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39年前のTシャツたち①「愛らしいタッチの風景画が魅力のTシャツ」

ネットオークションやフリマアプリなどで「昭和レトロ Tシャツ」あるいは「昭和ファンシー Tシャツ」と商品を検索すると、いつも検索結果に「コレジャナイ」感を抱くとともに「こうして歴史は忘れ去られていくんだな」と嘆きたくもなります。

ここで、正真正銘の昭和のTシャツをご紹介すべく、記事を書いてみることにいたしました。

まずは、今から39年前、私が中学3年のころに購入したTシャツたちをご紹介します。

どのTシャツも、風合いやプリントのデザインに味わいがあり、一度手放したら二度と手に入らないものばかりです。

今回ご紹介するのは、こちら↓

それでは、まいりましょう。

購入時の背景や様子

こちらのTシャツは、昭和60年の4月末に購入したものです。

当時、何するにも奥手だった私が、中学3年になって初めて小遣いを握りしめて、電車に乗って2つ先の町田まで出かけて、自分で選んで買ってきました。

今はもうなくなってしまいましたが「キムラヤ」というディスカウントショップで見つけたものです。

中学時代、みんなが着ているようなプリントTシャツが欲しくて欲しくてたまりませんでしたが、母が子供の自立を許さない傾向にあったこともあり、なかなか叶いませんでした。

中学3年になって、ようやく自分で電車に乗って買い物に出かけることを許してもらい、その第1号となったプリントTシャツです。

どの絵柄にしようか迷っていたとき、キムラヤの店頭でこちらのサンプル品を見つけ、絵柄に惚れて購入しました。

デザインについて

海辺の見えるテラスのイラストが、パステル調で描かれているところが、80年代らしさを醸し出しています。

プリント部分をもう少し拡大してみましょう。

イラストの下の方に、淡いピンクのポップな書体で"LOOK AROUND"と弧を描くようにあしらわれ、その下に淡い水色で、セリフ体と手書きによる英文が書かれているところも良い感じです。

3種類の書体が使われているところが味わい深いですね。

セリフ体の部分は「なんて美しい光景でしょう」と、そして手書きの部分には「きらめく海と太陽の光を見ることができます」と英語で書かれており、いずれも、イラストと一致するものとなっております。

このTシャツの思い出

こちらのTシャツは、あるときには普段着のインナーとして、またあるときにはアルバイトや部活などに、一年を通して様々なシーンで着ていました。

高校1年のころ、下は短パン姿になりながら、プールの監視員のアルバイトをしていたとき、注意しても言うことを聞かないク〇ガキに手を焼いたことが思い出されます。

あと、高校2年生の夏休みに、このTシャツをインナー代わりに着て、原付免許を取りに行きました。

その他、学校ジャージの下に着て部活に参加したり、落書きされてしまったりするなど(個人名も入っているため全体は映せません)、いろいろな思い出が詰まっており、手放すことのできない一枚です。

まとめ

80年代というと、ファッションや文房具などにおいて、パステルカラーが流行っていた記憶があります。

巷には可愛いタッチの絵柄をあしらった商品が溢れておりました。

このTシャツが、当時の生き証人として、末永く後世まで残り続けてくれることを願ってやみません。

次回も、39年前のレアなTシャツをご紹介しますので、乞うご期待!

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