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映像演技メモ2

演劇と映像の舞台の違い

演劇

・演劇は四角や円形の舞台。
・観客はそれぞれが別の場所から別の部分を見ている。
・観客は肉眼で見ているので距離感は人の感覚のまま

映像

・映像はカメラから扇形の範囲が写る。
・すべての観客がカメラを通して同じ位置から同じものを見ている。立ち位置が非常に重要になる。
・レンズでは人間の目と距離感が異なる。肉眼で撮影現場を見ると不自然だが、画面上では自然に見えることも多い。観客からどのように見えているかの感覚を磨く必要がある。

綱渡り

綱渡りごっこは演技とは何かを体感でき、さらに深める訓練法。
足の裏の感触・感覚を想像する。また空気や風景を想像する。平均台やロープの太さ高さや揺れを想像する。
意思に反して落ちれるようになったら上手くいっている。想像で体が自然な反応をしている。これが演技だ。

演技の層

・役者 キャラクターを操る。キャラクターの困難を楽しめる
・キャラクター 役者が生み出した想像上の人物。役者とは別人格なのを忘れないようにする。混同すると演技が止まるか暴走しがち。
・・キャラクターの表面的な感情。喜怒哀楽など、心の動きに言葉でラベルをつけた荒い解釈。
・・キャラクターの生の心の動き。言葉で表現できないほど複雑で微妙な心の動き。例えば同じ怒りの感情などこの世には一つも存在したことはない。ユニークな感情が複雑に様々に絡まっていて、それを後から”怒り”と雑に呼んでいるだけ。
役者はこれを想像で作り出し、心と身体で感じる必要がある。(綱渡りと同じ)


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