る。
もっとも、日本の場合は、あまりにも酷いものについては裁判所が是正するだろうが。
また、多数決=正解、とは必ずしも言えない。
人間は集団で間違いを犯す事も多々ある。
例えば、ヒトラーに権力を握らせた当時のドイツ国民の多数派の判断は、正しかったと言えるだろうか。
少なくとも、私はそうは思えない。
そんな民主主義だが、以前の記事でも書いた通り、独裁と比較してリスクが低いため、現在多くの国で支持されているのだろう。
私は民主主義と独裁との中間的な政治体制が理想だと考えるが、残念ながらその具体的な制度の在り方は思い付かない。
少数者の意見が尊重され、かつ集団として正確な意思決定ができる政治体制…。
こんなものは理想でしかないのだろうか。
今回はこんな感じで終わりたい。
コメント等あればお願いします。
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