(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
『トヨタ経営大全』シリーズも、『1人材開発』、『2企業文化』に続き、最終章『3問題解決』。
突き詰めれば、問題解決。それも、終わりなき、問題解決。
その飽くなき歩みこそ、トヨタの強さの根幹であることが、本書からも滲み出ています。
孔子、そして、トヨタにカイゼンのDNAを根付かせた大野耐一。この2者の言葉にもある通り、現場から前に進み続けること。
トヨタが社内外で、いかにカイゼン、つまり問題解決を実行し続けている方が、具体的に記載されているのには、一読の価値があります。
幾度となく強調されるのは、現場。
現場で、現実と向き合い、変え続けることが不可欠だと。
リーダーに求める特性も然り。口だけの理想家ではなく、徹底した現実家でもあれと。
下記に挙げられてるリーダーの特性を、量産する仕組みがあるとしたら…
それが圧倒的な競争優位性になることは疑いようがありません。
本書は、元々、多分な読書家でもあり、傑出した経営者でもある五常・アンド・カンパニーの慎泰俊さんが取り上げていたことから、知りました。
良い問題(課題)解決には、解決処理能力だけでなく、現実が正確に見えていると同時に、あるべき状態を捉えられていることが必要要素と。
その点において、本シリーズは、企業のあるべき状態(ベスト事例)のイメージを持つのには、極めて優れた内容でした(筆者による具体的な経験と抽象化された理論、その両方を取り込めるため)。
学ぶだけでは、前に進めない。しかし、目の前と向き合うだけでは、先へ行けない。
時間は有限である中、学ばなければ辿り着けない場所があるならば…これからも、その未来を信じて、学び続けて(そして現実を変え続けて)いきたいです。
P.S.
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