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2023 J2 第31節 ベガルタ仙台 vs 大宮アルディージャ

11戦勝ちがない仙台がホームに迎えるのは、最下位大宮。もう負けは許されない一戦のスタメンはこちら。

金と真瀬が出場停止のため、福森と蜂須賀がスタメン。福森は14節以来の出場。
大宮は予想通りのスタメンとなった。

試合は、前線の中山が裏を取ったり、起点になることができ仙台ペースで進む。郷家や松崎が決定機を迎えるが、大宮DF陣とGK笠原のビッグセーブを前にゴールを割ることができない。

後半も基本的には仙台ペースで試合が進み、72分に氣田がGKと1対1になるも枠を取られられない。試合を通して大宮に与えたチャンスは、73分のカウンターから室井のシュートと、83分にこちらもカウンターからエヴェルトンがファールで止めたFKくらい。
それでもホームユアスタで負けられない仙台に与えられたアディショナルタイム4分。その4分が経過した中、鎌田のCKからニアでエヴェルトンが合わせてそのまま試合は終了し、ようやく勝ち点3を掴むことに成功した。

前節から改善の兆しが見え始め、今節も試合の入りは良かった。本来であれば、前半で2-0。後半にも1点加えて、アディショナルタイムにダメ押しで4点目、くらいの試合だったのだが、それができていれば、ここまで勝てないこともないわけで、今のチーム状態では精一杯の結果だろう。

ボールを持った時に、誰が引き出し、どこに持っていくのかや、ボールを持たれた時に、誰がどこのスペースを埋め、どこから守備を始めるのかなどがようやく整備され、球際で戦い、走ることができ始めた結果の勝利なので、素直に喜びたい。
しかし、この勝ち点3は確かに大きいのだが、順位を見てもわかる通り、今の立ち位置を劇的に変えたわけではないことも事実。福森のコメントにもあったが、今日の勝ちを薬として、「勝ち続けること」がなによりも大切なこと。まずは、アウェイで大分、ホームで甲府と、仙台よりも順位が上のチームとの対戦が続くが、ホームで勝ち、アウェイで勝ち点を拾うことを念頭に1週間後に期待したい。

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