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2023 J2 第30節 ベガルタ仙台 vs ザスパクサツ群馬

10試合勝ちがなく、未だ泥沼から抜け出せない仙台がホームに迎えるのは8位群馬。これ以上順位を落とさないために、きっかけを掴めるか。スタメンはこちら。

仙台は長澤、齋藤がスタメン。基本陣形は4-4-2だが、ボール保持時は長澤とエヴェルトンが縦関係になる時間もあった。
群馬のスタメンは予想通り。

前半は仙台ペースで試合が進む。ハイプレスもそれなりに引っ掛けられたし、撤退時は4-4-2で構えてスペースを与えない。とりわけ、長澤を中心に戦えていたことが大きく、チーム状態が改善に向かっていることを垣間見れた前半だった。

ただ、大槻監督のコメントを読む限り、前半はある程度仙台を見ていたよう。中塩のコメントからも、前半0-0は群馬の想定内だったようで、後半開始から右サイドで川上と佐藤の関係性に変化を加えると、群馬のギアが上がり、ボールを握る時間が増える。50分の真瀬の退場が大きかったことは言うまでもないが、直後の54分にセットプレーの流れから仕留めたことは大きかった。
さらに、74分には金の不用意なファールからFKを献上し、風間に直接叩き込まれて万事休す。

前節同様、退場で試合の流れを決定づけてしまう、ある意味自滅的な試合となってしまったことは残念だが、これまでより色々整備されいる点が多く、なにより戦えていることはプラス材料。もちろん勝てていないので、それでOKにはならないが、一時期よりは期待できる内容に見えた。

あとは、どこまで自分たちの置かれた状況を自覚し、向き合えるか。プレーオフはもはや夢であり、「J2」に残留するためにハードワークできるかが焦点だろう。
現在の勝ち点は「32」。下を見れば確かに詰まってきてはいるが、やるべきことをやれば、今の仙台の選手たちが持つクオリティを考慮した時、残りの試合で勝ち点を積むことは難しいことではない。
現実的に、勝ち点が45〜50あれば残留は可能で、最低でも4勝を積めば見えてくる数字となる。次節以降の大宮、水戸、千葉、熊本、いわき、秋田、山口と順位が近しいチームとの一戦を確実にモノにしていき、堀監督の元「J2残留」を達成することが今年の至上命題。

次節は最下位大宮とのホームゲーム。出場停止などで、またメンバーが入れ替わるが、生き残るためになにがなんでも勝利して上昇気流に乗りたい。

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