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1.ワイドとスキニー、あなたが選ぶべきパンツは〜スキニー編〜

こんにちは。


本日は前回お伝えしたファッションの基本について書き始めていきます。


今回のテーマは「ワイドとスキニー、あなたが選ぶべきパンツは」


どちらも今や定番となっており、皆様もそれぞれ一度は履いたことがあるのではないでしょうか。
スキニーと言えば2000年代のディオールオムのクリエイティブ・ディレクターを務めたエディ・スリマンが上下ピタピタの細身のシルエットをコレクションで発表し、それまで主流だったゆったりしたストリートなスタイルの流れを一夜でガラッと変えてしまったのは有名な話。それ以降マス層まで広がり今では男女問わず不変なスタイルとして確立したアイテムですね。

ワイドパンツもここ何年かのオーバーサイズの流れで完全に市民権を得たアイテムです。エフォートレスという言葉も流行ったほど、楽で生活に根付いたファッションという意味でもワイドパンツは適任だと思います。この楽さを知ったら中々手放せないですよね。

スキニーとワイドパンツ、真逆なアイテムでもあるわけですがスタイルアップの面でもどちらも長短があるので説明していきたいと思います。


本日お伝えするのはスキニー。
ピタッと足に吸い付くようなシルエットが特徴。足のラインを隠すのではなく寧ろ見せるパンツということです。
まずはスキニーを履くことで得られるスタイルアップの効果を見ていきましょう。


①引き締め効果により脚が細く見える

②脚が細く見えることで脚長効果も得られる 

この2点に限ると思っています。
ピタッとしたものを履くほど、そして黒などの収縮色を選ぶとよりその効果を感じて頂けます。脚が細いと長く見えるのは分かりやすく感じて頂けるよう例を挙げましょう。朝の調子が良い時の脚と一日仕事をして帰宅した時の浮腫んだ脚を鏡で見比べるとどちらが脚が長く見えるでしょうか。勿論朝の調子の良い時ですよね。

ただ一方で注意点もあります。

①脚のラインを見せるパンツなのでO脚などの脚の形が出てしまったり、脚が太く見えたりする
②基本スキニーは股上が浅い作りなので、腰位置を上げた脚長効果を得ることができない。

③下半身がコンパクトになる分対比で上半身が大きく見える(頭が大きく見える)


そもそもO脚がスタイルの面でなぜ悪いかは、真っ直ぐな方が脚が長くなるからです。実際にO脚を改善して脚が㎝単位で長くなった方もおられます。そのためO脚が目立つことで脚が短く見えてしまいます。
また脚が太く見えるのは先程の話からすると矛盾を感じると思いますが、いくら引き締め効果があると言っても脚のラインを出すパンツなので履くことで自分の足の太さを顕著にしてしまう場合があるということです。
またスキニーは太腿まで密着したシルエットにするため股上が浅く作られており、パンツのウエスト位置を上げ腰位置を高く見せる脚長効果が期待できません。
そして下半身がコンパクトになることで上半身が強調され頭が大きく見えてしまう場合もあります。


このように人によってはスタイルアップどころかスタイルダウンに繋がってしまうケースがあります。スキニーを履いたら脚が短く見えるという声も多く聞きます。 


なのでスキニーパンツを履くことで自分がスタイルアップできているか、ちゃんと履いて鏡で確認して欲しいのです。その際のポイントとして
・上は何も着ない(タンクトップなどのインナーは◯)
・脚だけではなく上半身、頭とのバランスをしっかり見る
・前だけでなく、横、後ろのシルエットも見る


この3つを意識して欲しいのです。
上に何も着ないのは、トップスとのバランスで印象が大きく変わってしまうのでパンツのシルエットがちゃんと自分に合っているかが判断しづらくなるからです。
またパンツを試着するので脚のラインは勿論見ると思うのですが、そこに意識が集中しすぎて全体とのバランスを見ていないケースが多いです。上半身、頭の大きさとのバランスもしっかり確認してください。
またこれは試着やコーディネート全般に言えることなのですが、鏡で見る時に前のシルエットしか確認しない人が本当に多いです。街で見ていると前からのシルエットは綺麗なのに後ろから見ると残念だなと思うことが多々あります。ヒップの見え方なども含めて横から、後ろからちゃんとチェックしましょう。


ただそうは言っても自分はスキニーが好きだし、そのなの関係なく履きたいという方もおられると思います。
実際西洋と比べて体型で劣る日本でもスキニーがスタイルとして浸透しているのはそれだけスキニーにしかない魅力があるということです。
自分が思うスキニーの魅力は、カジュアルパンツでありながら限りなくドレスアップできるパンツということです。細いとドレス、太いとカジュアルという理論は既に他の方が提唱していることなので説明を省きますが、究極に細いシルエットであるスキニーは他のパンツには出せないスタイリッシュさと大人らしさを演出してくれます。それでいてカジュアルパンツなので普段着に合わせやすく全身をカジュアルアイテムで纏めても子供っぽくならない。


そんな魅力溢れるパンツなので、少しでもスタイルアップできる方法をお伝えします。


①O脚が気になる、脚の太さが気になる人

ピタッとしすぎるものが脚のラインや太さを助長するのでシルエットにややゆとりのあるものを選びましょう。最近ではユニクロなどでもスキニーフィットと呼ばれるスキニーの綺麗なシルエットはありながら股上をやや深めに設定した様々な体型の人に履きやすいモデルが出ています。更に脚の太さが気になる方は黒などの収縮色を選ぶことでより軽減されます。


②脚が短く見える人
女性の場合にはヒールを履くのが一番効果的です。
ヒールは脚の長さを伸ばし、身長も高くなるので頭身の意味でもスタイルアップができ、踵が上がることで足が細くなるという良いことづくしの魔法のアイテムです。ただやはり疲れやすく長時間履いていると足が痛くなるなったりもすると思うのでヒールの高さは要検討が必要です。
男性はヒールは中々取り入れづらいと思いますが、パンツの色と靴の色を合わせることで足がつま先まで繋がって見えるため長く見せることが可能です。


③上半身、頭が大きく見える
これは中々難しいのですが上半身が大きく見えてバランスが悪く見えるとき、オーバーサイズのトップスを選ぶとより大きく見えるのでコンパクトなサイジングで選んだ方がバランスが良く見えます。ただ上半身がコンパクトになると顔まわりが対比で大きく見えてしまうので自分の体型に合ったバランスを見つける必要があります。また髪型が横にボリュームがある人は特に頭が大きく見えてしまうので、スキニーを履く時は結ぶ、固めるなどし縦長に意識を置いた髪型にするとバランスが良くなります。


如何でしたでしょうか、ぜひ参考にして頂ければと思います。
何かこの他にも聞いてみたいことや、自分のスタイリングが分からないなどあればお気軽にコメント頂ければと思います。



次回はワイドパンツ編になります。お楽しみに。


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