生ポール。

ポール・マッカートニーの名古屋公演を見た。実家近くのナゴヤドームにビートルズのメンバーが来るなんて、今まで想像したことがなかった。ビートルズは死ぬほど聴いたし、ソロのライブ音源も耳コピするくらい聴きこんできた。それでも生で観ることができるなんて、生で彼の音楽が聴けるなんて考えたこともなかった。

Here Today という曲がある。ジョンレノンへの追悼の曲だ。僕はこの曲をよく聴いていたけど、背景や歌詞を意識していなかった。ジョンに捧げた曲だというのは、今日ポールがMCで語るまで知らなかった。

「この曲は会話形式で書かれているんだ。僕らができなかった会話をね。」

この曲を歌っている間の彼は、エネルギッシュなロックンローラーではなく、親しい人を亡くした銃社会の被害者のひとりに見えた。

悲しい歌だけれど彼には歌い続けてほしい。

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