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『毛糸だま特別編集 美しき世界手芸紀行』ちょこっと感想

(毛糸だま編集部『毛糸だま特別編集 美しき世界手芸紀行』日本ヴォーグ社、2023年)

図書館の展示棚で、繊細な彫刻がほどこされた貝細工の表紙と「美しき世界手芸紀行」というタイトルが目を引き、借りてきた本。

写真がいっぱい、かつ物語を感じる文章がセットになっている本は大好き。

世界には素敵な手仕事がたくさんある!と興味を引かれると同時に、それにかかわる日本人の方たちの紹介もあり、「わあ、いいなあ。私も自分の好きなことで世界を股に掛けたい!」と憧れてしまう。

見どころはたくさんあったが、気になったのは興味のある中東~中央アジア地域。ウズベキスタンのイカット(絣(かすり)織物)が、漫画『乙嫁語り』でアラル海周辺で出てきたやつに似てる!と気付きがあったり、イランの手編み靴下で有名な村の、岩肌に沿うような家々に雪がうっすら積もっている様子に感激したり(生で見たい!!)。ほかにも書きたいことはあるけどこのくらいで。

手芸の工芸品そのものの良さだけでなく、それを生み出す地域や人の息づかいもしっかり感じられる、めくるだけでも楽しい素敵な本でした。


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